Open Close

佐藤流司、低血圧でも朝一の撮影頑張った! 「純也は自分から見てもカッコいい!」 映画『ダブルドライブ ~龍の絆~』初日舞台挨拶

DSC_9247

映画『ダブルドライブ ~龍の絆~』の初日舞台挨拶が、9月22日、東京・シネマート新宿にて行われ、主演の佐藤流司をはじめ、共演の藤田玲、木崎ゆりあ、脇知弘が登壇した。

本作は、『ガチバン』『闇金ドッグス』の製作陣が贈る、車が紡ぐ流れ者たちの生き様を描くクライム・カーアクション。前日譚作品『ボーダーライン』に続き、先月公開された『ダブルドライブ ~狼の掟~』に続く、シリーズ第2弾『ダブルドライブ ~龍の絆~』は、多額の借金を抱え、盗難車ビジネスに手を染めた純也が、盗んだ高級車のトランクに監禁された謎の美女との出会いをきっかけに思わぬ事件に巻き込まれていく。主人公・純也役を佐藤、前作に続き純也のバディーとなる我妻アベル役を藤田が務め、DVに苦しむ彦野亜梨紗役を木崎、亜梨紗にDVする住職・利樹役を脇が演じた。

DSC_9184

DSC_9328

登場するやいなや、佐藤は「前回の(『ダブルドライブ ~狼の掟~』)の舞台挨拶で、ヘラヘラした顔していると写りが良くないと学んだので、30分この顔で行きます」と険しい表情を作るも、なぜか会場から笑いが。しかし、登壇者の挨拶の言葉が終わころにはすっかり顔もほぐれていた。フォトセッションタイムが終わると、革ジャンを着ていた佐藤と藤田は「暑い・・・。もう脱いでいいですか?」とTシャツ姿になり、リラックスムードでトークがスタート。

DSC_9203

DSC_9320

主演を務めるも「ダブル主演ですよね?」と藤田に声をかける佐藤。藤田に「『龍』の主役はあなただよ」と諭され、改めて佐藤は「主役っていう立場を非常に重く受け止めました。責任、柔和、友好……気合い十分で臨みました」と語り、「僕、低血圧なので朝一の撮影は大変でした。純也は熱い役なので、そのテンションに持っていくのが・・・本当に。いい経験でした。短期間の撮影でしたが、こんなにステキな作品に仕上がって感動しました」と撮影当時を振り帰りつつ、充実感をのぞかせた。

DSC_9316

DSC_9323

今作でもバディを組む藤田について、佐藤が「アベルは難しい役。僕が自由にやっていても、それを回収して全部対応してくれるんです。玲くんはやっぱりすごいなと」と話すと、藤田は「僕の役はドシっとしていないといけなかったので、軽快な部分は純也に任せていました。低血圧なのに頑張ってくれたなと」とニッコリ。さらに「実は、僕が流司に『このシリーズに出てもらいたい』って声をかけたんです。こういう流司がカッコいい、観たい・・・と思っていた流司が最後にバッチリある。それを観た瞬間に『やってやったぜ!』と思いました。素晴らしい役者さんです!」と絶賛した。

DSC_9194

DSC_9204

そんな二人を隣で立つ木崎も「現場でもお二人(佐藤と藤田)が本当に仲良くて、私は入る隙間もなく、見ているだけでした」と微笑む。そんな木崎は今作で人妻に初挑戦。「初めての人妻役で、いよいよそういう歳になったのかと思いました(笑)」と苦笑いするも、DVを受けているという難しい役どころ。「自分とは正反対の役で、私からしたらあり得ないようなこと。私だったら、DVされたらその倍くらい返しますよ!」と勇ましい一面をのぞかせながら「自分と擦り合わせるのが大変でした」と苦労を明かした。

DSC_9210

夫役の脇は「男として絶対にやっちゃいけないのがDVだと思っているので、それを演るのは正直心が痛かったです」と吐露。役作りのため自身の妻の友達などから情報を収集して務めたと言い、「この映画を観た後に、僕のことを嫌いにならないでください!」と呼びかけ、会場を沸かせた。

DSC_9263

また、佐藤がアーティスト「Ryuji」として結成したバンド「The Brow Beat」の新曲「OVER」が本作の主題歌として使用されている。「OVER」は、本作のために書き下ろされたもので、佐藤が作詞を手がけている。タイトルに込めた思いについて、「限界なんです。自分の歌唱力のポテンシャルも超えちゃってる。歌う時は練習しないといけないくらい」と説明。9月22日0時から配信がスタートしたが、iTunesのロックカテゴリーで1位を獲得! 佐藤は「飛ぶ鳥を落とす勢いです」と自信たっぷり。藤田から「よう自分で言えるなぁ(笑)。カッコいい」と冷やかされる場面も。

DSC_9241

最後に藤田が「純也が奔走してるのを観てるのが楽しかった。いい意味でわかりやすくて、いろんな人が楽しめるファミリー映画です。ぜひ楽しんでください」とアピール。佐藤も「今回、とても純也の魅力あふれる映画になっています。自分自身も純也ってカッコいいなと純粋に思えました。皆さんもそう思っていただけたら嬉しいです。そして、帰りはできれば、(純也の好物の)メロンパンを食べて岐路についてください」とメッセージを残しイベントを締めくくった。

映画『ダブルドライブ ~龍の絆~』ポスタービジュアル

『ダブルドライブ ~龍の絆~』
<ストーリー>
五十嵐純也(佐藤流司)の実家はスクラップ工場を経営している。我妻アベル(藤田玲)と共に逃げるように戻り、工場でバイトすることになった。ところが、多額の借金を抱え、首がまわらない純也は、高級車を次々と盗み盗難車ビジネスに手を染める。裏社会のルートを探し出し、何とか換金に成功し意気揚々と盗難を続けていたが、とある高級車を盗んだ時、そのトランクには手足を縛られた謎の美女・亜梨紗(木﨑ゆりあ)の姿が。この出会いが純也の運命を大きく変えることになる…。

出演:佐藤流司 木﨑ゆりあ 脇 知弘 内野 智 波岡一喜 藤田 玲
監督:元木隆史
脚本:池谷雅夫
企画・配給:AMGエンタテインメント
製作:「ダブルドライブ ~狼の掟&龍の絆~」製作委員会
2018年/日本/カラー/シネマスコープ/74分
(C)2018「ダブルドライブ ~狼の掟&龍の絆~」製作委員会
公式サイト:http://doubledrive-movie.com

注)木崎ゆりあの崎の正式表記は﨑=立つ崎です。

『ダブルドライブ ~龍の絆~』 公開中