森田剛、初主演映画決定。
『ヒメアノール』
欲望のままに無抵抗な対象を殺害していく“狂気の連続殺人鬼”に挑戦!
古谷実の人気漫画「ヒメアノ〜ル」を完全映画化。
共演には濱田岳、佐津川愛美ら実力派俳優。監督に『銀の匙』の吉田恵輔。
森田剛が、『ヒメアノ〜ル』で凶悪な連続殺人鬼に挑戦する。
原作は、連載当時その過激な内容からファンのあいだで物議を醸し、実写化不可能とも言われていた、伝説のマンガ。森田剛はこの初主演の映画で、果敢にタブー打破に挑戦、“映画史に残る連続殺人鬼”を演じることになる。蜷川幸雄、宮本亜門、いのうえひでのり、行定勲ら名演出家たちの舞台作品で、演技の幅を広げてきた森田にとって、本作は満を持しての映画初主演となる。監督は、『さんかく』(10)で様々な賞を受賞、ユーモラスで繊細な人間描写に定評がある吉田恵輔。今までの作風とは違うこの衝撃作に挑戦。完全映画化を目指し、R15も辞さない決意で臨む。物語は、ビルの清掃会社でパートタイマーとして働く岡田と同僚の安藤の恋愛に悩む平凡な日常とともに、のちに岡田の恋人となるユカをつけ狙うサイコキラー・森田正一の心の闇を描いている。
映画では、森田剛演じる“人をターゲット=餌としか思わない連続殺人鬼・森田正一”を主軸に“極限の凶悪”が描かれる。平凡な男・岡田進に、実力派俳優の濱田岳、森田正一にストーキングされるヒロイン・ユカを佐津川愛美が演じる。森田剛同様、濱田岳・佐津川愛美の2人もこれまでにない体当たり演技に挑む。3月末日クランクイン。公開は、2016年予定。キャスト、スタッフの新しい挑戦=超意欲作『ヒメアノ〜ル』をご期待下さい。
【作品概要】
「なにも起こらない日々」に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田。同僚の安藤に、想いを寄せるユカとの恋のキューピッド役を頼まれて、ユカが働くカフェに向かうと、そこで高校時代の同級生・森田正一と出会う。ユカから、森田にストーキングされていると知らされた岡田は、高校時代、過酷ないじめを受けていた森田に対して、不穏な気持ちを抱くが・・・。 岡田とユカ、そして友人の安藤らの恋や性に悩む平凡な日常とともに、ユカをつけ狙い、次々と快楽殺人を重ねるサイコキラー森田正一の心の闇を描く衝撃の問題作!
【タイトル:ヒメアノ〜ルの意味】
ヒメアノ〜ル=ヒメ・トカゲ=強いものの餌になる弱者
森田正一 役 /森田剛 コメント
原作は、お話を頂いてから読みました。人間がしっかり描けている所が、とても読みやすく面白かったです。
決して共感はできない今回の役作りに関して、吉田監督とお話ししただけでは、中々理解するのが難しいと感じています。森田正一の過去や、なぜこういう人間になったのかを理解して、クランクインを迎えたいです。いわゆる悪い人は沢山存在しているかもしれないが、彼らの過去には何かしらの理由があるのでは?
キャスト・スタッフのこめた熱が、しっかり伝わる人間臭い作品を目指したいと思います。
<森田剛(もりた ごう)プロフィール>
1979年2月20日生まれ、埼玉県出身。V6のメンバーとしての歌手活動のほか、ドラマや映画など多方面で活躍。2005年に、劇団☆新感線の舞台「荒神~Arajinn~」で舞台初主演。その後、蜷川幸雄、宮本亜門、いのうえひでのりなど、名演出家たちの作品で主演を務め、役者として新たな魅力を開花させている。2014年度は「夜中に犬に起こった奇妙な事件」(演出:鈴木裕美)「ブエノスアイレス午前零時」(演出:行定勲)の2本の舞台で主演を務めた。2015年11月1日に、V6結成20周年を迎える。
監督:吉田恵輔 コメント
高校生の頃からバイブルだった古谷実さんの漫画を監督出来るなんて夢のようです。ドス黒さ溢れる、良い意味でバランスの悪い映画に仕上げたいです。森田さんには“普通なんだけど普通じゃない”という感じを表現して頂きたい。難しい注文ですが、森田さんなら答えてくれると思います。
<吉田恵輔(よしだ けいすけ)プロフィ−ル>
1975年5月5日生まれ、埼玉県出身。東京ビジュアルアーツ在学中から、自主映画制作を始める。塚本晋也監督作品やPVの制作に参加し、照明を担当。『机のなかみ』(07)で監督デビュー。『さんかく』(10)でTAMA映画祭最優秀作品賞、高崎映画祭若手監督グランプリを受賞するなど、ユーモラスで繊細な人間描写に定評がある。その他の主な監督作は『純喫茶磯辺』(08)、
『ばしゃ馬さんとビッグマウス』(13)、『麦子さんと』(13)、『銀の匙 Silver Spoon』(14)など。
原作者:古谷実 コメント
大変ありがたいです。 森田さん、よろしくお願いいたします。
<古谷実(ふるや みのる)プロフィ−ル>
1972年、埼玉県出身。1993年「行け!稲中卓球部」で漫画家デビュー。本作が若者から絶大な支持を受け大ヒットになるとともに、第20回講談社漫画賞を受賞する。その後も、「僕といっしょ」(97)「グリーンヒル」(99)など数々のギャグ漫画を発表。しかし2001年に、これまでのギャグ路線とは一線を画す残酷青春物語「ヒミズ」の連載を開始。その他の代表作に「シガテラ」(03)、「わにとかげぎす」(06)、「サルチネス」(12)などがある。
<岡田進 役:濱田岳(はまだ がく) プロフィ−ル>
1988年生まれ、東京都出身。10歳のときにドラマ「ひとりぼっちの君に」でデビュー。2008年に映画『アヒルと鴨のコインロッカー』で第22回高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞。その独特な存在感で映画、ドラマ、CMへと活躍の場を広げている。主な出演作に映画『ゴールデンスランバー』(10)、『ロボジー』『ポテチ』(12)、『はじまりのみち』『永遠の0』(13)、『偉大なる、しゅららぼん』『サケボム』(14)、ドラマ「HERO」(14/CX)などがある
<阿部ユカ 役:佐津川愛美(さつかわ あいみ) プロフィ−ル>
1988年、静岡県生まれ。2005年に『蝉しぐれ』で映画デビュー。主な出演作に『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07)『悪夢のエレベーター』(09)『最後から二番目の恋』(12/cx)、『俺俺』(13)などに出演。映画、ドラマ、舞台と幅広く活動する。
2016年、全国公開!