『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』の初日舞台挨拶が、8月5日、東京・丸の内TOEIにて行われ、飯島寛騎、瀬戸利樹、松本享恭、岩永徹也、松田るか、小野塚勇人、甲斐翔真、黒崎レイナと、中澤祥次郎監督が登壇した。
平成仮面ライダーシリーズの18作目となる『仮面ライダーエグゼイド』。テレビシリーズ「仮面ライダーエグゼイド」は、8月27日に最終回が放送されるが、劇場版では先に“真のエンディング”を迎える。
客席に向かって、それぞれの決めセリフを発して挨拶したキャストたち。主人公・宝生永夢役を演じた飯島は「ノーコンティニューでゲームを作るぜ!」と決め、会場を沸かすと満席の会場を見渡しながら「自分の中でようやく夏が始まったなという感じです」と晴れ晴れした笑顔を見せ、公開を喜んだ。
1年間の集大成とも言える本作。1年を通じて変化したことを聞かれると、「少し身長が伸びました」と飯島。「ホントに?」と周りを驚かせるも「仕事面では何も土台ができてなかったので、色々な経験をさせてもらって成長できたと思います」と充実した日々を振り返っていた。瀬戸も「いろんな人に見られる機会が増えてきたので、私生活もしっかりしなくては、という意識が高まりました」と明かした。
岩永は「1年前、ドラマの製作発表では黎斗の役どころを『エリートで頭がいいけど、それを鼻にかけないさわやかな若社長』って言ってたんですが、1年でずいぶん変わりましたよ」と笑う。「1年前は『社長!』と(みなさんが)呼んでくれたんですが、今や『神!』ですよ!」と得意げに話し、会場を沸かした。
一方、ドラマ12話で一度消滅し、35話から復活を果たした小野塚は「僕は客観的に見る機会もあり、観ている方の立場でその熱狂も伝わっていました。だから、復活するときは自分が入ることによってプラスにならないとダメなんだと思った。12話までの貴利矢を持ち込まないで、役を小さくまとめずに広げていくことができました」と真摯に語り、「あと、甥っ子や姪っ子から尊敬のまなざしで見られるようになりましたね。今まで言うことを聞いてくれなかったのに、聞くようになってすごく気分がいいです!」とニッコリ。
また、映画の見どころを聞かれると、永夢の前に黎斗とパラドのガシャットが落ちるシーンをあげた岩永。「永夢が俺のほうを拾ってくれて。あんなにパラドと仲良くしてるのに、神のほうが大事なのかなって思いましたよ」と笑うと、甲斐は飯島に「お前は俺だろ!?」と言い寄る。「単純に、パラドのほうが遠くに落ちてたんですよ(笑)。でも永夢はちゃんとパラドのほう見てるよ」と監督が説明。小野塚が「プールでVRのシーンがあって、みんな盛り上がってるんだけど、僕だけ映ってないんだよね」と拗ねると、「遠~くに映ってるよ」と、ここでも監督がフォロー。小野塚は「それじゃ、確認するためにまた観てくださいね」と観客に声をかけていた。
さらに、この日は飯島に北海道に住む母親からサプライズでの手紙が送られてきた。突然のことで驚きを隠せない様子だったが「考えるよりもまず行動で、これからも自分の可能性を広げてください。大きなプレッシャーを背負いながら、1年間仮面ライダーエグゼイド、宝生永夢役を務め上げてきましたね。寛騎、お疲れ様でした(中略)」と読み上げられると、目を潤ませる飯島。「かあちゃんぽくねぇ~」と照れながらも「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。
そんな飯島の成長ぶりを中澤監督も「この役が決まるまでは北海道でのんびり大学生活を送ってたのに、急にこんなところに放り出されて大変だったろうなと思います。最初は芝居が全然ダメだったけど、日々努力したんだよね。だんだん目つきもキッと鋭くなって、やっと役者の顔になってきた。お母様、飯島寛騎を産んでくださってありがとうございます!」とコメントし、飯島を称えていた。
『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』
【ストーリー】
この世界は平和なのか…?
現実の世界を滅ぼして、VR(仮想現実)空間での支配を企む忍者集団が現れる。絶望から解放される“永遠の天国”を創るために。
「消えゆく小さな命」「忍者仮面ライダー」「光の手裏剣」「夢の大運動会」「バイオテロ」「ピプペポパニック」「I am God」「幻夢VR」「最強のラスボス」ーー
永夢たちは、次々と襲いくる衝撃に打ちのめされていく。果たして運命を変えることができるのか⁉︎
“医療”と“ゲーム”ー異色のモチーフの仮面ライダーは、劇場で真のエンディングを迎える。この物語が本当の結末。そして、劇中に散りばめられた多くの謎は、TVシリーズの物語と密接に結びついている。あなたはこの謎を解き明かせるだろうか?かつて誰も見たことのない驚きの展開を映画館で体感せよ。
公式サイト:http://ex-aid-kyuranger.jp/
大ヒット上映中!!