映画『グラスホッパー』が11月7日に初日公開を迎え、東京・丸の内ピカデリーにて舞台挨拶が行われ、生田斗真、浅野忠信、山田涼介、麻生久美子、菜々緒、村上淳、佐津川愛美の豪華キャスト陣と、瀧本智行監督が登壇した。
本作は、人気作家・伊坂幸太郎さんのベストセラー小説を原作に映画化。元中学教師の鈴木(生田)が、ある事件をきっかけに殺された恋人の復讐を誓い裏組織に潜入し、人の意識を導く力を持つ自殺専門の殺し屋・鯨(浅野)と、驚異的な身体能力と華麗なナイフ裁きの殺し屋・蝉(山田)と運命を交錯させていく様を描く。
まずは、生田以外のキャストたちが登場し、ステージには上がらず客席に着席。実はこれが生田へのサプライズ演出。次に誰もいないステージに登場した生田は、平静を装いつつも不安げな表情。「僕らこっちですよ~」の山田の声に、共演者たちを見つけて、「おかしいと思ったんだよ~。俺だけ違う会場に連れて来られたのかと思ったよ」と苦笑い。
山田の合図で観客たちと「初日おめでとう!」と声をかけて、公開初日を祝い全員がステージ上に揃ったところで、浅野は「こんなの初めて。生田くんのリアクションが面白かった」と大喜び。ジャニーズの後輩の山田が、「先輩の冷静を保とうとする顔が面白かったです」とからかうと、生田が「あとでちょっと楽屋来い!」と返し、会場の笑いを誘った。
この日は、他にも多くの映画作品の初日舞台挨拶が行われており、生田は「今日はこの作品を選んでくれてありがとうございます。今この近くには、僕の10歳近く上の西島さん、20歳近く上の佐藤さんがいたりしますが、僕も30代を代表する人間になれるように、頑張らなきゃなという思いで今ここに立っています」と真摯な面持ちで挨拶。山田も「初めての映画撮影を経験し、新境地に踏み込めたのではないかと思っています。たくさんの方に楽しんでいただきたいです」と目を輝かせた。
演じた役と共感できるところは?と問われると、「鈴木の持つ弱さの中にある強さ、意志の固さには憧れるところがあります」と答えた生田。すかさず山田が「え~!?(生田さんに)弱さあります? 強くて男らしいイメージですが」と言い、「あえて言うなら、さっきのテンパっている顔ぐらいでしょうか?(笑)」と茶化し、会場を沸かせた。
浅野は「僕は撮影の時のコートがすごく気に入って、個人的にお願いして同じ物を作ってもらったんです。服の選び方が似てるのかな」と明かした。
一方の山田は、「僕は人を殺したいと思ったことはないし・・・人に心を開くのが遅いところかな?」と答えると、村上が「僕にはすぐに開いてくれたよね」、生田からも「僕には全部見せてくれてます」と言われ、「僕、開きっぽいですね・・・」と焦る。さらに浅野が「僕と山田くんは一緒にお風呂に入りましたから」と言い、「あはは、全部見せてますね。やっぱり似ているところないです・・・」とニッコリ。
菜々緒は、「キレキャラなので、似ていたら困りますよね。普段はあまり怒らないんですが、本当に怒ったらああなるかな?だからあまり怒らせないでくださいね」と魅惑的な微笑みを見せると、生田が、「バコーン!とこられて気持ちよかったです」とコメントした。
また、イベントでは“地元の会場にキャスト・監督登壇のプレミアム上映会を開催しよう!”という『グラスホッパー脱出キャンペーン』の抽選会が行われた。「行ったことがないところがいいですね」と言いながら生田が引いた場所は、「新宿ピカデリー」(笑)。あまりの近さに、「もう一度引かせてください!」と懇願し、再度引いたカードは「T・ジョイ博多」。やっと胸をなでおろした生田。結局2箇所の舞台挨拶が決まりファンも嬉しい結果となった。
『グラスホッパー』
配給:KADOKAWA/松竹
©2015「グラスホッパー」製作委員会
公式サイト:http://grasshopper-movie.jp/
新宿ピカデリー他 全国にて大ヒット公開中!!