市原隼人、噛まれたら“大阪のおばちゃん”になりたい！？ 映画『極道大戦争』初日舞台挨拶

左から：KAERUくん、青柳翔、高島礼子、成海璃子、市原隼人、
リリー・フランキー、でんでん、坂口茉琴

映画『極道大戦争』が6月20日（土）公開初日を迎え、東京・TOHOシネマズ新宿にて初日舞台挨拶が行われ、主演の市原隼人をはじめ、成海璃子、リリー・フランキー、高島礼子、青柳翔（劇団EXILE）、でんでん、坂口茉琴と、KAERUくんby三元雅芸が登壇した。

三池崇史監督の最新作となる本作は、“ヤクザヴァンパイア”に噛まれた人間は次々とヤクザに変わってしまう奇想天外な極道エンターテイメント。これまで多くのヤクザ映画を手がけてきた三池監督が、原点回帰と位置づけた完全オリジナルストーリー。

極道の世界に入ったものの敏感肌で刺青も入れられない半端者のヤクザ影山亜喜良を演じた市原は、最初に脚本を読んだ時の感想を「カッパは出てくるわ、カエルは出てくるわ、クレイジーでブッ飛んでいるなー、すぐやりたいと思いました(笑)」と述べ、「唯一無二のオリジナルの世界観を味わっていただける作品です。」と自信をのぞかせた。

影山が思いを寄せるヒロイン杏子役の成海は、「何がなにやらで、正直すごく混乱したのですが、三池監督の祭りに参加したい！と思いました」とニッコリ。
組の親分、神浦玄洋を演じたリリー・フランキーも「イカれてるなと思いました」と。さらに「三池さんは現場でとにかく思い切っていて･･･。今は映画も規制が多いのに一時“R28”くらいじゃないかと思うくらい、現場では規制をとっぱらって楽しくできました。で、今日はR何歳？」と言って会場を沸かせた。

高島と青柳が、「理解ができなかったけれど、三池監督に任せてついていこうと思いました」と語ると、でんでんは、「よくこの企画が通ったなと思ったら、配給が日活さんと聞いて納得しました」と笑った。

坂口は、「刺激の強い絵本みたいな印象。どんな映像になるのかと楽しみでした」と振り返り、それぞれが三池崇史の世界に圧倒されつつ魅了されていたようだ。

作品の内容にちなみ、“噛まれたら何になりたい？”という質問に、市原は、「大阪のおばちゃんになりたい！世の中全員大阪のおばちゃんになれば、もっと分かりやすい世の中になるはず」。成瀬は、「ジム・キャリー」、でんでんは「クリント・イーストウッド」と出る中、青柳が「KAERUくん」と答えると、KAERUくんが「EXILE」。思わず熱い（？）ハグを交わす場面も。
高い身体能力を示すKAERU君は、舞台の上でもEXILEのダンスを踊ったり、アクション演舞や瓦割りを敢行し、観客を驚かせていた。

また、この日に北米公開を含めた世界21カ国での公開決定が発表され、市原は「本当に凄いことですよね！この作品が持つ、怪物的な破壊力と、ボーダーラインを壊す力は。世界中の人に楽しんでもらえたら嬉しいです」と最高の笑顔を見せて喜びを表した。

最後に、成瀬が「邦画初のMX4Dでの上映もあるので、ぜひ通常とMX4Dと2回見比べていただけると嬉しいです」。市原は「現場もすごくハードでしたが、ずっと撮影が続けばいいと思える現場。三池組にしかできない、そんな職人の方たちと仕事ができて光栄でした。映画を観たらぜひ長い間可愛がっていただけるとありがたいです」とメッセージを伝え、イベントを締めくくった。

カンヌ国際映画祭 監督週間正式招待作品――噛まれたら、みんなヤクザ。未曾有のヤクザ感染。生き残るのは、誰だ。
海が近くうら寂れた毘沙門仲通商店街は、街の人々からの信頼が厚い神浦玄洋(リリー・フランキー)を組長とする神浦組が牛耳っていた。神浦の舎弟である影山亜喜良（市原隼人）は、敏感肌ゆえ刺青も入れられない若衆止まりの半端者。退屈な毎日を送っていたある日、神浦の命を狙う刺客たちが次々と毘沙門仲通商店街に現れる.。死闘の果て、影山の前に八つ裂きにされた神浦が横たわっていた。駆け寄った影山の首筋に、瀕死の神浦が突然噛みついた瞬間、影山に神浦の血が逆流する･･･「ヤクザヴァンパイアとして生きろ！」神浦はそういい残し絶命する。かくして“血の儀式”が行われ、街中を巻き込んだ刺客たちとの新たな闘いがはじまろうとしていた

『極道大戦争』
監督／三池崇史
脚本／山口義高
出演／市原隼人、成海璃子、リリー・フランキー、高島礼子、青柳翔、渋川清彦、優希美青、ピエール瀧、でんでん、ヤヤン・ルヒアン
配給・宣伝／日活
(C) 2015「極道大戦争」製作委員会
公式HP：http://www.gokudo-movie.com

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