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フランス三ツ星シェフが木村拓哉らを絶賛! 鈴木京香「皆さんも夢を諦めないで」と涙! 映画『グランメゾン・パリ』初日舞台挨拶

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映画『グランメゾン・パリ』の公開初日舞台挨拶が、12月30日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、主演の木村拓哉をはじめ、共演の鈴木京香、及川光博、沢村一樹、正門良規(Aぇ! Group)と、塚原あゆ子監督、そして小林圭シェフが登壇した。

2019年にTBSの日曜劇場にて放送されたドラマ「グランメゾン東京」と、昨日29日に放送されたスペシャルドラマの続きを描く本作。日本で三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げた尾花たちが次に挑むのはフランス料理の本場・パリ。パリでアジア人初となるミシュランガイド“三つ星” 獲得のために奮闘する彼らの姿を描く。

料理のためなら妥協を一切許さないシェフ・尾花を木村拓哉、尾花を支える右腕のシェフ・早見倫子を鈴木京香が演じ、さらに、沢村一樹、及川光博、寛一郎、吉谷彩子、中村アン、冨永愛といった連続ドラマから出演しているキャスト陣も再集結。また、新キャストとしてパティシエ役のオク・テギョン(2PM)、コミ(見習い)役の正門良規(Aぇ! group)も参加し、豪華キャストが顔を揃えた。塚原あゆ子監督と脚本・黒岩勉のタッグもドラマから続投。さらに2020年、実際にアジア人初となるフランスの三つ星を獲得した「Restaurant KEI」の小林圭シェフが料理監修を手掛け、目で観ても楽しい料理の数々で映画を鮮やかに彩る。

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無事公開を迎え、木村は上映後に観客から大きな拍手が送られたことを舞台袖で聞いていたそうで、「とっても嬉しかったです」と笑顔を見せ、「お腹が空いたら何度でもこのコース(映画)を観てください」と声をかけた。

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鈴木は「私事ですが、体力に不安があった時もあったのですが、木村さんをはじめ素敵なキャストの皆さんに気を遣ってもらいながら撮影を進めました。本当にいい映画になって皆さんが笑顔で迎えてくださって嬉しいんです。皆さんも夢を諦めないで、辛いことがあったらまたこの映画を観ていただきたいです」と言いながら「皆さんの拍手を聞いて宣伝部のスタッフの方が目を赤くしていて・・・。私も我慢できなくて・・・」とドラマから始まったこのプロジェクトを振り返り感慨の涙をこぼした。

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次に沢村が紹介され、挨拶を促されると「ちょっと待って」と言って及川のジャケットのポケットチーフを取り涙している鈴木に手渡す一幕も。そのダンディーぶりに会場がどよめくと、及川が「俺がやろうと思ったのに~」と悔しがり、会場の笑いを誘う。続けて「ドラマと映画では全然カメラも違うしアングルも違うんです。劇場で料理の色、音、パリの景色を楽しんでいただきたいです」と力を込めた。

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そんな及川は「皆さんありがとう!メルシーボクー、ボンジュール、トレビアン」とフランス語を連呼。フランス・パリに思いを馳せ「みんなキラキラしていますよ。この先もキラキラしましょう」とミッチー節で会場を盛り上げる。そして、今年1年を振り返り、「2024年を感じ文字で表すと“仏”です。年明けから調理実習で、パリ三昧の1年でした」と明かし、充実感を滲ませる。

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正門は「初号試写のときも大きな拍手が起こりました。今日はこの劇場でも全国の劇場でもまた熱い景色が広がっていると思うと、あらためてパワーを感じる作品になったなと思います」としみじみ。「映画だけでも楽しめるんですが、過去のドラマもぜひ観ていただくとより熱量と感情が増すと思います」とおススメしていた。

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一方で、本作の料理監修を務めた小林は「大人の本気を見せていただいて、嬉しく思いますし、感謝しています」と言い、「今回オファーをいただいて嬉しかったです。何回か撮影現場に足を運ばせていただきましたが、演者の方々のもの凄い熱量。監督から“OK!”をもらうまで必死になっている姿がとても刺激的でした。輝いている方たちと共存できて嬉しかったです」と感激もひとしお。

また、最初は鈴木からオファーを受けたそうだが、「京香さんが最初に言った言葉が『ごめんね・・・』だったんです。『私たちがフィクションで入っていって・・・』と言われたんですが、そんなことはなく、この職業、レストランに興味を持ってもらえることはそれだけで自分たちのやっていることに誇りを持てる。素晴らしい演者の方に踊っていただいて、映画を通して世界に発信してもらうことが、次の世代へのメッセージにもなるので、“ありがとう”という言葉しかないです」と思いの丈を口にした。

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監督は「役者の皆さんがそれぞれキャラクターを育ててくれた気がします」とドラマの始動からの役者の努力に敬意を送り、「それを租借して味わっていただければ」と語っていた。

パリでの撮影を振り返った木村は「僕らがパリにお邪魔したときは、ちょうどファッションウィークでパリコレが行われていて、パリ自体の鼓動が大きくなっているなか撮影をさせていただき、とても刺激的でした。そのあとはパリ・オリンピック。とても面白いタイミングで撮影させていただいたと思います」と述懐。

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及川は「撮影に関わる方々がフランスをはじめいろんな国籍の方でした。昼食もテーブルクロスが敷かれたところで取るんです。フランスの方はみんなパンが好き!」と話す。また、慣れないフランス語にはみんな苦労したようで、パリに住む小林シェフは「この方々だからトップにいるのかなと思いました」と、キャストたちに賛辞を送った。

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沢村はパリのレストランで厨房も見学できたとのこと。「僕はギャルソンの役ですが、僕がいるところはもうステージの上。厨房ではサッカーやバスケの試合のようで、ノールックで淀みなく流れているんです。実際の様子を見せていただいて感激しました」と興奮気味に語りつつ、「でも、木村くんの連ドラの最初の動きが圭くんと同じなんですよ。20年以上(バラエティー番組などで)料理を作っていただけある!」と大絶賛していた。

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さらにイベントの最後には、小林シェフがフランス版ミシュランでアジア人シェフとして初の三つ星獲得した「Heritage by Kei Kobayashi (エリタージュバイケイ コバヤシ)」特製のエッフェル塔ケーキで公開初日をお祝い! その出来栄えに登壇者は感激しきりだった。

<ストーリー>
「グランメゾン東京」が日本で“三つ星”を獲得してから時が経ち—
尾花夏樹(木村拓哉)は早見倫子(鈴木京香)と、フランス料理の本場・パリで、新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、アジア人初となるミシュラン“三つ星”を獲得するために奮闘していた。

名だたる巨匠たちがしのぎを削る本場フランスで、フランス料理で “三つ星”を獲得することは、尾花にとっての悲願。だが異国の地のシェフにとっては、満足のいく食材を手に入れることにすら高い壁があり、“三つ星”に選ばれるなど夢のまた夢。「グランメゾン・パリ」は結果を出せない日々が続いていた。そしてあるガラディナーでの失態が原因で、かつての師と「次のミシュランで三つ星を獲れなければ、店を辞めフランスから出ていく」という約束を交わしてしまう…

かつてカリスマシェフと称された尾花夏樹は、挫折や国境の壁を乗り越え、仲間と共に世界最高峰の“三つ星”を手に入れることは出来るのか——!?
チーム・グランメゾン、熱き≪最後の挑戦≫が今始まる―

映画『グランメゾン・パリ』
出演:木村拓哉、鈴木京香、オク・テギョン、正門良規 /玉森裕太、寛一郎、吉谷彩子・中村アン/冨永 愛、及川光博、沢村一樹 ほか
監督:塚原あゆ子(映画『わたしの幸せな結婚』『ラストマイル』/TVドラマ「下剋上球児」「MIU404」「アンナチュラル」)
脚本:黒岩勉(映画『キングダム』『ゴールデンカムイ』/TVドラマ「グランメゾン東京」)
料理監修:小林圭(Restaurant KEI)
制作プロダクション:TBS SPARKLE
配給:東宝、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:https://grandmaison-project.jp/
公式X:https://x.com/gurame_tbs
公式Instagram:https://www.instagram.com/gurame_tbs/
撮影スケジュール:2024年1月~3月中旬(クランクアップ済)

全国東宝系にて公開中!