映画『ゲネプロ★７』初日舞台挨拶が、4月21日、東京・新宿バルト9にて行われ、主演の三浦海里をはじめ、共演の和田雅成、荒牧慶彦、佐藤流司、染谷俊之、黒羽麻璃央、高野洸の豪華キャスト陣と、提幸彦監督が登壇した。
その名が演劇史に燦然と輝くシェイクスピア劇の主人公たち。ハムレット、シーザー、リア、オセロ、マクベス、ロミオ─。異なる作品を代表する伝説的な登場人物たちが入り乱れて真の主役を奪い合う究極の舞台「シェイクスピア・レジェンズ」。本作は、その舞台に挑む7人の役者の制作発表記者会見からゲネプロ（＝最終リハーサル）までの13日間を描く新感覚ミステリームービー。
ABEMAで2020年9月から配信されたオーディション番組「主役の椅子はオレの椅子」で優勝した新星・三浦海里を主演とし、演劇界トップの実力派である和田雅成、荒牧慶彦、佐藤流司、染谷俊之、黒羽麻璃央、高野洸といった豪華キャスト陣が顔を揃え、鬼才・堤幸彦監督が映画を新たな次元に進化させた。
三浦は、「こういう場に立つことも、その真ん中に立つことも初めてで･･･。いつもは向こう側（客席側）にいるので」と少し緊張した面持ちながら、「自分が大きなスクリーンに居るのも、エンドロールに名前が載っているのも初めての経験だらけで。本当に堤さんはじめ、スタッフの皆さん、キャストの皆さんに支えていただき、この素敵な作品に携われたことを本当に嬉しく思います」と感慨深げに語った。
提監督は「素晴らしいですね。模範的（なトーク）」と茶々を入れつつも、「三浦くんはオーディションを勝ち抜いてきたので、物怖じしない野太さみたいなものと、ちょっと微妙に品がいいところがある。クールと温かさが一緒になっているのが面白かったですね！」と三浦を称える。
劇中では、役者として大ベテランの竹中直人も出演しており、竹中と対峙した和田は「役者としてのエネルギー―があるので、いい圧があって嘘がなく（役として）会話ができました」と共演を喜び、荒牧は「共演させていただくのは2回目ですが、その時もそうですが、すごく砕けた接し方をしてくださるので、凄く演技をやりやすく誘導してくださるんです」と、竹中に感謝する。
監督も「竹中さんはこの業界の全てを背負っているような方。ある種ブラックホールのような頭脳と表情を持ってるので、皆さんと相対した時の化学反応を見たかったんです。この方たちがいるだけでも化学反応があるので、より大きなものが起きた」と満足気。
ZIPANG OPERAとして主題歌も務めている佐藤は、自分の歌が劇場に流れての感想を聞かれると「嬉しいです」と素直な感想を吐露。監督が「曲が凄く力があって、ラストにむけて（曲自体が）ストーリーになっていて良かった」と語り、佐藤も笑顔を見せる。
それぞれの役は、監督から見た当て書きのキャラクターというが、黒羽は「料理好きなのに、ピーラーで人参の皮をむいているだけで」と笑うも、監督は「黒羽麻璃央は僕の中で“いい男キャラクター”なんです。いい男と料理ができるは最強。ずるいですよね」と黒羽の魅力を伝える。
すると、高野について「彼は何と言っても“脇”」とその魅力を話す監督。監督を顔を見合わせて笑う高野は、その理由を「筋トレをずっとやっているんですが、本番直前で、“剃らなきゃだめだな”となって。直前に剃ったんです」と明かし、会場の笑いを誘った。
染谷は、「当て書きって･･･。僕はあんなキャラクターじゃないですよ！(笑)」と、チャラいキャラを演じたことに疑問をぶつける。それでも「楽しかったです。流司に“良かったですね！”って言ってもらったから」と嬉しそう。アクションシーンでは大量の血のりを浴びるが、「あんなに浴びたことはなくて。血のりは味はなかったけど冷たかったです」と振り返っていた。
舞台挨拶のラストは観客とともにフォトセッションに臨んだ登壇者たち。最後まで笑顔が溢れ和気あいあいとした「劇団SEVEN」の7人だった。
※写真は後ほど追加します。
《STORY》
若者から絶大な人気の7人組ユニット＜劇団SEVEN＞。
話題の新作舞台「シェイクスピア・レジェンズ」の準備に向けて、新たなメンバー山井の加入が控える中、カリスマ的リーダーの蘇我が急死する。蘇我を失った劇団は何かが崩れ始め、お互いのミスを責め合い、稽古には身が入らず、信頼関係に亀裂が走る。さらに、“ある秘密”が彼らに告げられたことで、運命の歯車は容赦なく狂い出す。
誰かが俺たちを操っているのか？何者かが劇団に仕掛けた＜罠＞なのか？一人、また一人と、不気味な影が彼らを嘲笑う。とまらない猜疑心と焦燥感。7人の絆を打ち砕こうとする黒幕の正体は？
監督：堤幸彦 脚本：川尻恵太
出演：三浦海里 和田雅成 荒牧慶彦 佐藤流司 染谷俊之 黒羽麻璃央 高野洸
大高洋夫 荒木健太朗 宮下貴浩 輝山立 鷲尾昇 ／ 竹中直人
劇中音楽：ZIPANG OPERA(LDH Records)
制作プロダクション：オフィスクレッシェンド
製作：映画「ゲネプロ★7」製作委員会（ABEMA ネルケプランニング ギャガ ローソンエンタテインメント S-SIZE）
配給：ギャガ
（C）映画「ゲネプロ★7」製作委員会
公式HP：gaga.ne.jp/gene7movie/
公式Twitter：https://twitter.com/Gene7movie @Gene7movie
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