生田絵梨花、「この映画を全身で体感してほしい」とアピール！ 福山雅治はミュージカル初挑戦に苦労も！ 映画『ウィッシュ』ジャパンプレミアイベント

映画『ウィッシュ』のジャパンプレミアイベントが、11月30日に行われ、日本版声優を務めた生田絵梨花、福山雅治、山寺宏一、檀れいが登壇した。

ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年の記念作となるアニメーション最新作『ウィッシュ』。
ディズニーにとって、原点にして、まさに真髄といえる“アニメーション”。『アナと雪の女王」のスタッフ陣が贈る本作は、ディズニー100 年の歴史の集大成となる新たなドラマティック・ミュージカル。どんな願いも叶う魔法の王国の驚くべき真実をたった一人知ってしまったヒロイン・アーシャが起こす奇跡を描く。

本作の日本版声優として、ヒロインで願い星に選ばれた少女・アーシャ役を生田絵梨花、人々の願いを支配する史上最恐のヴィラン・マグニフィコ王役を福山雅治、アーシャの相棒・子ヤギのバレンティノ役を山寺宏一、国民思いのロサス王国の王妃・アマヤ王妃役の檀れいが務め、生田、福山、檀は本作がディズニー作品の声優初挑戦となる。

この日は、日本版が一般の観客に向けて初お披露目となり、生田は「私自身、小さい頃からディズニー作品が好きで、歌って育ってきたので、記念すべき100周年の作品でこんな役割を仰せ使いましてとても緊張と嬉しさでいっぱいです」感無量の面持ち。そして、「皆さんにこの作品を観ていただける日が来て高揚感でいっぱいです！」と目を輝かせた。

福山は出演が決まったときを振り返り、「驚きました」と一言。「ディズニーのファンも多いし、歴史もあるので、プレッシャーもありましたが、せっかく機会をいただけたのだから、やり切ることが礼儀だと思って、思いっきりやらせていただきました」と胸を張る。

これまでも数々のキャラクターの声を担当してきた山寺だが、「可愛い子ヤギ役は初めてです」と照れ笑いを浮かべつつ、「記念する作品というだけでも緊張しますが、この並びに緊張しております」と言い、「福山さんのモノマネを時々させていただいたことがあり、今日（福山に）怒られるんじゃないかと思ったんですが、とてもやさしく接してくださりました」
と福山に頭を下げると、福山も「いつもお世話になっております」と笑顔で応えていた。

檀は「ディズニー100周年という記念すべき年に参加させていただき、本当に嬉しくて。憧れでもあり、いつかお仕事をしたいと思っていた場所なので、世界中に叫びたいくらいでした」と、ディズニー作品初参加を喜んでいた。

本作の魅力、凄さを問われた山寺は「ディズニー100年の集大成ということで、非常にハードルが上がると思うんですが、そういう気持ちで観てもその想像をはるかに超えてくるすべてが詰まった作品。願いはその人そのものであり、願いを抱くことが大切というテーマ、ストーリーも凄いのですが、それぞれのキャラクターも生き生きとして魅力にあふれ、映像も最新のテクノロジーを使っているんですが、温かく、1枚1枚額縁にいれたように美しい」と賛美。「自分のことは置いといても、日本版凄いです！」と自信満々に言い切った。

福山は自身が演じるヴィランについて、「僕の解釈ですが」と前置きをして「今作におけるマグニフィコ王の役割は“正義”であることはどうあるかを表している存在。ヴィランは悪役ですが、世の中を良くしたいと思っている人。正しさを追求していった結果、正しくない側に転じてしまった。マグニフィコもそうですが、『ウィッシュ』はうすがない作品」と持論を展開。

生田は「この作品はディズニーの過去の作品のオマージュも散りばめられていて、願いを描き続けてきたディズニーがもう一度願いについて考え、私たちに発信してくれていいると思う」と述べ、「歴史も感じつつ、音楽も素晴らしい。聞いているだけで体が動き出したり、胸が熱くなるようなそんなミュージカル体験ができるんです」と本作の魅力をアピール。

生田が歌う劇中歌「ウィッシュ～この願い〜」も注目が集まるが、「凄く力強くてエモーショナルな楽曲ですが、彼女の優しさだったり、躊躇、悩みなどの感情を乗り越えるためのエネルギーだと思って、自身のネガティブな感情もちゃんと味わいながら踏ん張って歌いました」と、楽曲への想いをくちにした生田だった。

福山は本作でミュージカルに初挑戦となったが、「ものすごく大変でした」と言い、「僕は、一応お芝居もやったこともありますし、音楽もやったことあるんですが、ミュージカルという表現はまったく別物。同じ畳の上で道着を着てやるのでも、空手と柔道は違うみたいな･･･なんかそれくらい全然違っていて、声が枯れました。そのくらいエネルギーを使わないと表現できない」と苦労を語っていた。

山寺は「皆さん凄いんです」としながらも、「福山さんはカリスマ。マントに（マグニフィコの意味の）“M”と書かれているんですが、もう、“ましゃ”としか見えない！」とジョークを交えて絶賛していた。

最後に生田は「ディズニーの100年分の想いと願いが詰まった作品。私たちも全身全霊をかけて命を吹き込みました。この美しい映像、愛すべきキャラクター、素晴らしい音楽を劇場で全身で浴びて体感してほしいです」とメッセージを送った。

【ストーリー】
100年のすべてが、この物語に―世紀のドラマティック・ミュージカルが誕生。願いが叶う魔法の王国に暮らす少女アーシャの願いは、100才になる祖父の願いが叶うこと。だが、すべての“願い”は魔法を操る王様に支配されているという衝撃の真実を彼女は知ってしまう。みんなの願いを取り戻したいという、ひたむきな思いに応えたのは、“願い星”のスター。空から舞い降りたスターと、相棒である子ヤギのバレンティノと共に、アーシャは立ち上がる。「願いが、私を強くする」──願い星に選ばれた少女アーシャが、王国に巻き起こす奇跡とは…？

『ウィッシュ』
■監督：クリス・バック『アナと雪の女王』『アナと雪の女王2』、ファウン・ヴィーラスンソーン『アナと雪の女王』『ズートピア』
■脚本：ジェニファー・リー『アナと雪の女王』『アナと雪の女王2』
■音楽：ジュリア・マイケルズ『シュガー・ラッシュ：オンライン』
■製作：ピーター・デル・ヴェッコ『アナと雪の女王』『アナと雪の女王2』、フアン・パブロ・レイジェス『アナと雪の女王2』『ミラベルと魔法だらけの家』
■声の出演:生田絵梨花(アーシャ役)、福山雅治（マグニフィコ役）、山寺宏一（バレンティノ役）、檀れい（アマヤ王妃役）、鹿賀丈史（サビーノ役）
■原題：WISH 全米公開：2023年11月22日
■配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
■コピーライト表記：© 2023 Disney. All Rights Reserved.

１２月１５日（金）全国公開