映画『ゴジラ-1.0』のアカデミー賞受賞記念大ヒット御礼舞台挨拶が、3月20日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、本作キャストの神木隆之介、浜辺美波、青木崇高、吉岡秀隆、佐々木蔵之介と、山崎貴監督が登壇した。
日本のみならず世界中を魅了し続けてきた怪獣「ゴジラ」の70周年記念作品であり、日本製作の実写版ゴジラ30作品目となる最新作『ゴジラ-1.0』が、米・ハリウッドにて開催された第96回アカデミー賞にて、日本映画初となる視覚効果賞を受賞! 本作は、焦土と化した戦後の日本を舞台に、突如ゴジラが現れ、残された名もなき人々が生きて抗う姿を描く物語。監督・脚本・VFXを山崎貴が務め、神木隆之介が戦争から生還するも両親を失った敷島浩一、浜辺美波が焼け野原を単身で強く生き、戦争帰りの敷島と出会う大石典子を演じた。
史上初となる全国348館で生中継された本イベント。「タカシー!」「おめでとう!」の声が飛び交うなか、キャストと監督が登場。あらためて、神木が観客とともに「世界のタカシ!おめでとう!」とお祝いの言葉を送ると、「ありがとうございます。こんな結末を迎えるとは思っていなかった。みんなでお祝いできるということは本当にうれしいことです」と照れながらも喜びを表す。
アカデミー賞受賞の反響はキャスト陣にも及んだそうで、神木は「山田裕貴から『おめでとう!ヤバいね!』と一番に(連絡が)来て、中島健人からも「獲ったよ!おめでとう!」とすぐに連絡が来ました」と報告。「会う人、会う人から『おめでとう』と言われています」と、笑顔を見せた。
浜辺は「私はリアルタイムで授賞式を追っていて、本当にびっくりしました。監督が五分五分って言っていたので、大人の方が言う五分五分は(可能性が)20%ぐらいなのかな?と思っていたんです。だから大人しく黙っていようかな・・・と思ったら獲ったので驚きました」と話すと、監督から「そんなことない! 本当に五分五分(だと思った)」とツッコミが入れられ、会場の笑いを誘った。
佐々木は、新幹線乗車中に受賞を知り「ホンマに!? おめでとう!って。幸せな新幹線タイムでした」とニッコリ。青木は「韓国、ドイツ、フランスの友人からも連絡がきました。僕はブラジルのサンパウロにいたんですが、ホテルの従業員の方がオリジナルのゴジラTシャツを着て出迎えてくれたんですよ。それぐらい世界が沸騰してます」と海外でも話題沸騰の様子を伝える。
一方で、吉岡は受賞を知らなかったそうで、「いつも行くコンビニのおばさんが『やりましたね! オスカー』って言うんで、『え?獲ったんですか!?』って。慌てて監督にメールを送りました(笑)」と明かし、キャストや観客たちもびっくり。
キャスト1人1人がオスカー像を実際に手にし、その重さをひとしきり実感すると、ここで、キャストから山崎監督に聞きたいことを尋ねる“囲み取材”風に質疑応答を実施。佐々木が「『オスカーって賞金もらえるの?』って聞かれると、『ないんちゃう』って言っているんですが、実際はどうなんですか?」と尋ねると、「オスカーを獲らなかった人たちはけっこういいお土産がもらえるらしいんです。ガセかもしれないんですけど。だから僕らはもらってない。でも、もちろんオスカー像のほうがいいですけどね」と答える。
青木が「スピーチは前もって準備していたんですか?」と問うと、「五分五分だったから、もし獲ったら喋らないといけないと思って直前に準備したんだけど、いろいろ書き直したんですが時間がなくて通しで読んでなくて。字が汚くて読めないし、隣で『あと45秒で音楽が鳴るよ』とか言われるし・・・」と慌てたことを吐露。それでも「アメリカの人たちは何を言っているかわからなかったと思いますが、みんなめちゃくちゃ優しかったです」と感激した様子を伝えた。
神木が「世界のタカシになられましたので、次は宇宙のタカシへと進化されるということですね。宇宙・・・ということは『スター・ウォーズ』を撮りたいという夢などあるんでしょうか」と問いただす。山崎監督は、「そうですね。撮りたいと言って撮れるものではないですからね」と控えめにコメント。続けて、スティーヴン・スピルバーグ監督が本作を3回鑑賞したという話にも言及し、「自宅のシアター、IMAX、Dolby Cinemaで観たそうなんです。お会いしたときに僕がゴジラ(のフィギュア)を持っていたんですけど、凄く欲しそうに見てるんですよ。『それどこで買えるの?』と聞かれたので、『一番くじなので買えないんです』って話して(笑)。『要ります?』って聞いたら、『くれるの?』って凄く嬉しそうにして、スピルバーグ監督に少年の心が残っているのが何より嬉しかった。スピルバーグの家にはA賞があります(笑)」と、裏話を披露した。
最後に、神木は「この映画が広く多くの方に見ていただけたのを実感しております。そして『これから見るよ』っていう方は、純粋に楽しんでいただければ嬉しいです」と語り、山崎監督は「こんな日を迎えられてよかった。おめでたい日をお祝いしていただいて、皆さんにもゴジラを愛していただいて、僕は“元気玉現象”って信じているので、その思いが集結してオスカーにまで届いたんじゃないかなと思います」とあらためて感謝の気持を口にし、舞台挨拶を終了した。
【作品概要】
■タイトル:『ゴジラ-1.0』
英語表記:『GODZILLA MINUS ONE』
モノクロ映像版:『ゴジラ-1.0/C』
■キャスト: 神木隆之介 浜辺美波
山田裕貴 青木崇高
吉岡秀隆 安藤サクラ 佐々木蔵之介
■監督 脚本 VFX: 山崎貴
■音楽 : 佐藤直紀
■制作プロダクション: TOHOスタジオ、ROBOT
■配給: 東宝(株)
■マルシー: ©2023 TOHO CO., LTD.
■公開日: 2023年11月3日(金・祝)より全国の映画館にて大ヒット公開中
■ホームページ: https://godzilla-movie2023.toho.co.jp
■Twitter: https://twitter.com/godzilla231103
■Instagram: https://www.instagram.com/godzilla231103/
■TikTok: https://www.tiktok.com/@godzilla.toho
全 国 劇 場 に て ‟ゴジラ級”大ヒット 公 開 中 !