池坊専好が「戦さ」を挑む太閤・秀吉の横暴ぶりが明らかに!
黄の茶室で、金の足袋を履いて
千利休の頭を踏みつける秀吉!
野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という、狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが競演する痛快エンタテインメント映画『花戦さ』。本作は、信長、秀吉といった戦国武将と関わりを持ち、天下一の茶の湯者・千利休とも 親交があった、池坊専好という実在した京都の花僧の物語。戦国時代、時の天下人である秀吉に専好が単身立ち向かう姿を痛快に描く。
この度、暴君・豊臣秀吉(市川猿之助)が鬼気迫る怒りの表情で千利休(佐藤浩市)の頭を踏みつける画像が公開された。悪評高い黄金の茶室で、金色の袴、金色の足袋という秀吉の驕りを象徴する姿。秀吉の足元には、秀吉が好まない黒楽茶碗も確認できる。実は“色”も本作を語る上で重要な要素となるのだ。
秀吉と利休の断絶の真相については諸説あるが、果たして、本作ではどのように描かれているのか?ただただひれ伏す利休を踏みつける秀吉の横暴ぶりが、やがて専好を一世一代の「戦さ」へ突き進ませることを予感させる。
主人公の花僧・池坊専好(野村萬斎)は、天下統一を目指す織田信長(中井貴一)の前で花をいけたが、思わぬ失態が信長の怒りを買い、軽妙な機転で彼を救ったのは、秀吉だった。そんな出会いから十数年。秀吉の治世のもと戦乱は収まり、専好と利休は無二の友として互いの道を高め合った。だが天下人となった秀吉の驕りは嵩じ、利休を自害に追い込むこととなる。
友のため、民のために、「花をもって世を正そうぞ」と手にしたのは、「刃(やいば)」ではなく「花」。池坊専好が太閤秀吉に仕掛けた一世一代の「戦さ」とは――。
歌舞伎界代表の市川猿之助と映画界代表の佐藤浩市の火花散る遠慮なしの演技バトルにも注目だ。
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<あらすじ>
16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連ねる花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく、命ある花の美しさだった―。
【出演】野村萬斎 市川猿之助 中井貴一 佐々木蔵之介 佐藤浩市
高橋克実 山内圭哉 和田正人 森川 葵 吉田栄作 竹下景子
【脚本】森下佳子
【音楽】久石 譲
【監督】篠原哲雄
【原作】鬼塚 忠「花戦さ」(角川文庫刊)
【配給】東映
©2017「花戦さ」製作委員会
6月3日(土) 全国ロードショー!