Open Close

中村倫也、窪塚洋介からべた褒めされ大感激!「今、酔っ払っちゃいました!」 北川景子の熱演に「あとで爪ください」!? 映画『ファーストラヴ』完成報告イベント

DSC_3133

映画『ファーストラヴ』の完成報告イベントが、1月12日、東京ポートシティ竹芝にて行われ、主演の北川景子をはじめ、共演の中村倫也、芳根京子、窪塚洋介と、堤幸彦監督が登壇した。

島本理生のベストセラー小説「ファーストラヴ」を実写映画化。「動機はそちらで見つけてください」――アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる本作は、予測不能な結末と、タイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマ。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫るサスペンス・ミステリーとなっている。主人公の公認心理師(※)・真壁由紀役を北川景子、由紀の義理の弟で敏腕弁護士・庵野迦葉役を中村倫也、父親殺しの容疑者・聖山環菜役を芳根京子、由紀の夫で迦葉の兄・真壁我聞役を窪塚洋介が演じる。

★メインs

会場に敷かれたレッドカーペットを闊歩して豪華な登場した登壇者たち。

DSC_3092

DSC_3097

本作の出捐にあたり、髪を短くカットして臨んだ北川だが、「ずっと切りたいと思っていたところに、いい機会をいただきました。堤組に参加できただけで舞い上がっていました」と出演を喜び、「本物の心理師の方が見てもちゃんと勉強しているんだなと思っていただけるように臨みました」真摯な姿勢で役と向き合ったと話す。

DSC_3077

DSC_3139

芳根は「主題歌を聴いただけで締め付けられるような気持ちになってしまいました」と語り、北川との共演シーンでは「段取りの時からボロボロ泣いてしまって・・・。監督が1回でOKっておっしゃるので本番に同じことができるか不安になったのですが、(本番でも)北川さんを前にすると自然にボロボロ泣いてしまいました」と、その集中力の高さをうかがわせ、気持ちが入りすぎて、「(ドキドキしすぎて)心臓の音がマイクを拾ってしまって」と明かした。

DSC_3146

そんな芳根を北川は「芳根京子という女優は本当に凄いです。加減してもいいよ・・・というくらい全力投球していた。彼女が爆発してくれればこの作品は成功すると思っていたし、スタッフ含めてみんなが環菜さんを見守っていました」と、芳根を絶賛。堤監督も「かくゆう北川さんも凄い。二人とも涙の魔術師です」と称える。

DSC_3105

DSC_3136

役柄との共通点を聞かれた中村は「顔とか、身長とか…、特に髪質が共通していたかなと思います(笑)」と言っていたずらな笑顔を見せつつも、「弁護士であり、由紀との歴史がある人物ですが台本を読んで、言葉にしない言葉をいっぱい持っているやつだなと思った。人って会話していても違うことを考えていたりすることってあるじゃないですか。上司としゃべっていても、『きょう帰ったら何食べよう』とか考えたり。そういう人としての彩りを意識していました」と述懐。

DSC_3101

また、北川と中村は同い年ということで、中村の印象を聞かれた北川は「同い年と聞いて最初からフランクな感じで接していいのかなと思っていました。あまり緊張しませんでした」と言い、「話もよく合ったし、『窪塚さんてカリスマだよね』と言っていました」と吐露。中村も「緊張したよね」と言うと、すかさず隣に立つ窪塚が「直接言ってよ! 無視されてるかと思ったよ(笑)」とツッコミをいれる一幕も。

北川の印象を中村は「(北川は)もっとツンケンしているかと思っていたけど、全然違いました。フランクというかオープンなマインドを持っていて真面目でストイック。意識の高い人。僕はすぐさぼるから僕と真逆な人だなと(笑)。芳根さんもそう。爪のアカを煎じて飲みたいです。なので、あとで爪ください!」と言って会場の笑いを誘った。

DSC_3064

DSC_3140

12年ぶりの堤組の参加となった窪塚は「監督から『何もしないでくれ』と言われ、これが最後の仕事なのかなと思った(笑)」と最初は不安になったそうだが、「カメラマンで最果ての地に行って人の笑顔を撮ってきたが、それはいま隣にいる人の笑顔と同じなんだということが分かって、一周まわって結果何もやることがない・・ということなんだと監督から聞いて理解しました」と納得し役に臨んだ。

DSC_3108

窪塚との共演について振られた中村は「僕のお兄さん役が窪塚さんと聞いて、(出演を)断ろうかと思ったくらい。恐れ多いというか・・・。今も隣を見られないんです。いちファンということを出さないように、ふわふわした感じを出さないようにと、今も重力を倍にして立ってます。(共演できて)とても光栄でした。もっとガッツリやりたかったという思いもあるけど、そうなったらきっとヘラヘラしちゃう・・・だす」と緊張しきり。中村の“だす”に「いいまとめだね(笑)」と笑う窪塚。

一方の窪塚は、中村と北川で撮影初日に一緒になったキャンパスシーンを振り返り「(中村の演技に)正直言って、驚愕しました。偉そうに聞こえるかもしれないけど、『こんなにできんの!?』って。眉がピクってするところも、瞬きをどこでやっているのかも全部わかっていて自分でコントロールされている感じで、何度も驚かされました。北川さんにも中村くんにもケツを叩かれているようで。役者って面白いけど怖いなと。負けたくねーなと思ってしまいました。でも、監督から『何もするな』と言われていたので、2人に委ねさせてもらって芝居しました」と、二人に絶対的な信頼を寄せていた様子。

さらに、「(中村は)頭いいし、取材を一緒に受けても言葉の選び方だったりセンスもあって、顔も良くて面白くて・・・そりゃ惚れるよね、女は!って思いました・・・だす!」とべた褒めだ。

DSC_3120

DSC_3125

その言葉に中村は「今、もう酔っ払っちゃいました(笑)。うれし恥ずかし、オン、マイ、ハートです! もうフワフワしています? 俺、今日死ぬのかな?(笑)」と大感激していた。

DSC_3156

イベントでは、事前に募集された質問にも答えた登壇者たち。「『ファーストラヴ』というタイトルをどのように感じて演じていましたか?」と問われると、北川は「由紀にとって何だったのかなと考えながら演じていましたが、答えは出ていないままです」と。中村は「苔玉の受け皿のようなものかと」と独特な答えを。芳根は「今はわからない。それが答えでもいいんじゃないかなと思いました」とし、窪塚は「家族、母の愛。それもファーストラヴで、それを受けられた人はとても幸せな人。でもそれは当たり前なことではないし、それを受け取れなかった人は世の中にたくさんいると思うので、人に対しての優しさが少しでも循環させられたらいいと思いました」と持論を展開していた。

ファーストラヴ_本ビジュアル

<あらすじ>
川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。
「動機はそちらで見つけてください。」
容疑者・聖山環菜の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。
事件を取材する公認心理師・真壁由紀は、夫・真壁我聞の弟で弁護士の庵野迦葉とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねるー
二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た「何か」を感じ始めていた。
そして自分の過去を知る迦葉の存在と、環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになるのだが…。

北川景子
中村倫也 芳根京子
板尾創路 石田法嗣 清原翔 ・ 高岡早紀
木村佳乃 窪塚洋介
監督:堤幸彦
脚本:浅野妙子
原作:島本理生『ファーストラヴ』(文春文庫刊)
音楽:Antongiulio Frulio
主題歌・挿入歌:Uru「ファーストラヴ」「無機質」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:『ファーストラヴ』製作委員会 制作:角川大映スタジオ/オフィスクレッシェンド
配給:KADOKAWA Ⓒ2021『ファーストラヴ』製作委員会
公式サイト:https://firstlove-movie.jp/
公式Twitter @firstlove2021
公式Instagram @firstlove2021  #ファーストラヴ

(※)公認心理師とは、2017年の公認心理師法施行により認められた、心理職において国内で初めてとなる国家資格。専門的知識及び技術をもって心の問題を抱えている人およびその周囲の人に対して、心理状態の観察・分析、また解決に向かうための相談・助言・援助を行うことを職務とする。

2021年2月11日(木・祝) 全国ロードショー