映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』中村蒼インタビュー！新しい自分を観てもらうのが楽しみです！

in CINEMA, INTERVIEW, Interview(CINEMA) · 2017/08/18

Tags: HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY, 中村蒼

シリーズ映画の累計興行収入33億円超え、関連映像の累計視聴者数600万人を超えるエンタテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」。“全員主役！”のコンセプトのもと、日本中が熱狂した「HiGH&LOW」待望の新作映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』が8月19日、続く『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』が11月11日の劇場公開を控え、更に進化を遂げている。現在、よみうりランドにて同シリーズの世界観を満喫できるイベントスペース「HiGH&LOW THE LAND」「HiGH&LOW THE MUSEUM」も絶賛開催中（2017年9月10日（日）まで）。この夏も“ハイロー”の勢いは留まるところを知らない。

「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」という5つのチームが拮抗するエリアSWORD地区。この街と仲間を守るために戦う若者たちの熱い姿を描く本作。『HiGH&LOW THE MOVIE 2』では、SWORD支配を目論む新たな脅威となる集団が現れ、再び未来をかけた最大の戦いが始まる。今回、新キャストとして極悪スカウト軍団「DOUBT」のリーダー・林蘭丸を演じるのは、若手実力派俳優の中村蒼。これまでの爽やかなイメージからは想像できない、暴力で人を束ねる残酷な狂人を演じ、初めてアクションにも挑戦した。「HiGH&LOW」チームに参加して感じたものは？新しい姿を見せる彼にお話をうかがった。

― いつもの中村さんのイメージとは正反対とも言える、狂気あふれる林蘭丸という役ですが、出演するにあたって躊躇はなかったですか？

躊躇しました。「HiGH&LOW」シリーズはドラマから映画と、回を追うごとに大きなプロジェクトになっていて、観ている方も増えていますし、「HiGH&LOW」の世界観がより完成されていっている。そんな中で、これまでの自分とは違うイメージの演じたことのない役で参加することによって、今まで皆さんが築き上げてきた世界観が崩れてしまうのではないか･･･という不安があったので、最初は悩みました。

― それでも参加しようと思った決め手は何だったのでしょうか？

今回の作品に限らず、いつも色々な役に挑戦したいという気持ちを持っています。でも、「こういう役をやりたい」といって役が回ってくるわけではないですから。せっかく飛び込んだことのない役のオファーをいただいたので、「挑戦してみよう！」と思い、出演を決めました。

― とても強烈な役どころですが、演じてみていかがでしたか？

普段は“リアルに”というものを追及しながら演じているのですが、ときにそれに縛られてしまうときもあります。蘭丸という役は現実離れしているキャラクターなので、逆に思い切って演れることができて良かったです。演じていて楽しかったです！

― アクションも凄いですね。

そうですね。アクションは初めてでしたし、僕はあまり運動神経よくないほうなので･･･(笑)。格闘技とかもほとんど見ないので、なかなか闘うということに対して親しみがなくて大変でした。

― では苦労も多かった？

アクションは、“相手に対して遠慮をしない”ということが重要だと言われました。僕はどうしても（蹴ったりすることに）遠慮してしまうので、いかに思い切って相手を蹴ったり殴ったりするか。殴ったふりですけど(笑)。いい意味で相手に対する配慮を一瞬なくしてしまうか、そこが難しかったです。
アクション監督からも指導していただきましたが、周りのアクション俳優のみなさんはかなり鍛え上げられたプロの方ですから、僕の蹴りなんか大したことないんでしょうしね(笑)。なので、体を預けて頑張りました。

― 壮絶なシーンが多い中で、ぜひ観ていただきたいところは？

蘭丸は「自分のチームには弱い者はいらない。信じられるのは金と力だけ」という強い思いを持っている人間ですが、僕は「仲間を信じられない、とても寂しい人なんだなぁ」と思ったんです。そういう蘭丸の孤独、切なさみたいなものを感じながら演じたので、画面にははっきりとは描かれてはいませんが、観ている方にも、ふとした瞬間にそういうものを感じていただけたら嬉しいです。

― 殺伐とした映像が広がりますが、撮影現場の雰囲気も厳しかったですか？

いえ、全然そんなことはなかったです。アーティストやパフォーマーの方々はみなさん明るいですね。やっぱり何十万人の前で観客を楽しませる仕事をされているので、凄く明るいオーラが出ていて、僕のように初参加の者もとても飛び込みやすい雰囲気でした。

― 特にお話をされた方はいらっしゃいますか？

アクションシーンがメインだったのでじっくりお話することはできなかったんですが、黒木さんや、自分たちと闘うNAOTOさんとはお話させていただきました。

― 近くで演技をご覧になって刺激になりましたか？

そうですね。まず身体の動きがキレキレですし、凄く真摯に、100％の力でお芝居に取り組んでいる姿を見て、尊敬しました。

― 蘭丸以外に、中村さんから見て興味のあるキャラクターは？

魅力的な人たちがいっぱいいますよね･･･、う～ん（しばし考えて）、SWORDではないけれど、“九龍グループ”の人たちは“大人な人たち”という感じでいいですね。多くを語らずしても醸し出すオーラがある。怖い人の役を怖いんだって思って演じなくても、そこに存在するだけで怖い。それは演じる人の人生経験などから滲み出るものだと思いますが、ちょっと憧れますね(笑)。

― これからも色々な役にチャレンジされると思いますが、益々のご活躍を期待しています。

ありがとうございます。今回は、自分でも「僕ってこういう顔するんだな･･･」っていう発見もあって驚いています。これまで見せたことがない中村蒼をご覧いただけると思います。ぜひ『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』を楽しんでください。

【中村蒼（なかむらあおい）プロフィール】
1991年、福岡県出身。2006年、寺山修司原作による舞台「田園に死す」で主演デビュー後、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍。
10月28日公開の映画「ポンチョに夜明けの風はらませて」に出演するほか、11月3日(金・祝)より放送がスタートするBS時代劇「赤ひげ」らも出演が決定している。

映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY 』
【STORY】
SWORD地区──。「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」という5つのチームが拮抗するエリアは、それぞれの頭文字をとってそう呼ばれていた。バラバラだったSWORDのメンバーたちは、伝説のチーム「ムゲン」のリーダー・琥珀（AKIRA）率いる湾岸連合軍との“コンテナ街の戦い”に辛くも勝利。街は束の間の平和を取り戻していた。
そこに突然、彗星のごとく最凶の集団が現れる。暴力で人を束ね、街全体を震え上がらせていた暴君・林蘭丸（中村蒼）率いる悪名高いスカウト集団「DOUBT」。絶大な力で監獄に君臨していた王者・ジェシー（NAOTO）を筆頭とする武闘派集団「プリズンギャング」。新たな敵は、恐怖によるSWORD支配を目論んでいた。
さらに権力と癒着してカジノ建設の野望を持つ反社会組織「九龍グループ」と、その陰謀を暴こうとする琥珀、九十九（青柳翔）、雨宮兄弟（TAKAHIRO、登坂広臣）の激闘も絡み、SWORD地区はかつてない事態へと突入する。そんな緊張がマックスに達したとき、ついに蘭丸率いるDOUBTがジェシーらプリズンギャングの力を借りて、深い因縁を持つWhite Rascalsに対決を挑む。圧倒的な勢力差を前にロッキー（黒木啓司）らWhite Rascalsは絶体絶命の窮地に陥るが──。そこに現れたのは、仲間のため街のために覚悟を決めたコブラ（岩田剛典）らSWORDの仲間たちだった！それぞれの想いが交差する中、未来をかけた最大の闘いが始まった。その果てに待ち受けるものは、希望か、それとも絶望か──。

企画プロデュース：EXILE HIRO
脚本：平沼紀久、渡辺啓、福田晶平、Team HI-AX
監督：久保茂昭(「HiGH&LOW THE MOVIE」監督)、中茎強(「HiGH&LOWドラマSEASON2」監督)
アクション監督：大内貴仁(「HiGH&LOW THE MOVIE」/「るろうに剣心」シリーズ)
企画制作：HI-AX
製作：「HiGH&LOW」製作委員会
クレジット：©2017「HiGH&LOW」製作委員会
配給：松竹

出演：
【山王連合会】岩田剛典・鈴木伸之・町田啓太・山下健二郎・佐藤寛太・佐藤大樹・八木将康・岩谷翔吾・山本彰吾
【White Rascals】黒木啓司・遠藤雄弥・稲葉友・栁俊太郎・廣瀬智紀・松田凌・西川俊介・西村一輝/喜矢武豊・樽美酒研二
【鬼邪高校】山田裕貴・鈴木貴之・一ノ瀬ワタル・青木健・清原翔・陳内将
【RUDE BOYS】窪田正孝・佐野玲於・ZEN・佐野岳
藤井夏恋・鈴木梨央
【達磨一家】林遣都・阿部亮平・小澤雄太・水野勝・田中俊介・守屋光治・井澤勇貴
【苺美瑠狂】楓・佐藤晴美・山口乃々華・城戸愛莉
藤井萩花・坂東希
【DOUBT】中村蒼・秋山真太郎・武田航平
【MIGHTY WARRIORS】 ELLY・大屋夏南・野替愁平・白濱亜嵐・ANARCHY・LIKIYA・祐真キキ
【プリズンギャング】 NAOTO・関口メンディ―・岩永ジョーイ・武尊・城戸康裕・JAY・中谷太郎
【雨宮兄弟】 TAKAHIRO・登坂広臣
【ムゲン】 AKIRA・青柳翔
【九龍グループ・幹部】橘ケンチ・小林直己・尚玄・小野塚勇人・渡邉紘平・武田幸三・夕輝壽太・白石朋也・荒木秀行・黒石高大
池上幸平・中井ノエミ長谷川初範・堀部圭亮 /豊原功補
【九龍グループ・会長】岩城滉一・岸谷五朗・加藤雅也・笹野高史・髙嶋政宏・木下ほうか・中村達也・早乙女太一 /津川雅彦