映画『HELLO WORLD』の初日舞台挨拶が、9月20日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、本作の声優を務める北村匠海、松坂桃李、浜辺美波、福原遥と、伊藤智彦監督、が登壇した。
本作は、劇場初監督作品『劇場版ソードアート・オンライン –オーディナル・スケール-』(2017年)で興行収入25億円(全世界43億円)の大ヒットを記録した、伊藤智彦監督の最新作。2027年の京都を舞台に、内気な男子高校生・直実と、突然現れた自分の未来を名乗る青年・ナオミが、ヒロイン・瑠璃の命を救うために奮闘する様を描く、SF青春ラブストーリー。直実役を今回が声優初挑戦となる北村、ナオミ役を松坂、ヒロイン・瑠璃役を浜辺が務める。また、音楽は本作のためだけに結成されたプロジェクト、“2027Sound”が担当したことでも話題を集めている。
劇中に登場する、神の手(グッドデザイン)と呼ばれるあらゆるものを書き換えることができるアイテムにちなみ、「実際に神の手を手にしたら何をしたい?」と聞かれた北村は、「何でもできちゃうんですよ!・・・ガンダムに乗りたい!」とキッパリ。以前からガンダム好きを公言している北村は「指の関節の仕組みとか、どういう構造になっているのか隅々まで知っていないといけない」と興奮気味に語ると、「あとはどうやって(コックピットまで)登るのかだね」と松坂。北村は「タケコプターで上まで行きます」と妄想が止まらない。
同じ質問に、松坂は「螺旋丸ですかね。『NARUTO -ナルト-』に出てくる」と答えた。北村も「チャクラですね!」と話に乗っかると、松坂は「直実くんとの修行シーンにけっこう似ているところがあるんですよね」と劇中シーンもしっかりアピール。
一方、浜辺は「私そんなに夢のあることが浮かばなくて・・・」と苦笑いしながら、「マンションを建てて下の階を売ろうかなと思ってました。なんかダメだなぁ・・・じゃ、お城にします。でも壊れちゃうか。山を平にして土地の値を上げようかな(笑)」と現実的な妄想を。福原は「食べるのが大好き。特にお肉。手でお肉を焼いてみんなに振舞うのもいいかも」とジェスチャーを交じえて説明していた。
10年後の未来から来た自分と出会う内容にちなみ、「行ってみたい時代は?」と尋ねられ、北村は「縄文時代とか・・・。アウストラロピテクスとか北京原人と対話したい。割り箸とかでびっくりさせたい。マンモスのステーキも食べたいな」とニッコリ。浜辺が「自分が小学校1、2年生のときに戻って食育をしてあげたい」と伝えると、松坂に「現実的すぎるわ」とツッコまれていた。
さらに、「10年後は何をやっていると思うか?」との質問に、北村と松坂、浜辺と福原の男女ペアに分かれてお互いを想像。北村は、松坂の10年後を「松坂さんとはゲームやアニメの話をたくさんさせていただいたので、10年後はアニメーション監督をやってほしいですね」とコメント。松坂は「監督!? ハードル高いなぁ(笑)」と笑いながらも「(北村の)縄文時代に行きたいという妄想を叶えてあげたいので、『(はじめ人間)ギャートルズ』とか『(ジャングルの王者)ターちゃん』みたいな時代をテーマにしたものを2029年にぶつけたいですね」と明かした。「北村くん、ターちゃんみたいな役だよ。ほとんど全裸だよ、大丈夫?」と確認して会場の笑いを誘った。
松坂は、北村の10年後について「音楽活動もやってるしお芝居もできるので、海外に羽ばたいているんじゃないでしょうか。その海外作品1発目として私の作品で(笑)」と、アニメーション監督作品を海外作品という設定にして会場を沸かせた。
浜辺は、福原の10年後を「福原さんの花嫁姿が見たいなと。結婚式に呼ンでほしい!絶対いいお母さんいなるし、天使のような子供達に囲まれて木陰とかで本を読み聞かせていそう」と目を輝かせる。嬉しそうに福原が浜辺に「来てくれる?」「行く!行く!」「ブーケを受け取りたい!」と乙女トークに華を咲かせると、その二人に挟まれて立つ北村と松坂は「いたたまれないですね(笑)・・・、縄文時代の話していて」と肩をすぼめていた。
映画『HELLO WORLD』
公式サイト:https://hello-world-movie.com/
2019年9月20日(金) 全国東宝系にて公開中!