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中村玉緒がグレース・ケリーに!? 映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』ジャパンプレミア開催!

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2014年度カンヌ国際映画祭オープニング作品として世界中の注目を集めた『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』のジャパンプレミアが、9月25日、東京・イイノホールにて開催され、緊急来日したオリヴィエ・ダアン監督が登壇。また、スペシャルゲストとして女優の中村玉緒が憧れのロイヤルファッションで登場し、会場を沸かせた。

本作は、人気絶頂のなかハリウッドを去りモナコ公妃となった伝説の女優グレース・ケリーが、公国最大の危機を救うため一世一代の大芝居に挑んだ感動の物語。主演のニコール・キッドマンが、華やかなシンデレラストーリーの裏に潜むグレースの苦悩と葛藤を見事に演じきっている。

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日本の文化が大好きだと話すオリヴィエ・ダアン監督は、今回で5回目の来日となる。グレース・ケリーのイメージを問われると、「女優としての彼女に興味がある。映画をあきらめてプリンセスになったのは個人的には残念だと思っています」と明かし、「彼女はアメリカのスターからプリンセスになって、おとぎ話のような経験をしているけれど、本当は女優に戻りたかったのではないかと思う。プレンセスか女優か、自由に選ぶことができなかった彼女の苦悩を描きました。結局、公妃という役を演じたのだと思います」と説明し、作品への思いを伝えた。

ニコール・キッドマンの起用については、「オーディションをしても、誰ひとりとしてしっくりこなかったんです。そんな時、スカイプでキッドマンと2時間話すことがあって。話終わる頃には“彼女だな!”と決まっていましたね。キッドマンの方から探しにきてくれたようなものですね」とニッコリ。さらに、「彼女は知性と直観力があって“エクストラオーディナリー”な女優であることを実感させてくれました。監督の僕にも信頼をよせてくれて一切文句を言わないし、休憩中も控室に行かず、ずっと撮影現場にいるんです。現場では彼女はスターではなく一人の女優なんです。もちろんプロモーションでは大スターなんですけれどね」と絶賛した。

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ここで、大きな花束を抱えグレース・ケリーになりきった中村玉緒が登場すると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。中村は、「もう、夢のようでございます。どうしてもこのカッコをしたかったんです。一生の思い出になると思って(服を)作ってもらいました」と満面の笑み。監督に花束を贈ると「逆に僕のほうが贈らないといけませんでしたね」と優しい言葉をかけられ大照れの様子。

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故・勝新太郎と結婚して女優を辞めたが、その後復帰をした中村は、「辞めたのに監督が会いに来てくださるとムラムラッとしました。主人は『出てもいいよ』と言ってくれましたが、本当は嫌だったんだと思います」と振り返り、自身の経験に重ねてグレースの苦悩に共感していた。

グレース・ケリー。彼女こそが、この国の最後の切り札。
世界を動かした、一世一代の<大芝居>

『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』
配給:GAGA
(C)2014 STONE ANGELS SAS
公式サイト:http://grace-of-monaco.gaga.ne.jp/

10/18(土)TOHOシネマズ有楽座他全国ロードショー!