映画『Gメン』の完成披露舞台挨拶が、7月25日、東京・豊洲PITにて行われ、主演の岸優太をはじめ、共演の竜星涼、恒松祐里、矢本悠馬、森本慎太郎、りんたろー。、吉岡里帆、高良健吾、尾上松也、田中圭の豪華キャスト陣と、瑠東東一郎監督が登壇した。
小沢としおの同名マンガを実写映画化した本作は、問題児ばかりが集う武華男子高校1年<G組>に転入してきた 主人公・門松勝太(岸優太)が、<G組>メンバーや上級生ら仲間たちと全力で生きる姿を、大興奮のアクションとアツい友情で描く青春エンターテインメント。
この日は”Gフェス”と題したイベント。ステージ上にキャストたちが一斉に登場すると、会場は悲鳴にも似た歓声に包まれた。
映画初主演となる岸は、自身の役柄について「熱いキャラクターで、誰かのために何かをする感じ。とにかく熱い。あと、ほぼ岸みたいな(笑)。本当にいいやつです」と説明。MCから「ルックス、そっくりですもんね」と言われ、「いけてます。めちゃくちゃ盛れてます」笑顔を見せ、冒頭から会場を沸かせた。
岸と共に1年G組のクラスメイトとして出演した竜星、矢本、森本、りんたろー。。現場の雰囲気を聞かれると「現場では常に喋っていましたよね」と岸。5人共有のグループメールで連絡を取り合っていたそうだが、岸が「いろいろ画像とか共有したりね」と4人に語りかける。りんたろー。が「どんな内容でしたっけ?」と尋ねると、岸は「ちょっと、え、エッチな・・・。本当に・・・かわいいぐらいの」としどろもどろ。「なんか面白いね、みたいな感じで共有してましたよね?」と続けるも、4人は知らん顔。慌てた岸は「え?何?関係ないよって(顔して)。え、俺だけ? 絶対、炎上しますよ。いや、みんなっすよ」と身を乗り出す始末。
それでも、竜星は「そんなのあったっけ?俺はあんまり覚えてないな」と言い、岸は「はい?俺より楽しんでいたじゃないですか!」と反論。森本は「僕たちはお薦めのごはん屋さん送ってたよね」と。矢本も「そうそう」と同調し、りんたろー。も「グループLINE違うんじゃない?」とおどけ、岸をいじる。岸は「ダメですよ。マジでやめてください。俺がただの変態としか思われない」と必死に反抗しながらも、現場での男子校のノリをここでも証明していた。
勝太に密かに恋心を抱く、レディース集団のヘッド・レイナを演じた恒松は、G組の男子たちを「本当に男子高校生のようでした。撮影のお弁当があるのに、みんなでラーメンを食べに行ったりして、皆さんもう学生ではないのに、心をちゃんと高校生にしてるなと思いました」と述懐し、ほほ笑んだ。
G組の担任教師・雨宮瞳を演じた吉岡は「本当に、このまんま。みんな、誰が一番面白いこと言えるかみたいなことも競っていましたね」と明かすと、森本も「その場で考えた一発ギャグをやるっていうのは、めちゃめちゃやってましたね。あんまりウケなかったんですけど」と回顧。すると、岸が「僕も混ざって、ギャグのぶつけ合いで一発芸を・・・」話し出す。すかさず、矢本が「岸、めっちゃおもろいヤツあったよね」と言い、りんたろー。も「Gメンギャグ!」と無茶ぶりを。岸は「最悪な振り、これ最悪な流れですよ」と慌てるも、「え、さらっとやったほうがいいですよね。これは来てくれてありがとうの思いを込めてやらせてください」と前置きし、「か~め~は~め~・・・背水の陣、危ない、危ない」とかめはめ波の「波(は)」を「背水(はいすい)の陣」の言葉につなげ、体を後ろに引く・・・というギャグを披露。会場から拍手喝采を浴びるも「最低ですよ」と嘆いていた。
一方で、5人の先輩でGメンのメンバー・伊達薫と八神紅一を演じた高良と田中。田中は「金髪で、リーゼントで、えりあしが長い役で。アクションもあってヤンキーで高校生・・・、『なんで俺?』と思ったけど、主演が岸くんで、どうしても一緒に岸ともう一度やりたいと思って」と語り、その言葉に岸も感動。
高良と田中は「ずっと、こんな感じでしたね」と5人を見て目を細める。田中は「みんな、いじり合いしてて。岸くんがいじられるのはわかるんだけど、アクションシーンのとき慎太郎くんも意外といじられキャラなんだと思った。慎太郎くんも岸と一緒で会話が成立しないところがあるんだよね(笑)」と暴露。ここぞとばかりに、「慎ちゃんのほうがしてないです」と岸。りんたろー。も「みんなでお薦めの料理屋さんを紹介しあったとき、慎ちゃんだけずっとチェーン店を紹介してた。“焼肉ふたご”とか(笑)」と話し、森本が苦笑いする場面も。
天王会のヘッドで圧倒的な凶暴性の持ち主・加藤侠介を演じた松也は、そんな彼らを「のんきだな~って。ウソですけど(笑)」と見ていたといい、「僕にもこの仲の良さは伝わっていました。でも、人見知りなので、心の中では『バカなことをやってるな(笑)』と思っていましたが、無表情でいました」と言い、最凶なイメージを保っていた様子。
監督は「熱量が凄い。カメラが回っていないときも、みんなが熱量を保っていてくれた。この作品の肝は熱量。それだけは込めたつもりです」とキャスト陣に感謝し、作品の出来栄えに満足げ。
イベントでは、「自分が演じた役以外で演じてみたいキャラクター」という質問に、それぞれがフリップに書いて回答するコーナーも。岸は竜星演じる、超絶イケメン・瀬名の名前を挙げ、「めちゃくちゃモテてるじゃないですか」と。「ま、(自分も)モテてないとは言えないですよね。好きでいてくださっている方はもちろんいらっしゃいますけど。キャーって言われたりすることも、ありがたいことにあるんですけど・・・」と言いながら、「瀬名は女の子とめちゃくちゃ至近距離みたいで。あれだけの大群の女性たちに・・・」と願望を吐露。
八王子のロケのとき、岸が共演者たちに「ファンの方が集まるからご迷惑おかけするかもしれません」と伝えていたものの、実は「オーディエンス0でした」と報告。岸は「思った以上に人気がなかったです」と肩を落とし、会場の笑いを誘っていた。
最後に、岸が観客に向かって「『感じるな、感じろ!』という感じで」と言い、「いや、ごめんなさい。間違えた(笑)」と天然キャラを発揮し、会場は大爆笑。本当は『考えるな、感じろ』と言いたかったようで、「『Gメン』という大船に乗ったつもりで、見終わったあとは思い出トークも止まらないと思います。まずは、『考えるな、感じろ』ですね。お願いします」と呼びかけ、終始笑いの絶えない舞台挨拶を終了した。
映画『Gメン』
<STORY>
名門・私立武華男子高校。4つの女子高に囲まれ、入学すれば“彼女できる率120%”はカタいというこの高校に、「彼女を作る!」という理由ただ一つで転校してきた高校1年生の勝太。しかし、勝太のクラスは、校舎も隔離され教師たちも怯える、問題児集団=【1年G組】だった。荒れ果てた校舎とクセが強すぎなクラスメイト達に唖然とする勝太。自らを“校内の肥えだめ”と自虐するクラスメイトたちに、「もっとプライド持てよ! 這い上がってやろうじゃねえか!」と吠える勝太は、彼女が欲しいという一心だけで、転校早々G組をひとつにしていく。
学年トップクラスA組のエリートで校内イチのイケメン・瀬名との出会い、勝太を目の敵にするレディース集団・多摩黒天使(ブラック・エンジェル)のヘッド・レイナとのロマンス(?)、色々な意味で勝太に迫る2年の伊達、何かと訳知り顔で見守る3年の八神――“モテたい”だけが目的だった勝太だが、空回りしながらも友達想いのまっすぐな勝太の性格に惹かれた仲間たちとなんだかんだで楽しい日々を過ごしていく。しかしそんな勝太たちに、今や都市伝説と化している不良グループ=Gメンが死闘の末に潰したはずの凶悪組織=天王会の魔の手が忍び寄っていた――。
出演:岸 優太 竜星 涼 恒松祐里 矢本悠馬 森本慎太郎 りんたろー。/ 吉岡里帆 高良健吾・尾上松也 田中 圭
原作:小沢としお『Gメン』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)
監督:瑠東東一郎
脚本:加藤正人、丸尾丸一郎
配給:東映
コピーライト:©️2023「Gメン」製作委員会 ©️小沢としお(秋田書店)2015
公式サイト:https://g-men-movie.com/
★Twitter:https://twitter.com/gmen_movie
★ハッシュタグ:#Gメン
2023年8月25日(金)全国ロードショー!!