Open Close

藤ヶ谷太輔、公開初日にソワソワ!劇場鑑賞を告白「いい映画でした!」 映画『傲慢と善良』公開記念舞台挨拶

DSC_8763

映画『傲慢と善良』の公開舞台挨拶が、9月28日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、W主演の藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)と奈緒、監督の萩原健太郎が登壇した。また、イベントの様子は全国238館でも生中継された。

発行部数を100万部突破し、2023年最も売れた小説と話題を集めている辻村月の同名小説を原作とした映画『傲慢と善良』。※ジュンク堂店池袋本店調べ(2023年)。現代に生きる人々のリアルな恋愛観や価値観が描かれた本作は、マッチングアプリで出会い婚約した直後、突然失踪した彼女を探すうちに知りたくなかった<過去と嘘>が明らかになり…、すべてをさらけ出した2人がたどり着く”一生に一度の選択”を描く、感動の恋愛ミステリー。主人公の架を藤ヶ谷太輔、真実を奈緒が演じる。

DSC_8743

ステージ上には劇中に出てくる名台詞を反映したパネルが設置されており、それぞれ冒頭の挨拶とともに、自身が一あbン刺さった台詞を紹介。藤ヶ谷は、「好きな台詞はたくさんありますけど・・・」と前置きをし、「カッコ悪くなっちゃうのは、それだけ好きってことじゃない。それだけ必死だったってことでしょ」を選び、「徐々に刺さってくる感じです」と続けた。

DSC_8744

DSC_8748

奈緒は「私は『やだ。今の若い人たちって、自分で恋愛しているかどうかも人に言わなきゃわかんないの?』という台詞はすごくドキッとするなと思いました」と答え、「自分も胸に手を置いて、ちゃんと自分で自分のことを決められるようになりたいなと凄く思った台詞です」と感慨深げに語った。

監督は「去年の11月くらいに2人と一緒に撮影させていただいて、ようやく皆さんのもとに届けることができて本当に幸せです」と万感の思いを口にし、「僕は『婚活がうまくいく人の特徴はね、自分がほしいものがわかっている人、ビジョンのある人』です。これって、婚活だけじゃなくて言えるのかなと。いろんなものを突いている」と好きな台詞とその理由を述べた。

DSC_8753

公開を迎え、藤ヶ谷は「嬉しい気持ちでいっぱいです。自分の宝物を皆さんにお渡しするような気持ちです。もうソワソワしてしまって、昨日の夜(本作を)観にいったんです。待ちきれないのもあって・・・、TOHOシネマズ日比谷のスクリーン3で観ましたが、いい映画でした!(笑)。(劇場には)幅広い方々が来てくださっていたんです! 幅広く愛される映画になってくれればいいなと思います」と感激しきり。

奈緒は「ワクワクして幸せな1人でした。すでにたくさんの感想をいただいていて、中には『ありがとうございます』という言葉もあって。こちらこそ、皆さんありがとうございます!と言いたいです」と満面の笑みを浮かべていた。

本作でのこだわりについて聞かれた監督は、「小説から映像になるとき、どうしたら映画として成立するかを考えました。原作を読んで刺さった言葉は色々ありますが、なんとなく見過ごしていた言葉が、(藤ヶ谷と奈緒の)2人が演じたことで刺さったものもあって。何気ない言葉も重要だったんじゃないかと思いました」と、映画だからこそ刺さる言葉のy発見におもむきを置いた様子。

本作における「婚約者という一番近い人の気づかなかった過去の嘘が明らかになっていく」という内容にちなみ、「最近、一番驚かされたことは?」と問われた藤ヶ谷は、「撮影が終わってから偶然、骨董通りで桜庭(ななみ)さんと会ったんです。前から桜庭さんが歩いてきて。『架~!』って言われそうな感じがしました。このタイミングで会うのはいいスタートになりそうだなと」と、嬉しい驚きにニッコリ。

DSC_8767

同じ質問に、奈緒は「撮影をしている間は、家族より撮影チームと一緒にいるんです。監督は誰にでもアイディアを出せる雰囲気を出してくれていて、助監督さんのアイディアが劇中でもたくさん出ています」と監督を称えつつ、「ヤギとピアノを弾く女性は“みずきち”と呼んでいる助監督さんが連れてきたんですよ。ちょっと見るとやる気がなさそうな“みずきち”なんですが、もうマブダチになりました(笑)」と楽しそうに話す。

すると、藤ヶ谷も「“みずきち”がヤギを5頭連れてきて、オーディションさせてたよね」と笑い、「あと、真実とドライブしているとき、隣の真美の写真を撮っているのは髭面の助監督の“グッチ”ですから(笑)」と暴露し、会場が笑いに包まれる場面も。

また、“傲慢と善良”というタイトルになぞらえ、それぞれの価値観を探る質問も。「マッチングアプリの登録写真やSNSにアップする写真を加工することは、傲慢か善良か?」という問いに、藤ヶ谷は「マッチングアプリで加工するなら、寝ぐせつけてたり、ちょっと(顔を)大きくしたほうが、実際に会ったときにがっかりしないからいいんじゃない?」と、提案。監督は「それだと、そもそも会ってもらえる確率が下がるんじゃない?」と意見を言い、奈緒は「加工していて、(実際と少し違っていても)それでも好きでいてくれる人だったらいいんじゃない? 良く見られたい、いい印象を持ってほしいというのは善良な心ですよね。最初のところで嫌な気持ちにさせたくないということですよね」と持論を展開していた。

最後に監督は「1回目観ていただいて、架と真実がどういう人間がわかったうえで、2回目を観るのも面白いと思います。いろんな人に架と真実のことを語っていただけたら嬉しいです」と述べ、奈緒は「劇中に『運命を信じたくなる夜』と言う言葉があるんですが、運命とか永遠とかって信じるのは凄く大変なときもあるかもしれませんが、せめて、この映画と出会った皆さんにとって、(本作を観た)今日という日は運命を信じたくなる1日であってほしいと心から願っています」と。藤ヶ谷は「小さな小さな大恋愛というものを凄くこの映画で感じました。この映画を改めて観たとき、相手を愛する、愛されるということだけじゃなく、ちゃんと相手を愛することができるか、見るだけじゃなくて、ちゃんと見ているのか。その逆もあって。観れば観るほど考えが膨らんでいきました。僕にとって大切な作品を皆さまに観ていただけることが凄く嬉しいですし、ぜひ長く愛していただければ。そして、小説も読んでいただいて、映画と小説の両方を長く愛してください」とメッセージを送り、舞台挨拶を終了した。

『傲慢と善良』
【ストーリー】
仕事も恋愛も順調だった架だったが長年つきあった彼女にフラれ、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く真実と付き合い始めるが1年たっても結婚に踏み切れずにいた。しかし、真実からストーカーの存在を告白された直後、「架くん、助けて!」と恐怖に怯えた着信を受ける。彼女を守らなければとようやく婚約したが、真実が突然姿を消した。両親、友人、同僚、過去の恋人を訪ね居場所を探すうちに、架は知りたくなかった彼女の過去と嘘を知るのだったー。

藤ヶ谷太輔 奈緒
倉悠貴 桜庭ななみ / 阿南健治 宮崎美子
西田尚美 前田美波里
原作:辻村深月『傲慢と善良』(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
監督:萩原健太郎 脚本:清水友佳子
音楽:加藤久貴 主題歌:なとり「糸電話」(Sony Music Records)
製作幹事:エイベックス・ピクチャーズ
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給・宣伝:アスミック・エース
Ⓒ2024 映画「傲慢と善良」製作委員会

■公式サイト:https://gomantozenryo.asmik-ace.co.jp
■公式X:@goman_zenryo(https://twitter.com/goman_zenryo
■公式Instagram:@goman_zenryo(https://www.instagram.com/goman_zenryo/

絶賛公開中!