いきなりプリンス!でも借金100億!?
ベストセラー作家・浅田次郎原作×超豪華キャストで贈る
人生逆転エンターテインメント!!
桜田通、前田哲監督登壇!
“きさぶ様ハイトーン和歌詠み”練習の再現!
大名倒産スピンオフを作るならミュージカル風?
さらに主演・神木隆之介からサプライズムービーも!
徳川家康の血を引くプリンス、そしてその仲間たちが藩の借金100億円を返すために奮闘する人生逆転エンターテイメント、『大名倒産』。数々のヒット作を⽣み出しているベストセラー作家・浅⽥次郎のノンストップ時代⼩説「⼤名倒産」(⽂春⽂庫刊)を実写映画化した本作だが、先日公開を迎え、満足度93.6%、口コミ推奨度90.7%と観客から非常に高い評価を受け、じわじわと口コミが広がっている。
7月13日、東京・新宿ピカデリーにて、“きさぶ様“こと松平喜三郎役の桜田通と前田哲監督登壇のトークイベント付き上映会を実施した。
<イベントレポート>
本編を観終えたばかりの観客で満席となった会場には、桜田演じる喜三郎こと“きさぶ様”たちの登場を今か今かと待ちわびる空気感に包まれていた。GReeeeNの主題歌「WONDERFUL」が会場に流れ、桜田通と前田監督が登壇。
まずはじめに一言挨拶。神木扮する小四郎の兄、松平家三男の喜三郎役を演じた桜田通は「隣に神木さんも松山さんもいらっしゃらないのでちょっと心細いですが、監督がいらっしゃるということですごい楽しみにしておりました。最後までよろしくお願いいたします。」と挨拶。続いて前田監督は「すごいアウェイ感(笑)視線が全部こっち(桜田側)に向いているような…」とボソッと冗談混じりにつぶやくと「ここが一番ホームですよ!」とすかさず桜田がフォロー。会場にどっと笑いが起こり、トークイベントがスタートした。
観終えたばかりのお客さんの反応が知りたいという桜田の「楽しんでいただけましたか?」という掛け声に応えるように会場いっぱいは大きな拍手に包まれた。複数回鑑賞したお客さんの中には、8回も鑑賞した人がいるということを知った監督は「今日はよく眠れそう」と大満足の様子。
続いて、事前に公式SNSで募集した二人に聞きたい質問の中からランダムに選んで回答していくトークコーナーへ。
「撮影中、松平兄弟の愛に溢れたエピソード」という質問に対し、監督は神木と桜田2人のシーンを挙げ、「実際にプライベートでも仲が良い二人の関係から滲み出る良さが表れていて、回を重ねるごとに良くなっていった」と撮影当時を回顧。桜田は松山について初共演とは思えないほどの空気感に驚いたと話す。「接しやすくしてくださった空気感だったり、僕とりゅう(神木)が話しているところにも自然と入ってきてくださった」と松山・神木のコミュニケーション能力の高さに驚きつつも、「そこに巻き込まれながら一緒に楽しめたので愛に溢れてる現場だと思った」と振り返った。
続いての質問では本作の見どころの一つ、喜三郎がハイトーンで和歌を詠むシーンのボイストレーニング再現のリクエストが。監督の熱血指導のもと練習を重ねたという本シーン。「普段は撮る側だから恥ずかしい」と再現演技には照れ気味な監督の一方でやる気満々な桜田に押され、和歌シーンの練習風景を再現。 「春の野に幼きつくしの子どもらがぴょこぴょこ!顔を出すが如し」と喜三郎の和歌詠みが生披露されると、会場は待ってましたと言わんばかりの拍手で埋め尽くされた。
さらに「喜三郎のスピンオフを作るとしたらどんな作品か?」という問いに対し、監督は「スピンオフはもう僕の中で決まっていて、元気になった喜三郎が殿になった小四郎の地位を取りに行くという設定のミュージカル映画」とまさかの回答。そこに合わせるように桜田は
もう一度喜三郎を演じるとしたら、「今回はずっと病に臥せていたので、元気な喜三郎だったらどういう風に外を歩くだろうなど考えていた。続編ではアクティブな部分をこだわりたい。和歌はラップ調かな、DJは新次郎(松山)かな」とノリノリで理想を語った。
ここでサプライズ!“巻き込まれプリンス”松平小四郎役を演じた主演・神木隆之介から二人への質問ムービーがスクリーンで流れ、桜田は「この(サプライズ)演出は台本になかったぞ、、」と驚きを隠せない様子を見せた。
前田監督へは「撮影の時、「本番!よーいスタート」と基本的には言ったりすることが多い中、前田監督は毎回「ローリング!」とおっしゃるのですが、そう言い出したきっかけは?」という質問を投げかけた。それに対し監督は、「“カメラを回してください”という意味のローリング。かつてはフィルムだったため回してから少し間が必要だった。僕の場合は、役者さんと向き合いたいし集中してもらいたいところでローリングと合図をし切り替えている」と話した。自然に役に入ってもらいたいから最初にカチンコを叩かなかったり、シーンによってスタートの声色も変えているという前田監督のこだわりが語られた。
続いて神木から桜田へは「桜田通にとってプロフェッショナルとは?を伺いたいです。親友として仲良くさせていただいておりますが、がっつり共演させていただくのは今回が初めて。仲が良いからこそ安心してお芝居ができた部分はありますが、プライベートではお芝居のお話をしたことがありません。ぜひここで桜田通のプロフェッショナルを聞きたいです。槙野まん、、小四郎の神木隆之介でした」と現在放送中のNHKの連続テレビ小説「らんまん」の役名を言いかけるという神木の小ボケにどっと湧く会場。そんな中で桜田は、「一人で喜三郎を作っていたわけでは無く、同じ空間にいるプロフェッショナルな方を信じて、一緒にその世界に入っていく」と自身のプロフェッショナルに対する考えを答えると、それに対し監督は、桜田の練習を繰り返す姿を見てその真剣さには驚いたと話す。
そして最後に桜田は「映画が届いていることが何より嬉しくて、これからの自分の自信に繋がると思う。ここにいない神木隆之介はじめ、他の共演者たちやスタッフさん、取材をしてくださったライターさんも皆さん温かい方達ばかりで、そんな作品に携わることができて嬉しく、役者冥利に尽きると思う。公開してなおこんなにたくさんのお客さんが来てくださってとても嬉しい、きっと小四郎や喜三郎、新次郎も喜んでるんじゃないかな。また大名倒産の世界で生きることができる日があったら良いなと思います」と込み上げる想いを吐露した。
前田監督は「通さんと出会えてよかった。喜三郎を膨らませていただいたことには感謝しかない。(観客に向けて)あと20回くらい見ていただければスピンオフも夢じゃないのかな」と挨拶。黄色い歓声と盛大な拍手に包まれる中、トークイベントは幕を閉じた。
(オフィシャルレポートより)
『大名倒産』
【STORY】
越後・丹生山藩の鮭役人の子、間垣小四郎(神木隆之介)は、お人よし過ぎて商売上手とは言えないが、皆に愛され平和に暮らしていた。そんなある日、大勢の役人たちが家にやってくる。驚く小四郎に父・作兵衛(小日向文世)が衝撃の事実を告げる。なんと彼は、<松平>小四郎――徳川家康の血を引く、丹生山藩主の跡継ぎだったのだ!
さらに、実の父・一狐斎(佐藤浩市)は小四郎に国を任せ、さっさと隠居。庶民から殿様へと突然、幸運を手にしたかのように見えた…のもつかの間、実は丹生山藩は25万両(およそ100億円)もの借金を抱えるワケあり藩!困り果てる小四郎に、一狐斎は「大名倒産」を命じる。返済日に藩の倒産を宣言し、借金を踏み倒せば皆助かるというのだ。
しかし・・・実は一狐斎は、息子に全ての責任を押し付け、切腹させるつもりだった!
小四郎に残された道は、100億返済か切腹のみ!人生最大のトラブルに巻き込まれた若きプリンス、一体どうする
――!?
■原作:浅田次郎「大名倒産」(文春文庫刊)
■主演:神木隆之介
■出演:杉咲花、松山ケンイチ、小日向文世/小手伸也、桜田通/宮﨑あおい、浅野忠信/佐藤浩市 ほか
■監督:前田哲
■脚本:丑尾健太郎、稲葉一広
■製作:『大名倒産』製作委員会
■配給:松竹
■公式サイト: movies.shochiku.co.jp/daimyo-tosan/
公式Twitter: @daimyo_tosan
■コピーライト表記:© 2023『大名倒産』製作委員会
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