2017年 第89回アカデミー賞(R)3部門(作品賞、助演女優賞、脚色賞)ノミネート
宇宙開発史の陰に、世界へ夢と希望をもたらした3人の女性がいた。
全米で昨年末の限定公開を皮切りに大きな評判を呼び、年明けから拡大公開を迎えると『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を抜き去り全米映画興行ランキング1位を獲得。さらに、本年度の第89回アカデミー賞(R)で3部門(作品賞、助演女優賞、脚色賞)にノミネートされるとその勢いは止まるところを知らず、公開から11週連続でのランキングTop10入りを果たすだけでなく、日本でも40億円を突破し大ヒットの『ラ・ラ・ランド』を上回る興行成績を記録している超話題作『ドリーム』がいよいよ日本に上陸する!
元祖リケ女=NASA女?働きウーマン!?
歴史的偉業の陰に存在した、最も意外な貢献者たち
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で第81回アカデミー賞(R)助演女優賞ノミネート、近年はテレビシリーズ「Empire 成功の代償」での活躍が目覚ましいタラジ・P・ヘンソンが主演を務める本作は、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞(R)助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、第89回アカデミー賞(R)作品賞に輝いた『ムーンライト』にも出演している個性派シンガーのジャネール・モネイ、同作『ムーンライト』で見せた熱演により第89回アカデミー賞(R)助演男優賞の栄冠に輝いたことが記憶に新しいマハーシャラ・アリ、さらにケビン・コスナー、キルスティン・ダンストといった実力と実績の確かな大スターたちが息の合った好演を見せていることでも話題を呼んでいる。
監督は、日本でもスマッシュヒットを記録した『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィ。また本作に深く共感し、音楽に加え製作にも名を連ねるのが、11度のグラミー賞に輝く人気実力ともに頂点に立つミュージシャン、ファレル・ウィリアムス。彼の書き下ろした楽曲が、本作にポップでポジティブなテイストを添えている。
日本にも爽やかな感動を届けるに違いない、全ての働く人々に贈る勇気と感動の実話をぜひ劇場でご堪能ください!
【STORY】
東西冷戦下、アメリカとソ連が熾烈な宇宙開発競争を繰り広げている1961年。ヴァージニア州ハンプトンのNASAラングレー研究所では、優秀な頭脳を持つ黒人女性たちが“西計算グループ”に集い、計算手として働いていた。リーダー格のドロシー(オクタヴィア・スペンサー)は管理職への昇進を希望しているが、上司ミッチェル(キルスティン・ダンスト)に「黒人グループには管理職を置かない」とすげなく却下されてしまう。技術部への転属が決まったメアリー(ジャネール・モネイ)はエンジニアを志しているが、黒人である自分には叶わぬ夢だと半ば諦めている。幼い頃から数学の天才少女と見なされてきたキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)は、黒人女性として初めてハリソン(ケビン・コスナー)率いる宇宙特別研究本部に配属されるが、オール白人男性である職場の雰囲気はとげとげしく、そのビルには有色人種用のトイレすらない。それでも、それぞれ家庭を持つ3人は公私共に毎日をひたむきに生き、国家の威信をかけたNASAのマーキュリー計画に貢献しようと奮闘していた。
1961年4月12日、ユーリ・ガガーリンを乗せたソ連のボストーク1号が、史上初めて有人で地球を一周する宇宙飛行を成功させた。ソ連に先を越されたNASAへの猛烈なプレッシャーが高まるなか、劣悪なオフィス環境にじっと耐え、ロケットの打ち上げに欠かせない複雑な計算や解析に取り組んでいたキャサリンは、その類い希な実力をハリソンに認められ、宇宙特別研究本部で中心的な役割を担うようになる。ドロシーは新たに導入されたIBMのコンピュータによるデータ処理の担当に指名された。メアリーも裁判所への誓願が実り、これまで白人専用だった学校で技術者養成プログラムを受けるチャンスを掴む。さらに夫に先立たれ、女手ひとつで3人の子を育ててきたキャサリンは、教会で出会ったジム・ジョンソン中佐(マハーシャラ・アリ)からの誠実なプロポーズを受け入れるのだった。
そして1962年2月20日、宇宙飛行士ジョン・グレンがアメリカ初の地球周回軌道飛行に挑む日がやってきた。ところがその歴史的偉業に全米の注目が集まるなか、打ち上げ直前に想定外のトラブルが発生。コンピュータには任せられないある重大な“計算”を託されたのは、すでに職務を終えて宇宙特別研究本部を離れていたキャサリンだった……。
■監督:セオドア・メルフィ『ヴィンセントが教えてくれたこと』
■脚本:アリソン・シュローダー、セオドア・メルフィ
■製作:ドナ・ジグリオッティ、ピーター・チャーニン、ジェノ・トッピング、ファレル・ウィリアムス、セオドア・メルフィ
■音楽:ハンス・ジマー、ファレル・ウィリアムス、ベンジャミン・ウォールフィシュ
■出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、
ジム・パーソンズ、マハーシャラ・アリ
■邦題:『ドリーム』
■全米公開:2016年12月25日
■原題:Hidden Figures
■配給:20世紀FOX映画
■コピーライト:ⓒ2016Twentieth Century Fox
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/
9月29日(金)、TOHOシネマズシャンテ他、
勇気と感動のロードショー!