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映画『エスコバル/楽園の掟』 映画公開記念トークイベント!

アカデミー賞受賞俳優ベニチオ・デル・トロが”南米のゴッドファーザー”に!
世紀の麻薬王の光と影に迫るクライムアクション

タイトル

ドロンズ石本と伊高浩昭がコロンビアの危険な秘話を披露!
「コカの葉は合法なので、よく噛んでました」
<3月9日 映画公開記念トークイベント>

2016.0309_エスコバル楽園の掟_イベント

いよいよ今週末3月12日(土)より、コロンビアに実在した伝説の麻薬王パブロ・エスコバルの光と影に迫る『エスコバル/楽園の掟』が公開する。本作は、国会議員として様々な慈善事業に携わり民衆に愛されながらも、その裏では1000人もの殺人に関与する残忍非道な麻薬カルテルのボスとして世界を震撼させたエスコバル。そんな世紀の麻薬王をアカデミー賞受賞俳優のベニチオ・デル・トロが熱演した、手に汗握る極上のクライムアクションだ。このたび、コロンビアにゆかりのあるお2人のゲストを招き、エスコバルについて、そして映画についてたっぷり語ってもらった!

ドロンズ石本と伊高浩昭が登場すると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。伊高が「半分事実、半分フィクションなのが本作の面白いところ」と映画の魅力を語ると、ドロンズ石本も「お店や衣装にすごくリアリティがあって、当時を思い出しながら観ました」と感想を述べた。

ドロンズ石本は、かつて伝説のバラエティ番組「進め!電波少年」で南北アメリカ大陸縦断ヒッチハイクに挑み、コロンビアを旅した過去を持つ。コロンビアで体験した今だから明かせる裏話について聞かれると「コロンビアの首都ボコタと港町カルタヘナを繋ぐコカインルート(コカインを運ぶルート)で野宿したとき、実際に売人がコカインを売りに来ました」と始めから過激なエピソードを披露。さらにそのコカインルートでガソリンスタンドを訪れた際には、現地の人が身を守るため拳銃を携帯している様子を目にして、危険を身にしみて感じたと言う。当時のコロンビアでは日本人=裕福でお金持ち、というイメージが強く、角材を持った男に襲われたこともあるそうだ。「コロンビアはヒッチハイクルートとしてはかなり大変でした…」と当時の苦労を語った。

また、言葉が分からないことが原因で起きた爆笑のエピソードも明かした。スペイン語で「マリコーン」はゲイを意味する。しかしそれを知らないドロンズ石本は、現地の男から「マリコーンだ」と言われ、それを本人の名前だと思ってしまったのだ。「うちに来な、と言われて“マリコーンは親切な人だな~”と思って家に行くと、股間を触られ、ちょっとヤバイ感じになって逃げた」と話すと、会場では大きな笑いが巻き起こった。

『エスコバル 楽園の掟』メインs

エスコバルの存在は映画で初めて知ったというドロンズ石本だが、「現地のおばちゃんがよくコカの葉をくれるので、普通に噛んでた」と述べ、コカの葉はコロンビアでは合法なため、「日本で言う大葉みたいなものですかね」と付け加えた。

それに対し、伊高が、「コカの葉とコカインは別物。コカの葉は南米では栄養剤として民間療法に使用される、“神の葉“だった。それに化学の要素を加え、“悪魔の葉“に変えたのがエスコバルに代表される、麻薬ビジネスなのだ」と解説。ドロンズ石本が「日本人とコロンビア人では、麻薬に対するイメージが全く違うんですかね」と質問すると「コロンビアでは身近に麻薬がある。貧しい人がお金持ちになるためのツールでもある」と、日本では信じがたい現実を語った。さらにエスコバルについて伊高が「エスコバルは下克上の男。邪魔者を消してのし上がるために民間人を乗せた飛行機を爆破し、法務大臣やジャーナリストを次々殺害した。実際に私がコロンビアに駐在していたとき、よく外から爆弾音がした」と言うと会場は驚きに包まれたが、最後にドロンズ石本が「実は僕、コロンビアを意識したコーディネートで来たんです!」と、小さな刺繍が施された爽やかな白シャツとジーンズの短パンというコーディネートのポイントを披露し、和やかな雰囲気の中、トークは幕を閉じた。

『エスコバル 楽園の掟』サブ1s

監督:アンドレア・ディ・ステファノ
製作:ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハッチャーソン
音楽:マックス・リヒター
撮影:ルイ・デヴィッド・サーサンズ
編集:デヴィッド・ブレナー
出演:ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハッチャーソン、クラウディア・トレイザック、ブラディ・コーベット、カルロス・バルデム
2015年/フランス・スペイン・ベルギー・パナマ合作/119分/カラー
原題:Escobar:Paradise Lost
©2014 Chapter 2 – Orange Studio – Pathé Production – Norsean Plus S.L – Paradise Lost Film A.I.E – Nexus Factory – Umedia – Jouror Developpement
公式HP:www.movie-escobar.com
公式FB:https://www.facebook.com/MovieEscobar/
公式TW:https://twitter.com/movie_escobar

3.12(土)よりシネマサンシャイン池袋他全国順次公開