ベルリン映画祭を始め、世界各国で50 以上の賞を受賞︕
韓国の単館公開としては異例、
公開1か⽉で観客動員数12 万⼈超の⼤ヒット!
2度と戻らない10代の不思議で美しい⽇々を切り取った
『はちどり』
6月20日(土)公開日決定!
政府および関係機関等による新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌対策の⽅針に鑑み、劇場公開を延期していた映画『はちどり』の公開日が6/20(⼟)に決定した。
1990年代の韓国。14歳の少⼥ウニ(パク・ジフ)は、何百もの世帯が暮らす無機質な姿をした集合団地で両親、姉、兄と共に⽣活している。思春期を迎え、⼤⼈の世界への興味も持ち始めていたウニは、学校にあまりなじめず、別の学校に通う親友と悪さをしたり、男⼦⽣徒や後輩の⼥の⼦とデートをしたりして過ごしていた。ウニの両親は、朝から晩まで⼩さな店を切り盛りし、厳格な⽗は⼦供たちに学歴や世間体を求めるばかりで、彼らの⼼の動きと向き合う余裕がない。ウニは、⾃分に無関⼼な⼤⼈たちに囲まれ、どこか孤独な思いを抱えていた。そんななか、初めて⾃分の⼈⽣を気にかけてくれる⼤⼈に出会う̶̶̶。
38歳のキム・ボラ監督による初⻑編作品である本作。2018年釜⼭国際映画祭でのワールドプレミア上映を⽪切りに、ベルリン国際映画祭ジェネレーション14plus部⾨をはじめ国内外の映画祭で50を超える賞を受賞(2020年3⽉現在)。韓国では2019年8⽉に公開され、単館公開規模ながら公開1か⽉で観客動員数12 万⼈超、最終的に15万に迫る異例の⼤ヒットを果たし、かつて世界を熱狂させた韓国映画『息もできない』(2008年)を凌ぐ評価を得るなど、今韓国で最も話題の⼥性監督の⼀⼈。
主⼈公・ウニは、2016 年に韓国で発売されるやベストセラーとなった⼩説「82 年⽣まれ、キム・ジヨン」の主⼈公の少⼥時代とも重なる。男性が優遇されることが当たり前だった時代、⼥性であるという理由で我慢しなくてはいけなかったこと、それがおかしいということに気がつかなかったこと̶̶̶。2つの作品に共通するのは、そんな時代に⽣きた⼥性の物語であり、声をあげようとする姿である。そして、それは韓国の同年代の⼥性の共感を呼んだ。
世界で最も⼩さい⿃のひとつでありながら、その⽻を1 秒に80 回も⽻ばたかせ、蜜を求めて⻑く⾶び続けるという「はちどり」。それは希望、愛、⽣命⼒の象徴とされ、その姿が主⼈公のウニと似ていると思った、と監督は語る。映画の中で、ウニは様々な感情を抱えながら、成⻑し、この世界に⽻ばたいていこうとする姿に共感し、多くの感動を呼ぶ本作。
『はちどり』予告編
<STORY>
1994 年、空前の経済成⻑を迎えていた韓国、ソウル。14歳のウニは、両親、姉、兄と集合団地に暮らしていた。学校に馴染めず、別の学校に通う親友と遊んだり、男⼦学⽣や後輩⼥⼦とデートをしたりして過ごす⽇々。両親は⼩さな餅屋を切り盛りし、⼦供達の⼼の動きと向き合う余裕がない。⽗は⻑男である兄に期待を寄せていたが、兄は親の⽬を盗んでウニに暴⼒を振るっていた。ウニは、⾃分に無関⼼な⼤⼈に囲まれ、孤独な思いを抱えていた。
ある⽇、ウニが通う漢⽂塾に⼥性教師のヨンジがやってくる。⼤学を休学中のヨンジは、どこか不思議な雰囲気を漂わせていた。⾃分の話に⽿を傾けてくれるヨンジに、ウニは⼼を開いていく。ヨンジは、⼊院中のウニを⾒舞いに訪れ、「誰かに殴られたら黙っていてはダメ」と静かに励ます。ある朝、ソンス⼤橋崩落の知らせが⼊る。それは、いつも姉が乗るバスが橋を通過する時間帯だった。ほどなくして、ウニのもとにヨンジから⼀通の⼿紙と⼩包が届く。
監督・脚本:キム・ボラ
出演:パク・ジフ、キム・セビョク、イ・スンヨン、チョン・インギ
2018年/韓国、アメリカ/138分/英題:HOUSE OF HUMMINGBIRD/原題「벌새」/PG12/
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提供:アニモプロデュース、朝⽇新聞社
配給:アニモプロデュース
『はちどり』公式HP:http://animoproduce.co.jp/hachidori/
6/20(土)ユーロスペースほか全国順次ロードショー