永野芽郁＆佐藤健「この作品は我々の集大成！」佐藤「これに出るために今まで俳優を頑張ってきた！」真っ白な姿に「やっと出会えた本当の自分」！？映画『はたらく細胞』製作発表会

in CINEMA, Report(CINEMA) · 2024/06/11

映画『はたらく細胞』の製作発表会が6月11日、東京・スタジオアースにて行われ、W主演の永野芽郁と佐藤健、監督の武内英樹が登壇した。

細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼び、世界中から注目を集める、シリーズ累計1,000万部突破の大ヒット漫画「はたら＜細胞」を、日本を代表する超豪華キャストメスタッフ陣によって実写映画化。人間の体の中を舞台に繰り広げられるく世界最小の物語＞を描き出す。本作の主人公となる赤血球を永野芽郁、赤血球と共に体内を守る白血球を佐藤健が演じ、『翔んで埼玉』『テルマエ・ロマエ』の武内秀樹が監督を務める。

発表会では、小さいことにこだわったイベントを開催。ギネス申請予定である世界最小となる超マイクロサイズ（タテ４ミリ）で制作されたポスターを顕微鏡を用いてお披露目。一斉に記者たちが顕微鏡をのぞき込むという前代未聞の発表となった。さらに1mmサイズの作品も制作したとのこと。

永野と佐藤も顕微鏡をのぞき込み、「凄い！」と驚きを隠せない。本作について、佐藤は「まだ完成はしていなのですが、非常に面白かったです。笑って泣ける、王道のエンターテインメントを楽しみながら理科の勉強ができる、孫にも見せたい作品になりました！」と意気揚々に語り、「これは間違いなく我々2人の代表作になりますね」と胸を張り、「過去1番面白くて、（永野に）1番ハマっていたんじゃないですか」と自信満々。

監督も「体の中なので、なんでもありなんですが、逆にどこまでやっていいのかが難しかった」と振り返り、「フジテレビを辞めて最初に来た作品で、凄くラッキーだと思いました。とてもいい題材に巡り合えて、ワクワクしました」と、作品との出会いを喜んだ。

赤血球と白血球という役柄に、永野は「最初は全然理解ができなくて。でも最初で最後の赤血球だなと思ったので嬉しく、楽しみにしてました」とオファーを快諾。

佐藤は「僕は漫画を読んで、とにかくこの世界観に惚れてしまって。白血球役のイメージは沸きました。イメージしか湧かなかったです。逆に、これをやらなかったら今まで俺は何をしていたんだ！と。この役をやるために今まで俳優として頑張ってきたんだなと思いました。集大成です！」ときっぱり。永野も「私がやるべきだった！私の集大成です」と同調する。

実際に演じてみて、永野は「いつも以上に楽しく、面白がりながらやりました」と言いながらも、「初日に、感情をいれなければならないシーンがあったんですが、横を見たら真っ白な人がいるんです」と久しぶりの共演の佐藤を指し、「５～6年ぶりくらいにお会いした姿が真っ白だったんで。私は笑いが止まらなくて大変でした」とエピソードを語る。

その言葉に佐藤は「光栄ですね」とニヤリ。「確かに真っ白で面白かったと思うんですが、意外と永野さんの赤血球のほうが面白いんですよ。じわじわきます」と笑った。「真剣にやっているというのが面白くて･･･」と回顧した永野だった。

佐藤は「赤血球もたくさんいてそれぞれ個性があるんです。大衆の中でも永野さんはすぐわかった。これが華かと！」と言い、「健さんは褒め上手なんです」と永野を照れさせる。そして、自身の白血球についても言及し、「白血球もたくさんいるんです。全員真っ白で、けっこう先輩とかも紛れているんですが、素通りしてしまったり、気づかなかったりしましたね」と苦笑い。

白いメイクには「気持ち良かったです。白く塗られていけばいくほど、気持ちよかった。これが俺の本当の姿で、やっと出会えた本当の自分！」と吐露し、永野が「何を言ってるんですか」と笑わせた。

また、本作ではアクションシーンも見どころの一つとなっているが、監督は「白血球は外敵と戦う細胞で、アクションシーンが凄いんです。めちゃくちゃカッコよくて現場で見て感動しました」と絶賛。

今回のアクション演出は『るろうに剣心』でもタッグを組んだ大内貴仁氏とともに作り上げたという佐藤。「大内さんがいいと提案させていただきました。ちょっとすっとぼけた、子供向けの作品だからこそ、アクションは本格的なほうが映画としてメリハリがついて面白いかなと思って」と経緯を明かしつつ、「『るろうに剣心』以上のアクションを見せないと自分がやる意味がないので、けっこう頑張ったんですよ」と胸を張る。