高杉真宙 主演映画『笑顔の向こうに』モナコ国際映画祭最優秀作品賞！ 安田聖愛とともに緊急報告会見！ トロフィーを手に「嬉しい出発」

映画『笑顔の向こうに』が、第16回モナコ国際映画祭の最優秀作品賞“エンジェルピースアワード”を受賞。さらに、キャストの丹古母鬼馬二が“助演男優賞”を受賞するというダブル受賞の快挙を受け、12月7日、都内にて緊急報告会見が開かれ、主演の高杉真宙とヒロイの安田聖愛が出席した。

日本歯科医師会の全面協力で制作された本作は、歯科医療をテーマに若者たちの成長を描いた青春物語。容姿端麗、“王子”と呼ばれるほどの歯科技工士・大地役を高杉、新人歯科衛生士で大地の幼なじみの真夏役を安田が演じる。

モナコ国際映画祭に参加していた安田はこの日の昼に帰国。高杉は残念ながら映画祭への参加はできなかったが、現在出演中の舞台「新感線☆RS『メタルマクベス』disc3」の公演を終えて会場に駆け付けた。

トロフィーを手にした高杉は「モナコに行けなかったので、東京で報告を受けました。なかなか実感が湧きませんでしたが、トロフィーをいただいて、やっと、本当にこの作品が最優秀作品賞を受賞したのだと、モナコから飛行機に乗ってここにトロフィーがあるのだと、重みを感じました」としみじみ。助演男優賞を受賞した古母鬼馬二についても「受賞されてとても嬉しかったです。『おめでとうございます』と言いたいです。この作品ではたくさんの素敵な大先輩に囲まれて幸せでした。賞が全てではありませんが、このような最高の結果を得ることができて本当に嬉しいです」と、笑みを浮かべ喜びを口にした。

モナコから帰国した安田は、「作品名が呼ばれた瞬間は、本当にこの作品が選ばれたのかな？と思ってしまいました。ステージに上がってスピーチを始めて、やっと実感がこみ上げて感動しました」と振り返り、「最優秀作品賞は、監督ありき、主演ありき。モナコまで行ったので、何か取れたらいいねって話していたんですけど、まさか最優秀作品賞を取れるとは思っていなかったので、ビックリしました。丹古母さんは、とてもユニークな方なので、モナコでも彼のシーンで笑いが起こっていました」と映画祭の様子を明かした。

帰国後、高杉と安田がどんな会話を交わしたのかと尋ねられると、高杉は「『お～！おめでとうございます』って言われて（笑）、あまり締まらない感じで･･･」と苦笑い。「お土産を買ってきてくれたので嬉しかったです」と言いながら、「できればみんなと一緒に、モナコで『わーっ！』て実感したかったですね」とちょっぴり残念がった。

医療関係者の役を演じるのは初めてという2人だが、高杉は「歯科技工士の役を演じましたが、演じるまではっきりと知らなかった職業だったので、動画を見たり資料を読んだりして勉強しました。撮影の現場で少しずつ理解していきましたが、この映画をたくさんの方に観ていただき、歯科技工士という職業がたくさんの方に伝わり、見た人々の中で将来の職業の選択肢としてこの職業を選んでいただけたらいいなあと思います」とコメント。

安田は「自分の姉が歯科衛生士なので、職業的には身近に感じていました。しかし、撮影で実際に器具を使ってみると、人の口の中に器具を入れて扱うことは怖いと感じましたし、姉の凄さや歯科衛生士さんの大切さと必要さを痛感しました」と、真摯に語る。

今回の受賞を機に、海外への進出を考えるか？と問われると、「できることなら海外の撮影を見てみたいし、現場の空気も感じてみたいです。ただ、自分の中で現実的にできるのか分からないので、そうなれたらいいなという夢ですね」と答えた高杉。安田は「日本の作品でまた海外に行きたいです」と目を輝かせる。

最後に、安田は「モナコの映画祭のテーマが“愛と平和”なので、この作品は映画祭のテーマに沿っていて評価されたのではないかと感じています。こうして海外の方に観ていただけた喜びもありますが、日本で公開されるので、豪華なキャストが揃った本作を色んな世代の方に観ていただき、歯を大事にしようと思う人が増えたらいいなあと思います」と述べ、高杉は「今回、日本の作品が海外の方に認めてもらえたのは嬉しかったです。モナコで賞をいただく嬉しい出発になったので、いいスタートを切ることができたこの映画と一緒に、これからも頑張っていきたいと思います」と、俳優としての決意も新たにメッセージを伝え、会見を締めくくった。

＜ストーリー＞
洗練された美しい歯を作ると評価が高く、容姿も端麗で“王子”と呼ばれるほどの若手歯科技工士の大地（高杉真宙）は、新人歯科衛生士として東京郊外のデンタルクリニックで働き始めた幼なじみの真夏（安田聖愛）と偶然再会する。
個性あふれるクリニックの院長（木村祐一）や歯科医師（辻本祐樹）などからの信頼も厚い大地だったが、金沢で歯科技工所を営む父親（池田鉄洋）に、手がけた義歯を見せると「だからお前は半人前だ」と否定され、同時期に義歯を提供した患者（丹古母鬼馬二）にも自分の歯形と全く合わないと突き返されてしまう。
落ち込んでいる大地を励ましてくれる真夏とも喧嘩をしてしまい・・・。
患者が真に求めていることを突きつけられた大地が見つめた大切なこととは？

高杉真宙
安田聖愛
辻本祐樹　西方凌　濱田英里　ayanonono 木村祐一
池田鉄洋　佐藤藍子　聡太郎　阿部祐二　善知鳥いお　中村昌也　阿部桃子　大出俊　熊切あさ美
藤田朋子　丹古母鬼馬二　大平サブロー　児島美ゆき　中山秀征（特別出演）　秋吉久美子　松原智恵子

原案・製作総指揮：瀬古口精良
監修：8020運動30周年記念事業映画製作チーム
監督：榎本二郎
脚本：川﨑龍太　音楽：フジパシフィックミュージック　音楽監修：上阪伸夫
主題歌：HANDSIGN「ふたりのサイン」（ユニバーサルミュージック）
制作：テンダープロ
配給：テンダープロ/プレシディオ
製作：公益社団法人日本歯科医師会
©公益社団法人日本歯科医師会
＜公式HP＞https://egao-mukou.jp/

2019年2月15日 全国のイオンシネマにて公開