アニメTHE ORIGIN、ついに完結!!!
ザビ家キャスト全員登壇に
キャスト陣も大興奮!
1979年TV放送された、日本ロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』。そのキャラクターデザイン・アニメーションディレクターの安彦良和が手掛けた、累計発行部数1,000万部を誇る大ヒットコミックス『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のアニメシリーズ。
一年戦争――『機動戦士ガンダム』の物語で描かれる、ジオン公国が地球連邦軍に対し宣戦布告した独立戦争に、ついに突入する。
すべてのガンダム作品の原点である『機動戦士ガンダム』=ファーストガンダムの舞台背景として描かれた”戦争”、それは「一年戦争」と呼ばれた。この”戦争”には、ファーストガンダムの本編では詳細に語られていなかった、開戦時の苛烈な戦い、巻き込まれた人々の葛藤、そして残酷な戦渦とその傷跡があった……。総監督・安彦良和が”戦争”という状況を正面から捉えて描いた、「一年戦争」の始まり。その真実は、『ルウム編』で明かされる!
その一年戦争の始まり、ルウム宙域での開戦「ルウム戦役」を全2話で描いていく『ルウム編』――人類史上初となる宇宙での人型兵器を投入した未曾有の戦争を描きます。全4話構成の『シャア・セイラ編』から続く通話として、イベント上映形式にて「第5話 激突 ルウム会戦」が昨年9月に上映された。
そして、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」の劇場上映を記念して、上映2日目の5月6日、東京・新宿ピカデリーにて安彦総監督とメインキャストによる舞台挨拶が行われた!
舞台挨拶では、ザビ家のキャスト集結にファンもキャストも大興奮!銀河万丈さんによる名セリフ「ジーク・ジオン!」の観客との合唱に会場は一体となり、熱気冷めやまぬ熱い舞台挨拶となった。
登壇:池田秀一(シャア・アズナブル役)、浦山迅(デギン・ソド・ザビ役)、
銀河万丈(ギレン・ザビ役)、三宅健太(ドズル・ザビ役)、渡辺明乃(キシリア・ザビ役)
柿原徹也(ガルマ・ザビ役)、谷口理(プロデューサー)、安彦良和総監督
ついに迎えたアニメシリーズの完結。初日舞台挨拶に登壇した池田は「とてもいい気持ちです。(笑)」と、初日を迎えた感想についてコメント。浦山は「あっという間の、夢のような4年間でした」と感慨深げな様子で挨拶。銀河は、「『諸君、気を緩めてはいけない。戦いはこれからだ。』いよいよですね。盛り上げていきましょう。」と自身の演じたキャラクターでの挨拶に、観客の熱気も高まった。三宅は「ザビ家にこないか?各舞台挨拶で言い続けていますが、なかなか集まりません。(笑)池田さん、安彦総監督、谷口プロデューサー、そしてザビ家一同が今回、集結いたしました。サスロ兄も喜んでいることでしょう。」と自身がこの日のために前日から仕込んできた、額縁に入ったサスロ・ザビの肖像を披露し、観客一同、大盛り上がり。安彦総監督は「先ほど浦山さんもおっしゃいましたが、過ぎてしまうと、夢のように早かったなあという気がします。本当にみなさんに支えられ、幸せな時間が持てました。」と、ついに迎えたTHE ORIGINアニメシリーズの完結に、感慨深い様子。
ザビ家のキャストが舞台挨拶でそろうのは今回が初めてで、浦山はTHE ORIGINの舞台挨拶初登場。デギンを演じた感想について聞かれると、「安彦総監督に一番最初に教わったのは、デギンという人物はけして悪役ではないんですよ。むしろいい人物なんです、と言われ、ああそうかと思いました。今回は特にその先生の言葉を思い出しながら演じました。」と安彦総監督との裏話を語った。
銀河は、ザビ家キャストの集結についての感想を聞かれ、「父の顔も、兄弟の顔も、なんだか新鮮です。リニューアルした中で、昔の匂いをぷんぷんとしょってしまいまして、申し訳ございません。(笑)とっても新鮮な気持ちでここに立っています。」と、ファーストガンダムから続投してきた銀河らしい感想を明かした。三宅は「こうやって並んでみると身がひきしまる思いです。浮かれちゃって今日。(笑)」と、豪華キャストとの並びに、溢れ出る喜びを隠せない様子。それに対し、渡辺は「キシリアとして、ギレンさんと戦い続けてきたので、こうやって同じ舞台にいると、殺されてしまうのでは…!と思います。あんなに偉そうにかかってしまってごめんなさい、という気持ちもあります。(笑)本当になかなか会えなかったので、それもザビ家っぽいなとも思ったんですが、これを機にみなさんと揃えたのは、本当に嬉しいです。」と、自身の役柄ゆえの複雑な感情を語った。柿原さんは「まさかザビ家の兄弟を演じさせていただけるようになるとは、新人のころには想像もしていなかった景色を観ていて、三宅さん同様、身がひきしまる想いです。やっぱりザビがそろうとすごいですね。・・・本当はふざけたいんですけど、今日はちょっと弟っぽくいさせてください。」と緊張気味にコメント。
自分が演じたキャラクター以外で、言ってみたかったセリフは?という質問になると、池田は「僕は自分のセリフで精一杯なのでもう結構です(笑) シャアのセリフでは、6話本編最後のセリフが、一年戦争がここからはじまったんだな、ととても感慨深かったですね。」と、今作の集大成となったラストシーンでのセリフについて振り返った。
銀河は「揚げ足を取られてきたので…『坊やだからさ。』」とシャアの名台詞を自身の美声で披露すると、客席からは拍手が。すると、「あれはギレンの演説のおかげで生きたセリフになったんです、ありがとうございます。」と池田がフォロー。
三宅さん「『私に膝まづけ、神よ。』…これほど高みの人間の言葉があるのだろうかと。これは一度いってみたかったですね。一生言えないと思いますが…言ってみたかった!」とシャアにしか言えないような重みのある名台詞にしびれた様子。渡辺さんは「マクベ中将もやってみたいですね。あの独自のねっとりした感じをぜひ。レビル将軍の大演説も挑んでみたいです。」と自身の役者魂を垣間見せた。
柿原は「忘れもしないのは3話のラスト、『赤いな・・・実にいい色だ。』というシャアのセリフ。あれは最初は台本になかったんですよ。それが秀一さんと二人でスタジオにいるときに決まって。あのセリフが出た時に、ここで初めて『赤い』というのが出た…!とすごく痺れましたね。」と自身の印象的なセリフを、裏話を交えて明かした。
浦山は「ユウキくんという青年の、『日本の4月は最高なんだ、桜が咲くからね』というシーンがすごく切なくて何度も思い出しますね。」とお気に入りのシーンについて語った。
シリーズを振り返っての感想について聞かれると、安彦総監督は、「ファーストガンダムにつながっている、というところです。最後のフレーズを考えてくれたのは、谷口さんです。これを観て、本編を観たくない、というガンダムファンはいないと思うので、そのストレスをいろんな原動力にして欲しいですね。」と語った。谷口は「最初オーディションで皆さんのお声をきいて、キャストの皆さんを決めていったのをすごく覚えています。そして今日皆さんとこうして一緒に登壇して、これが集大成なのか、と思いました。他のキャストの方も含め、いろんなことを考えなかがら決められたのがよかったです。」と、キャスティングにまつわる想い出を感慨深く語った。
シリーズ全体を振り返り、「終わったから言えますが、最初はすごくプレッシャーを感じていました。僕も40年くらいシャアを演じているんですが、すべてが初めて話すセリフですし、自分の中では何十年ぶりに緊張したすごく大変な仕事でした。」と、ビッグタイトルの伝説的なキャラクターを背負ってきた池田ならではの苦悩を語った。
ここで、銀河が音頭をとり、「ジーク・ジオン!」と、観客と登壇者一同によるコールアンドレスポンスを行い、最後に、「オリジン最終章を迎えることができました。皆さんはいかがでしょうか?(会場拍手)皆さんの心に何かがのこっていたら嬉しいです。またいつの日か皆さんとお目に描かれる日を楽しみにしています。」と、池田が締め、イベントは大盛り上がりの中終了した。
原作:矢立 肇・富野由悠季(「機動戦士ガンダム」より)
漫画原作:安彦 良和(KADOKAWA「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」より)
キャラクターデザイン:安彦 良和、ことぶきつかさ
オリジナルメカニカルデザイン:大河原 邦男
メカニカルデザイン:カトキ ハジメ、山根 公利、明貴 美加、アストレイズ
総監督:安彦 良和
企画・製作:サンライズ
公式サイト:http://gundam-the-origin.net
5月5日(土)より全国35館にてイベント上映中!(4週間限定)