熊本が誇る名所“万本桜”を舞台に、吉行和子、村上虹郎、篠原篤が結集!
主題歌にCocco!
豪華メンバーで送る短編映画『春なれや』
山田洋次監督作品、大島渚監督作品等で圧倒的な存在感を示し続ける女優・吉行和子が、短編映画に初出演した『春なれや』の公開が、今夏8月26日に決定し、本日メイン・ビジュアルと公式HPが発表されました。共演には今もっとも注目を集める気鋭の若手俳優・村上虹郎、そして第39回日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞の篠原篤など映画界の未来を担う俳優達が集結。主題歌をCoccoが務める等、短編映画の常識を覆す豪華な顔ぶれとなっています。監督は海外でも受賞歴を持つ外山文治。本作では製作と脚本を兼任しています。
また『春なれや』は、熊本地震のわずか数日前に熊本県菊池市の名所“万本桜”を中心に撮影されており、その美しい景観と叙情的な物語が、観る者に深い感動を与える作品になっています。
本作の完成に伴い熊本県菊池市の江頭実市長もコメントを発表されています。
「桜のご縁から市をあげて映画撮影のお手伝いをしたその数日後、私たちは思わぬ大震災の被害者になりました。途方に暮れていた私たちにとり、万本桜を舞台にした愛と希望の物語が大きな勇気と力を与えてくれることでしょう」(一部抜粋)
物語は「ソメイヨシノは60年経ったら咲くことができない」という噂の真相を確かめるため、老人ホームを抜け出した女性と、彼女を想い出の桜まで案内することになってしまった青年の温かな交流を描いたもの。
また本作は、「映画監督外山文治短編作品集」と題し、芳根京子主演短編映画『わさび』(外山文治監督作品)他と同時上映で劇場公開されます。
【STORY】
櫻の花が咲く季節、ひとりの老いた女性が警察に保護された。
身元不明のその女性には、どうしても行きたい場所があるという。
「ソメイヨシノは60年咲くことができない・・・」
そんな噂の真偽を確かめるべく、老人ホームを抜け出し想い出の会いにきた女性と、彼女を案内することになってしまった青年。ふたりは、廃校となった木造校舎へと向かい、60年前に植えたソメイヨシノの現在を見つめる。
製作・監督・脚本:外山文治(映画『燦燦–さんさん–』『わさび』ほか)
出演:吉行和子、村上虹郎、篠原篤、ほか
主題歌:「Time」Cocco
2016年/日本/日本語/カラー/ビスタ/ステレオ/ 20分
劇場:ユーロスペース 渋谷
公式HP: http://haru-wasabi.com
© 外山文治2016
2017年8月26日(土)公開!