フィギュア「コップのフチ子」の原案者であり、異才のマンガ家 タナカカツキの名作「逆光の頃」が高杉真宙主演で映画化され、7月8日(土)より新宿シネマカリテにて公開中だ。(ほか全国順次公開)
日常と非日常、夢と現実。双方の世界を行き来する少年のゆらめきときらめき が、京都の街を背景 に鮮やかに紡ぎだされており、その叙情性が高く評価された名作コミック「逆光の頃」。本作ではその中から、「僕は歪んだ瓦の上 で」「銀河系星電気」「金の糸」の3編にオリジナル部分を加え映像化。7月8日、新宿シネマカリテにて、公開初日舞台挨拶を行い、高杉真宙、葵わかな、清水尋也、金子大地と、小林啓一監督が浴衣姿で登壇。満席となった会場から歓声が送られた。
京都を舞台にした映画「逆光の頃」。
初日舞台挨拶では、キャストたちが涼やかな京の夏を思わせる浴衣姿で登場。「映画でも浴衣でも夏を感じてください(高杉)」、「京都っぽい雰囲気が出ていたら嬉しいです(葵)」とそれぞれコメントした。
本作はオール京都ロケ。高杉と清水は同じ町家に住み、たびたび映画や買い物に出かけていたようで、「他の街と違う雰囲気で、そこにいるだけで楽しかった」と振り返る。
清水からは撮影時に銭湯に行った際の話も飛び出し、「真宙と監督と一緒にサウナに入ったりして、ハダカの付き合いでしたね。それもまた青春っぽくて楽しかったです。真宙のハダカは一言で言えばしなやか!(笑)」
葵はちょうど本厄の年だったようで、八阪神社で厄払いをしたエピソードを話す。対照的に金子は「ホテルのwifiでずっとyoutube見てました」と話すと会場から笑いが起きた。
約2年間に及ぶ撮影期間を振り返った高杉は、「自分の過ごした京の街、青春時代をみなさん少しでも感じていただければ嬉しいです。青春をおすそ分けできれば」とコメントした。その言葉に監督は、「京都でこういう撮影、作品作りがずっとしたかった。やっと実現して、この日を迎えられて嬉しい。」と喜びを述べた。
《昨日は七夕!なにかひとつお願いするとしたら?》
高杉「自宅が漫画喫茶になればいいのに(笑) いま家に1000冊くらいあるので、1万冊をめざします」
葵「普段浴衣を着ないので、浴衣を着てお祭りに行ってみたいですね。でもお祭りの醍醐味は食べることなので、帯は緩めにしていきます(笑)」
清水「『逆光の頃』が大ヒットしますように!」
金子「自分が演じた小島のキャラクターが好きなので、また小島みたいな役に出会えたらいいなあと思います。」
映画『逆光の頃』
<STORY>
日本の歴史を感じさせる古都、京都。
京都生まれの京都育ちの赤田孝豊。どこにでもいるような平凡な高校二年生の孝豊は、同級生たちとの友情やケンカ、幼なじみの女の子への恋などを経験していく・・・。
思春期ならではの人生に対する漠然とした不安を抱えながら、一歩前に進みだそうとする。
脚本・監督:小林啓一(映画『ももいろそらを』『ぼんとリンちゃん』)
原作:タナカカツキ「逆光の頃」(講談社「モーニングKC」所載)
出演:高杉真宙 葵わかな 清水尋也 金子大地 田中壮太郎
映画のコピーライト:(C)タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
原作のコピーライト:原作/タナカカツキ「逆光の頃」(講談社「モーニングKC」所載)
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
公式サイト:http://gyakko.com
新宿シネマカリテにて大ヒット公開中