ドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』と映画『スペンサー ダイアナの決意』の公開を記念し、ダイアナプロジェクト・キックオフイベントが、9月5日、東京・帝国ホテルにて行われ、アンバサダーの米倉涼子と、スペシャル MC として映画コメンテーターの LiLiCoが出席した。
世界中で「ダイアナ・フィーバー」を巻き起こしたダイアナ元皇太子妃。1997年8月31日、交通事故で亡くなり36 歳という短い生涯を駆け抜けた彼女の生き様は世界中の人々に希望と共感を与え今なお愛され続けている。
没後 25 年のメモリアルイヤーを迎えた今年、世界初の劇場ドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』(9/30 公開)と、主演のクリステン・スチュワートが第 94 回アカデミー賞 主演女優賞にノミネートされた 『スペンサー ダイアナの決意』(10/14公開)が続けて全国公開する。このダイアナプロジェクト始動につき、米倉涼子がアンバサダーに就任。
まずは、LiLiCoがスタイリッシュな衣装に身を包み登場すると、「今日は米倉さんが凄いので、私は”純烈”風にしてきました(笑)」と言って報道陣を和ませる。
続いて、米倉がファッションアイコンでもあるダイアナ元妃に敬意を表して、ダイアナ元妃が愛したといわれるパールとダイアのジュエリー(総額1億円分:ミキモト提供)を身に着けて登場! フェンディ―の体の線が浮き立つ黒のタイトな衣装に首元のパールとピアス、ダイアの指輪が美しさをより引き立たせていた。
ジュエリーを身に着けた米倉は「色んな意味で重いです」と笑顔を見せ、「映画の中でも彼女の人生を締め付けるという意味でもパールのネックレスがキーポイントになっていいます」と語り、「彼女の決心、彼女の人生がどうなっていくのか、大事な一品になっていると思います」と続けた。
以前、ダイアナ元皇太子妃の吹替えを担当したことのある米倉だが、衝撃的なニュースから25年経ったこの時期に2作品続けて公開するという意味を考えたという。「カッコ良すぎて意識して見ていた」という米倉。今回アンバサダーに就任し、「とても嬉しいです。もともと尊敬していた彼女が、どうしてあのような結果を迎えたのか、パリやロンドンに行って彼女に会っている人に話を聞きました」と明かし、「ドキュメントから『スペンサー』という順に観るといいかも」と勧めた。
ドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』については「結婚から亡くなるまで、全てが凝縮している。25年も経ったのかと思うくらい。ずっと見届けられたという気持ちになる素晴らしい作品」と絶賛。
LiLiCoも「こんなに映像を出していいの?と思うくらいたくさんの映像があるんです」と驚き、「彼女はいつも誰かに見られていて、まったくのオフの日はなかったと思う」「彼女を思うともう少し自分も頑張れる」と二人で声を揃えた。
さらに米倉は「私は彼女が恋多き人だとは思わないんです。国のためを第一に考えていた人。(少しぐらいの恋)そのくらいいいじゃないかと思っちゃう。彼女がもし生きていたらどんな女性になっていたんだろうと思います」とダイアナ元皇太子妃に思いを馳せた。
また、映画『スペンサー ダイアナの決意』は彼女が決断を下すこととなるクリスマスの3日間の話を描いているが、米倉は「悲しい3日間。衣装も映像も素敵で文化も知ることができるけれど、彼女の窮屈感、悲しさを表現している作品だと思います」と伝え、LiLiCoは「(俳優が)ダイアナに似ているか否か、その上をいって演じている。目の奥の感情はダイアナが乗り移ったんじゃいかと思うくらい」と絶賛。米倉も「彼女の裏腹な感情が全て出されていて破裂しちゃっている」と表現した。
今なおダイアナ元妃愛されている理由を聞かれた米倉は「彼女の発した言葉、行動がたくさんに人に受け継がれている。彼女に影響されている人がとても多いのだと思います」と言い、「女性にも意見をすることができるようになった、パイオニアだと思います」とコメント。「私の道は私が決める」というキャッチコピーと合わせ、彼女の魅力とその存在・影響力の強さを語っていた。
また、『プリンセス・ダイアナ』 のエド・パーキンズ監督からコメント映像も到着し、アンバサダーの米倉に期待。最後にLiLiCoは「声を持つ勇気の大切さを伝えたい」と。米倉は「この作品は頑張る女性、勇気の持てない人も、世界中の人に観てほしいです」とメッセージを送り、アンバサダー任命書を手にフォトセッションに臨んだ。
没後 25 年となる 2022 年、ダイアナ元皇太子妃に迫る映画 2 作品が連続公開
『プリンセス・ダイアナ』 9 月 30 日(金)、TOHO シネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマ ほか全国ロードショー!
『スペンサー ダイアナの決意』 10月14日(金)、TOHO シネマズ 日比谷 ほか全国ロードショー!