泳げない僕に、人魚のようなコーチが教えてくれた
たくさん泣くこと、笑うこと。
長谷川博己×綾瀬はるか 映画初共演
泳げない男と泳ぐしかできない女 希望と再生の物語の完成を
映画初共演!の長谷川博己と綾瀬はるかがご報告!
公開直前イベント実施!
綾瀬の名コーチっぷりに「たまに怒られたい!」(長谷川)
撮影を振り返り「部活のようで楽しかった!」(綾瀬)
2020年代を代表する大ヒット恋愛映画『花束みたいな恋をした』の製作プロダクション・リトルモアがお届する『はい、泳げません』(6月10日(金)公開)は、泳げない男と泳ぐことしかできない女の、希望と再生の物語。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」以降、初の主演作品となる長谷川博己が、頭でっかちな言い訳ばかりするカタブツな哲学者・小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)を演じ、そんな主人公に水泳を教えるコーチ・薄原静香(うすはらしずか)を綾瀬はるかが演じる。
公開が近づくにつれWEB上では「めちゃくちゃ楽しみ!」「役どころがぴったり!」「スクリーンでみたい!」と大河ドラマ主演俳優の夢の映画初共演に期待している声が日に日に高まり、ついにこの度、長谷川博己と綾瀬はるか、そして監督の渡辺謙作の3人が揃って本作の完成を報告した。
背面に設置されたLEDに水面が揺れる大きなプールが映し出された幻想的なステージ上に、長谷川博己、綾瀬はるか、渡辺謙作監督が登場!大きな拍手の中、「映画のイベントが4、5年ぶり」という長谷川は「こうやって戻ってこられて嬉しいです。」と感無量の様子。綾瀬は「ようやく公開できるので楽しみにしています。」とにこやかにご挨拶した。
8年ぶりの共演を果たした長谷川博己と綾瀬はるかが、久しぶりに現場を共にした本作。長谷川はじっくりと考えながら、綾瀬への印象について「ますます華々しさがあり、素晴らしい、頼れる共演者です。久し振りでも違和感なく、すっと楽しくやらせていただきました。」というと、綾瀬は「仲良くさせてもらっているので…」と照れながらも、「台本を読んだ時、小鳥遊(長谷川)の役はぴったりだなと思っていたので、一緒に楽しくやらせていただきました。一点を突き詰める感じ、こだわるところ、あとは…最終的にもがいているところをみんなに支えてもらうところがぴったり。」と一気に言い切ると、長谷川に目線をうつして「良い意味ですよ!」とあくまでも褒めていることを強調して、会場が笑いに包まれた。
プールでの撮影について話が及ぶと、長谷川は「なるべく沈んでいなければいけないので、息を抜いた状態は苦しかったですね」と回想する。「泳ぐのは好きなので、どうしたら泳げない人を演じられるかは悩ましいところでした。水を嫌いになる感覚が難しかったですね。」というと、綾瀬は「私は9割がプールでの撮影だったので、監督もスタッフもみんな水着で、なんだか部活の延長で映画が出来上がっていった感じでしたね。」と楽そうに語った。ただ、週に2回のペースでクロールを練習していたが「突然監督から4種目やって」と言われたといい、さらに練習を頑張った綾瀬だったが、結局そのシーンは「使われなかった」ことを明かし、監督に苦言も!監督は「…メイキングで使うかも」と申し訳なさそうに返答した。
長谷川と綾瀬の師弟関係についても見どころの本作。綾瀬のコーチっぷりについて長谷川は「先生っぽかったんですけど、なんというか…超人的な部分がある役なので、そこが彼女のもっている雰囲気とマッチしていて完璧でした。たまに怒られたいですね」と太鼓判を押すと、「小鳥遊は何をいっても良い返しがくるので、張り合いがありました。」と綾瀬は先生らしい返答でコンビネーションの良さを見せた。
ここで、作品名「はい、泳げません」にかけて「○○できないこと」について、フリップで発表!
「洋服が捨てられません」<長谷川>
どんどんクローゼットが埋まっていって、衣装でもつかえるかな?と、部屋が服だらけ、という長谷川に対し、綾瀬の名アドバイスを期待するも「私も捨てられないから、衣装にも使えるからとっておいてもいいよね。」と完全同意で、解決に至らず!
「触れません」<綾瀬>
カマキリのイラストを添えられたフリップを掲げて、子供の頃からカマキリが「バリっとしてそうで」触れなかったという綾瀬に対して、長谷川は本作で無理やり水に入って克服しようとすることに触れ「逆に思いっきり触ってみるとか、おもいっきりカマキリに噛まれてみるとか。慣れるかもしれません。」とアドバイス。綾瀬は「今度カマキリに出逢ったらやってみます。」と素直に頷いていた。
最後に本作について、監督は長谷川の出演シーンの多さについて「どこを見ても長谷川さんのいろいろな表情を見ることができる映画」という。また綾瀬は、「小鳥遊さんの過去と向かい合っている姿がずしっときますが、映像で見ると重くなりすぎず不思議な気持ちになる、見たことのない映画だなと思います。」と是非スクリーンで見てほしいとアピール。
「記憶と再生の映画」と言う長谷川は「記憶と向き合って再生していくというか、そういうことを誰が観ても感じられる、普遍的な良い映画なんじゃないかと思います。ファンタジーっぽいところもあって、ジブリ作品に近いかな。是非、幻想的で美しい世界を映画館という異界の中で楽しんでくれたらと思います」と語り、公開直前イベントを締めくくった。
過去と向き合いながらも必死に前を向こうとする姿に心を打たれる本作。是非公開にご期待ください!
「もし僕が溺れたらどうなりますか?」
「大丈夫、私が助けます。」
傷ついた人生に光を灯す、切なくてちょっとおかしい感動作。
大学で哲学を教える小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)は、泳げない。水に顔をつけることも怖い。人間と水の関係についての頭でっかちな理屈ばかりをこねて、水を避けてきた雄司はある日、ひょんなことから水泳教室に通い始めることになる。訪れたプールの受付で、強引に入会を勧めたのが水泳コーチ・薄原静香(うすはらしずか)だった。静香が毎日教える賑やかな主婦たちの中に、体をこわばらせた雄司がぎこちなく混ざる。
その日から、陸よりも水中の方が生きやすいという静香と、水への恐怖で大騒ぎしながらそれでも続ける雄司の、一進一退の日々が始まる。
泳ぎを覚えていく日々の中で雄司は、元妻の美弥子との過去の出来事や、シングルマザーの恋人・奈美恵との未来など、目をそらし続けていた現実とも向き合うことになる。それは、ある決定的な理由で水をおそれることになった雄司の、苦しくも再生の日々だったーー。
映画『はい、泳げません』
出演:長谷川博己/綾瀬はるか
伊佐山ひろ子 広岡由里子 占部房子 上原奈美/小林薫
阿部純子/麻生久美子
監督・脚本:渡辺謙作
原作:髙橋秀実『はい、泳げません』(新潮文庫刊)
製作:東京テアトル、U-NEXT、ホリプロ、ヒラタオフィス、リトルモア
製作プロダクション:リトルモア
配給:東京テアトル、リトルモア
宣伝:ヨアケ
(c)C2022「はい、泳げません」製作委員会
6月10日(金)TOHOシネマズ 日比谷 ほかにて全国ロードショー