2000年代伝説のOVAがスクリーンにCOME BACK!!!
『新世紀エヴァンゲリオン』に続くガイナックス待望の新作として企画され、2000年から2001年にかけて全6巻でリリースされたOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)シリーズ作品『フリクリ』(共同制作:Production I.G)。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズや『トップをねらえ2!』の監督として知られる鶴巻和哉の初監督作品であり、国内DVD販売数は累計約25万本という大ヒットを記録。海外での評価も非常に高く、2003年カナダ・ファンタジア映画祭ではアニメーション部門銅賞を受賞。この国内外の圧倒的な人気を受け、Adult Swim、Production I.Gと東宝により、続編となる新作劇場アニメーション劇場版「フリクリ オルタナ」が9月7日(金)より絶賛公開中です!
9月7日(金)にTOHOシネマズ 上野にて劇場版「フリクリ オルタナ」の初日舞台挨拶が行われました!舞台挨拶にはハルハラ・ハル子役の新谷真弓、監督を務めた上村泰が登壇!本作に関する貴重なエピソードを、溢れんばかりの「フリクリ愛」とともに語り尽くしました!
舞台挨拶が開始しゲストが登壇すると、作品を観たばかりでテンションMAXの満員の観客席からは盛大な拍手と大歓声で迎えられました!トークセッションが始まり、上村監督が「この作品を作るときに、スタッフのみんなに『フリクリ』って何だ?という質問を問いかけたんですが、みんなバラバラな感想を持っていて、みんなの中にそれぞれの『フリクリ』があるんだと思いました。その中で僕の『フリクリ』はこうなんだという熱い思いを持ち、物語の方向性を作るときは、前作のセンチメンタルな部分を描けれたらなと思って作りました」と本作に込めた思いを語りました。
また、新たな「フリクリ」を制作するに当たって、話し合ったことについて新谷は「前作の『フリクリ』は鶴巻監督のプライベートムービーであり、違う人に同じハル子は作れないと思ったので、そういったものに対抗するには上村監督のプライベートムービーを作り、上村監督の描きたいハル子にするしかないのではないでしょうか、というお話をしました」と脚本作りの段階での裏話を語ると、上村監督は「新谷さんからの天の声を頂きました」と語り、会場からは笑い声が沸き起こりました。
トークセッション中、本作のヒロインの河本カナを演じた美山加恋から動画コメントが流され、「カナたちの悶々とした日々を観ながら皆様の青春もこんな感じだったなと思い出して欲しいです」と語ると、新谷は「アフレコのときはいつも『うーん』と悩んでいたんですが、終わった今こうしてみると、やっぱり可愛いですねー!」とデレた様子を見せました。
最後に新谷がファンに向けて「『フリクリ』という作品を長く愛してくださっている皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからどういう展開があるのかわかりませんが『フリクリ』が好きな気持ちを持ち続けてくれたら嬉しいです」と語り、舞台挨拶は大盛況のまま幕を閉じました。
また、劇場版「フリクリ プログレ」が9月28日(金)に劇場公開します。合わせてお楽しみに!
<ゲストコメント>
★本作を制作するにあたって込めた想い
上村泰監督:
この作品を作るときに、スタッフのみんなに「フリクリって何だ?」という質問を問いかけたんですが、みんなバラバラな感想を持っていて、みんなの中にそれぞれの「フリクリ」があるんだと思いました。その中で僕の「フリクリ」はこうなんだという熱い思いを持ち、物語の方向性を作るときは、前作のセンチメンタルな部分を描けれたらなと思って作りました。
★脚本作りの時点でのやり取りについて
新谷真弓:
私は役者なので、本来なら脚本に口を出すのはおこがましいのですが、上村監督からご相談を頂いたときは「本作のハル子は、前作と同じ人物ですか?」とお尋ねしました。前作の「フリクリ」は鶴巻監督のプライベートムービーであり、違う人に同じハル子は作れないと思ったので、そういったものに対抗するには上村監督のプライベートムービーを作り、上村監督の描きたいハル子にするしかないのではないでしょうか、というお話をしました。
★「オルタナ」の見所は?
上村泰監督:
青春映画でセンチメンタルな部分を掘り下げた作品ですが、ただの青春映画で終わらない、そこにハル子という異分子が突っ込んでくるところです。女子高生の、一番モヤモヤしているところというのは普遍的なもので、そこを繊細に描きたいという思いもありました。女子高生4人組を描くのは僕のプライベートな好みですけどね(笑)。
★美山加恋動画コメント
今回の劇場版「フリクリ オルタナ」は、前作とは違った女子高生4人組の日常を丁寧に描いた作品です。カナたちの悶々とした日々を観ながら皆様の青春もこんな感じだったなと思い出して欲しいです。是非本作を楽しんで頂き、劇場版「フリクリ プログレ」にも繋げて頂きたいと思います!ありがとうございました〜!
★美山加恋の動画コメントを見て
新谷真弓:
アフレコのときはいつも「うーん」と悩んでいたんですが、終わった今こうしてみると、やっぱり可愛いですねー!
★締めの一言挨拶
新谷真弓:
「フリクリ」という作品を長く愛してくださっている皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからどういう展開があるのかわかりませんが「フリクリ」が好きな気持ちを持ち続けてくれたら嬉しいです。本日は本当にありがとうございました。
上村泰監督:
今回「オルタナ」が公開になり、次は「プログレ」の公開が待っています。僕は「プログレ」の制作には関わってはいませんが、2作品でひとつの「フリクリ」だと思い、「プログレ」の事も意識して作りました。是非とも「オルタナ」を観て頂いた後に「プログレ」も観て頂いて、自分自身の「フリクリって何だろう?」の答えを探して欲しいです。本日はどうもありがとうございました!
■ABOUT「フリクリ」
全世界待望「フリクリ」の完全新作!
伝説のアニメが再び世界を揺るがす!
2000年、全6巻のOVAとして発表され、たちまち世界中のアニメファンを熱狂させた名作「フリクリ」。鋭いデザインワーク、予測のつかない演出、そして「the pillows」のオルタナティヴ・ロックのメロディーを乗せたダイナミックなアクションシーンの数々は、日本国内だけではなく、全世界に大きなインパクトを与えた。
その「フリクリ」が2018年、新たに劇場版「フリクリ オルタナ」、劇場版「フリクリ プログレ」 として公開される。新作の制作にあたっては、スーパーバイザーを「フリクリ」の生みの親・鶴巻和哉、キャラクター原案を貞本義行が務め、the pillowsが主題歌・挿入歌を提供する。
劇場版「フリクリ オルタナ」の監督には、「幼女戦記」で重厚な戦闘描写を描き、「パンチライン」ではポップな演出を見せた上村泰が務める。そしてOVAシリーズに引き続きハルハラ・ハル子を新谷真弓がパワフルにクレイジーに演じる。
劇場版「フリクリ プログレ」 の監督には、荒井和人・海谷敏久・小川優樹・井端義秀・末澤慧・博史池畠ら6名のフリクリ愛溢れる個性豊かなクリエイターが集結。劇場版「フリクリ プログレ」 ではなんとハル子が二人に分裂する。そのうちの1人、ハルハ・ラハルを林原めぐみが、もう一人のジンユを沢城みゆきが演じる。狂信的なフリクリ愛を持つクリエイターたちによる劇場版「フリクリ オルタナ」、劇場版「フリクリ プログレ」 。ダイナミックでソリッドでポップにスクラップしつつビルディングする本作で、再び世界を驚愕させるー...はず!
■INTRODUCTION 劇場版「フリクリ オルタナ」
モヤついている高校生・河本カナ。嵐のごとく登場するハル子。その時カナの額にお花が生えた!
煙を吐きながら街をぶっ潰すアイロン。毎日が、毎日毎日続いていくと思っていた・・・
力を手に入れたカナはアイロンをぶっ飛ばせるのか!?
■STAFF&CAST CREDIT 劇場版「フリクリ オルタナ」
■スタッフ
監督:上村泰
副監督:鈴木清崇
脚本:岩井秀人
キャラクター原案:貞本義行
キャラクターデザイン:高橋裕一
メカデザイン:押山清高(スタジオドリアン)
衣装デザイン:谷口宏美
プロップデザイン:細越裕治/秋篠Denforword日和(Aki Production)
美術監督:藤井綾香
色彩設計:中村千穂
CGディレクター:さいとうつかさ
撮影監督:頓所信二
編集:神宮司由美
音楽監督・音楽:R・O・N
音響監督:なかのとおる
主題歌:the pillows「Star overhead」
スーパーバイザー:鶴巻和哉
総監督:本広克行
アニメーション制作:Production I.G × NUT × REVOROOT
配給:東宝映像事業部
製作:劇場版フリクリ製作委員会
■キャスト
ハルハラ・ハル子:新谷真弓
河本カナ:美山加恋
辺田友美(ペッツ):吉田有里
矢島聖(ヒジリ―);飯田里穂
本山満(モッさん):田村睦心
須藤 完:小西克幸
佐々木 門:永塚拓馬相田 弁:鈴木崚汰
河本静香:伊藤美紀
河本文太:真坂美帆
デニス用賀:森 功至
木滝真希:松谷彼哉
神田束太:青山穣
劇場版「フリクリ オルタナ」9月7日(金)より絶賛公開中
劇場版「フリクリ プログレ」 9月28日(金)公開
【公式HP】 http://flcl-anime.com
【コピーライト】 © 2018 Production I.G / 東宝