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作間龍斗、山田杏奈と芋生悠との共演に緊張も、この日はカッコいいジャニーズで登場し監督から「知らない人です」!? 映画『ひらいて』完成披露舞台挨拶

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映画『ひらいて』の完成披露舞台挨拶が、10月4日、東京・池袋HUMAXシネマズにて行われ、主演の山田杏奈をはじめ、共演の作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、芋生悠、首藤凜監督と、原作者の綿矢りさが登壇した。

芥川賞作家・綿矢りさの同名人気小説を、弱冠26歳・新進気鋭の若手監督首藤凜が脚本・監督を務め映画化。高校生の思いつめた恋心、暴走する想い、人間の根源的な愛を問う本作は、学校でも優等生でビジュアルも良く人気者の「愛」の恐れを知らない熱い恋心が、彼の「恋人」にまで向けられ、三角関係だけにとどまらない方向へと進んでいく・・・、エキセントリックでありながらも切実な純愛を描く新感覚な恋物語。主人公の木村愛役を山田、愛が密かに想いを寄せるクラスメイトの西村たとえ役を作間、たとえの秘密の恋人・新藤美雪役を芋生が演じる。

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首藤監督は「17歳の冬、何度も救われた新しい出会い」と原作との出会いを明かし、大ファンだったという物語を自ら映画化した。原作者の綿矢は「こんな思いで映画にしてくださる読者の方がいて本当に光栄。自分は大人っぽい恋愛関係を描いたつもりだったけれど、映画では高校生のみずみずしい感性が出ていて原作にはない素晴らしさがあると思います」と絶賛し、映画化を喜んだ。

愛を演じた山田は「突拍子もない行動をとったり、思い切った行動をするのですが、監督にもずっと『わからないです』と言っていました。そのなかで、高校生ならではの暴力的な感情は誰しも共感できるものだと思うので、大事にして精一杯演じさせていただきました」と苦労した役作りを振り返る。

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芋生は「美雪は自分で自分を満たすことができて、他の人に愛を与えることができる子。傷ついた愛ちゃんを包み込む優しい子なんです」と説明し、「自分を愛することができると、他の人も愛することができるんだと感じました」とコメントした。

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本作で映画デビューを飾り、この日初めて舞台挨拶に立った作間は「緊張しています」とはにかみながら挨拶。「映画出演は初めてでしたが、周りの方々にたくさん教えていただき、指摘していただきました。女の子が中心の映画ではありますが、男性である僕でも共感できるところがあるので、映画を観て何かを感じてもらってモヤモヤして帰っていただけたら」とアピール。初共演となる山田と芋生については「共演が決まって、まずWEB検索しました。現場でお会いしたときは、やっぱり活躍されている方々なので圧倒されて緊張していました」と告白。山田は「全然そう見えなかったよね」と、芋生も「現場ではいつも堂々と現場にいて、本当に“たとえ”という感じで。現場でもみんなで穏やかに話ながら過ごして楽しかったです」と返していた。

劇中ではしっかり“たとえ”になっていたという作間だが、この日はジャニーズの作間として立ち振る舞っており、監督に「今、ここにいる人は本当に知らない人です! 立ち姿がジャニーズでカッコいいい・・・。現場ではでくの坊のようだったのに(笑)」と言わしめる始末。それでも「映画では内面の美しい部分が映っているような気がします。心が洗われるような気持ちでした」と作間を称えた。
作間も「いつもの俺の印象とは全然違う人が出てくるので楽しみにしていただきたいです」とニッコリ。

また、「好きな人に好きな人がいたら、どうする?」という質問が投げかけられると、女子たちは「好きな人の好きな人なら、自分も好きになるかも・・・」という答え。作間は「そうですか?」と不思議がり、「僕は面倒くさがりだから、相手に好きな人がいたらやめちゃいますね」とさっぱりした性格を披露していた。

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イベントでは、映画のタイトルにちなみ、最近「ひらいた」出来事を一斉にフリップで発表する企画も。山田は「サウナ―への道」と答え、同じくサウナが大好きだという芋生と大盛り上がり。芋生は「料理の楽しさ」と書き、「最近パエリアを作りました。意外と簡単なんですよ」と笑顔を見せる。

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一方、作間は「20歳への扉」と回答。「20歳になることは4年くらい前から楽しみにしています。最近19歳の誕生日を迎えまして、親から『プレゼントは何がいい?』と聞かれ、コーヒーメーカーをお願いしました。そうしたら、HiHi Jetsのメンバーたちからもコーヒーメーカーをプレゼントしてもらって・・・。いま、家にコーヒーメーカーが2台並んでます(笑)。容量が違うので、毎朝使い分けています」とまさかの被りも嬉しそうだった。

【あらすじ】
高校3年生の愛(山田杏奈)は、成績優秀、明るくて校内では人気者。
そんな彼女は、同じクラスの“たとえ”にずっと片思いをしている。
彼はクラスでも目立たず、教室でもひっそりと過ごす地味なタイプの男子。だが寡黙さの中にある聡明さと、どことなく謎めいた影を持つたとえに、愛はずっと惹かれていた。
自分だけが彼の魅力を知っていると思っていた。
しかし、彼が学校で誰かからの手紙を大事そうに読んでいる姿を偶然見てしまった事で事態は一変する。
「たとえに、恋人がいるのではないかー」その疑惑がぬぐいきれず、愛はある夜、悪友たちと学校に忍び込み、その手紙を盗んでしまう。
手紙の差出人は、糖尿病の持病を抱える地味な少女・美雪。その時、愛は、初めてふたりが密かに付き合っていることを知るのだった。それが病気がちで目立たない美雪(芋生悠)だとわかった時、いいようのない悔しさと心が張り裂けそうな想いが彼女を動かしたー。「もう、爆発しそうー」
愛は美雪に近づいていく。誰も、想像しなかったカタチで・・・。

山田杏奈
作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.) 芋生悠
山本浩司 河井青葉 木下あかり
板谷由夏 田中美佐子 萩原聖人

監督・脚本・編集:首藤凜
原作:綿矢りさ『ひらいて』(新潮文庫刊)
音楽:岩代太郎
主題歌:大森靖子「ひらいて」(avex trax)
制作プロダクション:テレビマンユニオン 製作:「ひらいて」製作委員会 配給:ショウゲート
©綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会 PG -12
公式サイト:http://hiraite-movie.com/
公式twitter:@hiraite_movie
公式Instagram:@hiraite_movie

2021年 10月22日(金) 全国ロードショー