映画『ひるなかの流星』公開記念舞台挨拶が、3月25日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、主演の永野芽郁と、三浦翔平、白濱亜嵐(EXILE/ GENERATIONS from EXILE TRIBE)、山本舞香と、新城毅彦監督が登壇した。
大ヒット連載コミック「ひるなかの流星」を実写映画化した本作は、東京の高校に転向してきた恋を知らない田舎育ちの女子高生・与謝野すずめ(永野)が、担任教師・獅子尾五月(三浦)と、クラスメイト・馬村大輝(白濱)の間で揺れ動く恋、友情を通して成長していく様を描く青春物語。
前日の公開初日に観客動員数7万人を突破するという快挙を記録し、舞台挨拶はスタートからお祝いムード。本作で映画初主演を果たした永野は、公開を迎え「今は凄くホッとしています。撮影中は、本当に最後まで撮りきれるんだろうかと心配でした」と、安堵の笑顔を見せる。
三浦は「原作のイメージを壊したくなかったので、僕なりに原作になるべく近づけるように演じました」と語り、「リレーのシーンで、『もう譲らない』と、馬村に言うセリフがあるんですが、『どうしてもこのセリフを演らせてもらえないか?』と、新城監督にお願いして撮ってもらったんです」と、当初予定になかったシーンが追加されたエピソードを披露し、作品に対する熱意を伝えた。さらに、数々の胸キュンシーンの登場に、「演じるとき、恥ずかしくないですか?」と聞かれると「僕も色々やってきましたから・・・(笑)、恥ずかしさは20代前半のうちに消え去っていきましたね(笑)」と余裕のコメント。
一方の白濱は、役作りについて「撮影の1か月前から、髪を伸ばし、日焼けをやめて身体を引き締めて・・・。当時コンサートのツアー中だったのですが体力を落とさずに減量するのが大変でした」苦労を明かし、「あと、オレは塩顔なんだ、塩顔なんだと思いこんで頑張っていたのに、(GENERATIONS)メンバーの(小森)隼に『亜嵐くん、ド級のソース顔です!』と言われました(笑)」と続けて、会場の笑いを誘っていた。
さらに、今回座長を務めた永野に対し、原作者のやまもり三香氏からサプライズで手紙が送られ、「すずめを演じてくれたのが芽郁ちゃんでよかった。裏表がなく、元気でポジティブな芽郁ちゃんはすずめそのままでした・・・。芽郁ちゃんが魂を込めて演じてくれたこの映画が、たくさんの人に届いてくれたら嬉しいです」と読み上げられると、感激のあまり号泣する永野。涙が止まらない永野にそっとハンカチを手渡した三浦は「君ねぇ、ティッシュくらい持ってなさいよ」と一言。思わず白濱が「劇中で観たやつだ!」と笑顔を見せる一幕も。
永野は「すずめ役として過ごした時間が長くて、本当につらかったんですが、先生にそう言っていただけて、凄くうれしいです」と感謝の気持ちを述べ、山本も「芽郁ちゃん、本当に頑張っていたもんね」と称えた。
最後に「自分の初めての主演映画がこの作品でよかったと心から思います」と挨拶を始めると、再び涙が溢れてくる永野。そこへ、今度は白濱がティッシュを手渡し、恥ずかしそうに苦笑い。それでも「(この映画は)誰が何と言おうと、私の代表作です!」と、ぐっと涙をこらえて胸を張り、キラキラと目を輝かせていた。
映画『ひるなかの流星』
公式サイト:http://hirunaka.jp/
配給:東宝
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