中村倫也&向井理、昔から変わらない関係に笑顔！ 吉岡里帆は「半年くらい体が痛くて･･･」と回顧！ ゲキ×シネ『狐晴明九尾狩』初日舞台挨拶

ゲキ×シネ『狐晴明九尾狩』の公開初日舞台挨拶が、6月24日、東京・新宿バルト9にて行われ、主演の中村倫也をはじめ、共演の吉岡里帆と向井理が登壇した。

中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇『狐晴明九尾狩』。これまで小説、漫画、映画、ゲームと数多くの作品が生み出されてきた安倍晴明を、“劇団☆新感線”が晴明伝説にひと味もふた味もスパイスを加え、新感線らしいアクション、歌、ダンス、笑いを盛り込み、演出のいのうえひでのりが伝奇ファンタジーとして創り上げた。
2021年の秋に東京と大阪で上演され、大反響を得た作品を映像・音声ともにスクリーン用に編集・ミックスし、ライブの興奮はそのままに、洗練されたクオリティで臨場感あふれる映像に仕上げた。主人公の安倍晴明を中村倫也、狐霊のタオを吉岡里帆、陰陽師宗家の跡取・賀茂利風を向井理が演じる。

中村倫也を主演に劇団☆新感線で何かをやりたいということからスタートし、中島かずきが以前より書きたかったという陰陽師を主人公とした物語となっている本作。中村は「かずきさんとは初めて（のお仕事）だったんですが、（脚本を）読んでいて、なんでこんなに俺のことが分かるのかな？って思うくらい、腑に落ちるセリフとか行動が多かったんです。どうしてだったのか、いつか聞いてみたいですね(笑)」とコメント。

5年ぶりの劇団☆新感線の舞台出演となったが、「劇団☆新感線の方々は、客演を迎え入れるのに慣れている人たちですし、それぞれの担当が決まっているみたい。凄く頼もしいし、安心して甘えられる人たちですね」とニッコリ。

狐霊を演じ、今回始めて劇団☆新感線の舞台に立った吉岡は「もう体の節々が痛かったです。舞台が終わってから半年くらい痛かった･･･」と大きな衣装を着けての演技に苦労を語るも、「強くなっていくことを実感するような痛み。やり切ったという充実感がありました。やっぱりパワフルですね、新感線は(笑)」と述懐。

一方の向井の衣装も注目を集めるが、「僕もあまりに重くて途中で（軽いものに）変えてもらったんですよ」と告白。「でも、どんどん変わっていって強くなっていくので、二幕の最後だけは変更できなかったので一番重いです」と苦笑い。劇団☆新感線の舞台は2回目となるが、「劇団には初めてお会いする方もいたので、凄く楽しかったです。僕らみたいな客演をアレンジしてくれる存在だったので、本当に一生懸命やっているだけでその色に染まっていくようでした」と語った。

また、それぞれの印象を聞かれると、中村は吉岡について「劇団☆新感線の客演の女優さんは、まあ大変なんですよ、色々やらされるので(笑)。それでも一生懸命やれる立派な女優さんだなと思います」と称えつつも、「抜け殻のようになっている里帆ちゃんを見ているのが楽しかったですね(笑)」といたずらな笑顔を見せていた。

吉岡は向井について「以前、ドラマで共演させていただいたことがありますが、変わらないですね、その等身！」と向井のスタイルの良さを絶賛。おもわず中村も「ホント！ 『キャプテン翼』の世界だよ」と同調する場面も。吉岡は「銀と白の衣装が本当に美しくて、悪役だけど神々しいんです。向井さんは森みたいなものを背負って練習場所に入ってこられるんです」と、その爽やかさを強調していた。

向井は、中村を「彼は座長を務めたわけですが、“劇団☆新感線”というジャンルがあるくらいに色付けされている劇団なので、プレッシャーはもちろんあったと思いますが、それよりの感慨深いものがあるんじゃないかなと思って見ていました。肩肘張ってというより、色々楽しんでやっている姿勢で臨んでいるようでした」と、座長としての中村を称賛する。

中村が18～19歳ころで、向井が22～23歳頃に共演の経験もあったそうだが、中村は「まだ、名前があまり知られてないころだったけど、そのころから全然変わらない」と言って二人で顔を見合わせ、向井は「その時も変わらず生意気でしたね」と中村を見て笑った。中村は「その当時、おさむっちの家に遊びにも行ったよね。生田のロフト付きの･･･」と笑顔を見せ、無名だったころから変わらない関係を明かしていた。

『狐晴明九尾狩』
＜物語＞
ときは平安時代の中頃。貴族たちが雅な宮廷生活を送る京の都。
そこで宮廷陰陽師として仕える安倍(あべの)晴(せい)明(めい)（中村倫也）。
人並み外れた陰陽道の才能ゆえに「人と狐の間に生まれた」と噂され、“狐晴明”と呼ばれている。
ある夜、九つの尾を持つ凶星が流れるのを見た彼は急いで参内する。
それは唐の滅亡以降、大陸を戦乱に陥れた九尾の妖狐が日の本に渡ってきた印であった。
しかし、宮廷からうとましく思われている彼は退けられ、九尾の妖狐退治は、大陸で学問を修めて戻った陰陽師宗家の跡取り、賀茂(かもの)利風(としかぜ)（向井 理）に命じられる。
だが、すでに九尾の妖狐は利風を倒し、その身体を乗っ取り内裏に侵入していた。
それを見抜いた晴明は、九尾の妖狐を倒さんと動き出す。
しかし妖狐も利風の記憶や術を利用して、晴明の息の根を止めようとする。
晴明には大陸から妖狐を追ってきた狐霊のタオ（吉岡里帆）たちが加勢。
だが、タオとの因縁を逆手に取った妖狐の策略に翻弄されてしまう。
混沌とする戦いは逆転、また逆転の連続に……！
狩られるのは妖狐か、それとも晴明か。
術と頭脳、そして陰陽師の誇りを懸けた死闘が今、幕を開ける――！

ゲキ×シネ『狐晴明九尾狩』
【作】中島かずき
【演出】いのうえひでのり
【出演】中村倫也 吉岡里帆／浅利陽介 竜星 涼 早乙女友貴
千葉哲也 高田聖子 粟根まこと／向井 理　他
【チケット】当日券：2,200円（税込）
＊特別興行料金につき、各種割引、招待券や無料鑑賞券等は適用不可。
【WEB】http://www.geki-cine.jp/sp/kyubi/
【配給】ヴィレッヂ/ティ·ジョイ
【著作】ヴィレッヂ／劇団☆新感線

新宿バルト9 他、全国にて公開中！

8月19日（金）から「Dolby Cinema TM （ドルビーシネマ）」での上映も決定！
詳細は公式サイトにて！！