世界中を魅了し続ける「ハリー・ポッター」の新シリーズ第1作目、映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の大ヒットを記念して、12月21日、東京・新宿バルト9にて、コスプレOK、声援OK、フラッグOK、サイリウムOKの“応援上映”が実施され、上演後に日本語吹替版キャストの宮野真守と伊藤静が舞台挨拶を行った。
エディ・レッドメイン演じる魔法使いニュート・スキャマンダー役を宮野、キャサリン・ウォーターストン演じるティナ役を伊藤が担当した。
応援上映の興奮が冷めやらぬ中、ニュートの格好をした宮野が登場すると大歓声が湧き上がった。ニュートが持つトランクを開けようとする宮野に向かって、伊藤が「変な動物出さないでよ」とティナの声で話すと、「大丈夫だよ･･･開かないんだ。マグル用だから」とニュートの声で返す宮野に、会場は大爆笑。
国内での興行収入が50億円を突破したことが発表されると、宮野は「この盛り上がりは、本当にすごいと思います」と会場を見渡す。ハリウッド映画では異例の応援上映に「こういうふうに映画を楽しむ時代になったんですね」と驚きを隠せない様子。伊藤も「こういう風景を映画館で見たことがないので、貴重な体験をさせてもらいました」とコメント。終始笑いと歓声が絶えず大盛り上りのイベントを楽しむ二人。
声優として実力ある二人だが、複雑な呪文には苦労もあったようで、宮野は「（魔法動物の）ニフラーを捕まえに行くシーンで、『石になれ！』という『ペトリフィカス・トタルス！』というセリフが超ムズいんですよ。何度も録り直しました」と告白。客席に向かってその呪文を唱えると観客がピタッと硬直。「やったー！ みなさんのおかげで魔法使いになれました」と大はしゃぎ。
お気に入りのシーンを聞かれた宮野は、「いっぱいある」と前置きしつつ「ニュートとティナが出会うシーン。ティナに怒られているのに『（髪に）なんか付いてますよ』って言っちゃうニュートの空気の読めなさ(笑)」と答え、「そういう人間性から、キャラクターをひも解いて役作りをしていきました」と振り返った。伊藤は「私は、『アクシオ』しか言ってないから、妹のクイニーがドアを開ける時に『アロホモラ』と唱えるので、その呪文ほしいな」と答えた。
また、二人が一番好きなセリフを生披露するスペシャル企画も。宮野が劇中で魔法動物のオカミーのヒナをあやすシーンを再現。「はいはい、いま行くよ。ほ～ら、いい子だね。ママが来たよ･･･」と甘い声でささやくと、会場からは黄色い声があがった。
一方の伊藤は「ニュートに助けてもらっていたシーンで、魔法動物・デミガイズに言うセリフですが、短いのでよくお聞きください」と言って、『ドゥーガル。目にみえない』と再現。「一発ギャグみたい」と宮野も大ウケし、会場は笑いに包まれていた。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
＜ＳＴＯＲＹ＞
おっちょこちょいで人見知りの魔法使いニュート・スキャマンダーは、動物といる方が気が楽な魔法動物(ビースト)学者。ある日、彼の不思議なトランクから、魔法動物たちが逃げ出した!?街中が前代未聞のパニックに。ニュートは人間界と魔法界、２つの世界の危機を救えるのか!?世界に新たな魔法がかかる――新たな仲間、新たな敵。世紀の大事件が動き出す！
■監督：デイビッド・イェーツ『ハリー・ポッター』シリーズ後半４作品
■原作／脚本：J.K.ローリング
■プロデューサー：デイビッド・ヘイマン『ハリー・ポッター』全８作品、J.K.ローリング
■出演：エディ・レッドメイン『レ・ミゼラブル』、キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、コリン・ファレル
■配給：ワーナー・ブラザース映画
■公式サイト：http://fantasticbeasts.jp
■公式ハッシュタグ：＃ファンタビ
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