映画『Diner ダイナー』のジャパンプレミアが、6月6日、東京・東京国際フォーラムにて行われ、主演の藤原竜也をはじめ、共演の玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、金子ノブアキ、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二と、蜷川実花監督が登壇した。
本作は、平山夢明の小説を蜷川実花監督の手で映画化。極上の料理を目当てに集まる “殺し屋専用の食堂・ダイナー”を舞台に、殺し屋たちが本能を極限まで刺激するゲームを繰り広げるエンターテイメントムービー。元殺し屋の天才シェフ・ボンベロ役を藤原、ダイナーに売られてきたウェイトレス・オオバカナコに玉城、心優しくトラウマを抱える・スキン役を窪田が演じる。
藤原は1997年に、蜷川実花監督の父、故・蜷川幸雄氏演出の舞台「身毒丸」で俳優デビュー。恩師の娘である蜷川実花監督の映画出演となった藤原は「実花さんに『竜也、やろう』って言われたら断る理由が何1つ見当たらない。撮影は本当に大変でしたが、感慨深く、妙な縁を感じるような、僕の人生にとって貴重な時間を過ごさせていただきました」としみじみと振り返った。
蜷川監督は「竜也と一緒にできたのは、私にとって、とってもとっても大きなこと。一緒にできて本当に嬉しかったです!ありがとう!」と感謝の気持ちを吐露。さらに、「男性主演を撮るのも初めてでしたし、今までの自分の得意の題材とは違った作品だったので、どういうふうに挑戦し、それをプラスにしていくかが課題でした」と苦労を明かすも「でも、圧倒的なキャストが揃い、その豪華さをエンターテイメントに変えて、最後にはちゃんとメッセージを残せるように心がけました」と充実感を滲ませた。
今作で藤原と初共演となった玉城は「勝手なイメージで、独特な“藤原節”というのを持たれている方だと思っていたのですが、オンオフがすごくはっきりされている方で、とても優しくしていただきました。ボンベロさんが藤原さんで本当に良かったです」と共演を喜んだ。
キッド役の本郷も、撮影中の藤原について「藤原さんと子役の子がゲームをやっていて、最初は『なんてほほえましい光景なんだ・・・』と思っていたんですけど、藤原さんが『ヨッシャー!』って、大人気なく喜んでいた姿が印象的で(笑)。命かけたゲームくらい喜んでいましたよ」と暴露する。
撮影を振り返り、窪田は「世界観はもちろん、3人(藤原・玉城・窪田)の時はすごく幸せでした。最初はほっこりしていたんですが、それがだんだん崩れていって・・・。僕が悪いんですけど(笑)。その瞬間があったからこそ、バチーンといけたなぁと。最後…あ、ダメですね、言っちゃ(笑)」とネタバレしそうになり慌てる。「僕しばらく倒れているんですが…」と続けると、すかさず藤原が「倒れない!倒れない!」と制止させ、窪田は「竜也さんがすごいんです!」と。なんとか話をまとめ会場の笑いを誘っていた。
カウボーイ役の斎藤は「玉城さんの顔の小ささに驚いた。近くにいるのか遠くにいるのかわからない瞬間が多くて」と話し、玉城を照れさせた。
コフィ役の奥田は、真矢や土屋との共演シーンに触れ、「この2人が美しいのか、恐ろしいのか。今まで見たことのない、“意味不明な物体”を目の当たりにして楽しかったですね」ニンマリ。マリア役の土屋は「真矢さんの殺陣が美しいんです!」と称えると、無礼図役の真矢は「やっぱり竜也様です! 殺陣がとにかく速いんです」と絶賛する。
イベントでは、個性豊かなキャラクターたちに「この中で一番ブッ飛んでいるのは誰?」という問いかけも。登壇者たちがそれぞれに指を指して答える中、窪田に「武田さんです。エロい。そして“美”がすごい」と言われたブロ役の武田は、ちょっと驚いた様子で「ちょっとしたトキメキを感じました。そんな目で見てたんだ!」と嬉しそうに笑っていた。
映画『Diner ダイナー』
藤原竜也 玉城ティナ
窪田正孝 本郷奏多/武田真治 斎藤 工 佐藤江梨子 金子ノブアキ
小栗旬/土屋アンナ/真矢ミキ/奥田瑛二
原作:平山夢明『ダイナー』(ポプラ社「ポプラ文庫」)
脚本:後藤ひろひと 杉山嘉一 蜷川実花
音楽:大沢伸一
監督:蜷川実花
配給:ワーナー・ブラザース映画
クレジット:(C)2019 「Diner ダイナー」製作委員会
蜷川監督フォトクレジット:(C)2019 蜷川実花/映画「Diner ダイナー」製作委員会
公式サイト:http://diner-movie.jp
公式Twitter:@DinerMovie
公式Instagram:@dinermovie #ダイナー
7月5日(金)ダイナー開店!