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鈴木亮平&有村架純、相性バッチリ!「最初から兄妹のようだった」 鈴木はオール阪神・巨人から伝授されたギャグを披露! 映画『花まんま』完成報告会見

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映画『花まんま』の完成報告会見イベントが、3月30日、東京国際フォーラムにて行われ、キャストの鈴木亮平と有村架純、監督の前田哲が登壇した。

第133回直木賞を受賞した朱川湊人の短編集『花まんま』を原作に、前田晢監督がメガホンを取り、実写映画化した本作は、ある兄妹の不思議な体験を描いた物語。 早逝した両親と交わした約束を胸に、たった一人の妹の親代わりとして生きる熱血漢の兄・加藤俊樹を鈴木亮平、まもなくの結婚を控えながら、ある〈秘密)を抱えている妹・フミ子を有村架純が演じる。さらに、フミ子の婚約者・中沢太郎に鈴鹿央士、俊樹の幼なじみの駒子をファーストサマーウイカのほか、オール阪神・巨人など個性豊かなキャストが顔を揃えた。

会場がタイトルでもある小さな花のお弁当(花まんま)と(満開のつつじ)のバックパネルで彩られる中、レッドカーペットを歩いて鈴木、有村、前田監督が登場。

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初めて脚本を読んだときの感想を、鈴木は「関西弁で言えば『これは感動するやろ!』って感じ。ずるいくらい感動させられる脚本だなと思いましたし、出来上がった映画を試写で観たときに全く同じ感想だったので、さすが前田監督だなと本当にびっくりしました」とコメント。映画を観て「兄妹愛だけではなくて、親子の愛だったり、亡くなった大切な人への思い、心の痛みをどのように乗り越えていくのか、凄く広いテーマにまで拡張されていて、色んなメッセージを受け取れる作品になっているところが、僕は一番好きなところです」と熱く語った。

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有村は「私も初めて脚本を読んだとき、とても懐かしい気持ちになって、でもどこかクスっと笑える・・・、また新しい作品ができるんじゃないかなと思って参加させていただきました」と、期待を胸に撮影に臨んだ様子。そして、懐かしく感じた理由を「自分自身の過去を振り返られるような作品でしたし、家族、姉妹に対する思い、自分が1人で過ごしてきた時間などを回想する脚本でした」と述べる。

撮影現場では、キャスト、スタッフともに関西人が多く集まっており、関西を舞台にすることについて、鈴木は「関西人は“本音を真剣に伝え合うのは、ちょっと恥ずかしいみたいなところがあるんです。つい、それを笑いにしたり、”明るく生きたいよね“とする中から、どうしても溢れ出してしまう瞬間や想いがあるので、関西を舞台にしている意味があると思いました」と説明。

有村も「軽快な空気感がしっかりと反映されているなかで、それぞれのキャラクターの群像劇のようにまとまっていて、作品の世界観に入ることができるんです」と続けた。

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鈴木と有村を「本当の兄妹のようだった。前世は兄妹だったんじゃないかなと思うくらい」と称える前田監督は「どうしてもネイティブな関西弁を話す人が良かったし、亮平さんは体も大きく、心も大きく、年齢もピッタリで、兄やんいた!と思った。有村さんとの組み合わせがとても良くて、このお2人なら『花まんま』の世界がつくれるんじゃないかなと思いましたね」と満足気。

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「現実にいる兄妹の距離感を出したかった」と話す鈴木。自身が演じる俊樹についても「ただ、立派で優しい兄です!ではつまらないので」とリアルな人物像を目指したそうだが、有村との相性は「初対面から良かった」と断言する。「有村さんは凄く自然体。テレビで見るイメージと普段が変わらないんです。凛としていながらも自然体で、“いるよな、こういう妹”と感じさせてくれた」と共演を喜び感謝する。

対して有村は「(想像していた)実直で職人気質なイメージをひっくり返してくれた。お茶目な面や懐が深いところ、キャストやスタッさんを信用して身を委ねる方でした」と。「本当に良く笑うし、お箸を落としたり、飲み物をこぼしたり・・・」と明かすと、監督も「意外とおっちょこちょいだよね」と言われ。「よく箸も折るんです。力があるのかな?普段からそうだから、そういわれてもなんともないですね(笑)。自分の大きさがわかってなくてよくぶつかるし」と笑い飛ばす鈴木。有村からも「鍛えすぎなんじゃない?」とツッコミを入れられる始末。監督は「そんな無骨な感じが俊樹にピッタリだったんです」と太鼓判を押していた。

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また、共演の鈴鹿とサマーウイカにも話が及ぶと、有村は「鈴鹿くんは、現場に癒しのオーラを充満させているんです。掴みどころがなくて、ポンと出てくるワードがユーモア。彼なりの世界観がしっかりあるんです」と述べる。鈴木は「ウイカさんはフミ子とはまた違うタイプですが、初日から幼馴染みな感じが出ていて、こういう子もいるなと。2人の対比が面白かったですね」としみじみ。

さらに、「関西で作った・・・ならではのものは?」と言う質問に、鈴木が「オール阪神・巨人さんが出ていることじゃないかな。東京ではなかなか見れないし」とキッパリ。「ギャグも伝授してもらいました(笑)」と言い、リクエストを受け、“猫背”と“ハト胸”のギャグを披露し、会場を沸かせる場面も。

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「披露宴のスピーチは鈴木さんが(文を)作りたいと提案したとか?」と問われると、「みんなで作りましたが、用意したものではなくて、俊樹であり鈴木亮平がどう思うか、生々しいセリフにしたいと思った。監督がそれを受け入れて役者を信用してくれたことがありがたかったです」と感慨。監督も「本当に亮平さんとはたくさんのキャッチボールをしました。最終的に俊樹の、亮平さんの気持ちになっていた」と大満足。

クライマックスの大切なシーンでもあり、有村は「(俊樹の)セリフを見せてもらいましたが、正直あまり見たくなかった。サーっと読んで本番に臨みました。すると、無いはずの感情が自然に生まれてきて、自然と涙腺が緩んでいました」と回顧し、充実感を滲ませていた。

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最後に、監督は「亮平さんと架純さんと一緒にこの映画を作り上げたことは、僕の中で本当に喜びです」と笑顔を見せ、有村は「春にピッタリな温かい作品ができたと思います。観終わったあとに、家族や大切な人に連絡してみたいと感じられると思うので、年齢問わず多くの方に観ていただけたら嬉しいです」と伝え、鈴木が「この映画はファンタジーなんですが、ファンタジー要素が入っているからこそ、現実の僕たちの愛をよりはっきり見ること、感じることができる。それがまさに芸術だなと思いました。愛とか命、自分が生きているのは誰のおかげなんだろうということをほんのり感じていただいて、温かい涙を流して劇場をあとにしていただけると思います」とメッセージを送り、会見を終了した。

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《ストーリー》
「花まんま」それは、大切な人に贈る小さな花のお弁当。
大阪の下町で暮らす二人きりの兄妹。兄・俊樹は、死んだ父と交わした「どんなことがあっても妹を守る」という約束を胸に、兄として妹のフミ子を守り続けてきた。妹の結婚が決まり、親代わりの兄としてはやっと肩の荷が下りるはずだったのだが、遠い昔に二人で封印したはずの、フミ子の〈秘密〉が今になって蘇り・・・

《作品情報》
■タイトル:『花まんま』
■公開情報:4月25日(金) 全国公開
■キャスト:鈴木亮平 有村架純
鈴鹿央士 ファーストサマーウイカ 安藤玉恵 オール阪神 オール巨人
板橋駿谷 田村塁希 小野美音 南 琴奈 馬場園 梓
六角精児 キムラ緑子 酒向 芳
■原作:朱川湊人『花まんま』(文春文庫) ✿第133回直木賞受賞
■企画協力:文藝春秋
■監督:前田 哲(『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『そして、バトンは渡された』『九十歳。何がめでたい』ほか)
■脚本:北 敬太
■イメージソング:AI「my wish」(UNIVERSAL MUSIC / EMI Records)
■映画コピーライト:ⓒ2025「花まんま」製作委員会

◆公式HP:https://hanamanma.com
◆公式X(旧Twitter):@hanamanma_movie
◆公式Instagram:@hanamanma_movie
◆公式TikTok:@hanamanma_movie
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✿ 4月25日(金)全国公開 ✿