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映画『幸せなひとりぼっち』 ハンネス監督とLiLiCoさんが語る 本作の世界大ヒットの秘密

今、世界中でヒットを続けている涙の物語
ひとりの孤独な男が描いた人生最高の道しるべ

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スウェーデンのNo.1 監督ハンネス・ホルム氏初来日!
ゲストLiLiCo さんと語る『幸せなひとりぼっち』が
世界各国で人気を博す本当の理由とは!?

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12 月17 日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次公開致します映画『幸せなひとりぼっち』の公開に先駆け、数々の映画祭にて観客賞を獲得し続けているスウェーデンのハンネス・ホルム監督とLiLiCo さんの対談イベントが限定試写会後に渋谷ユーロライブにて行われました。ゲストのLiLiCo さんと監督は同じスウェーデン生まれということで、打ち解けた2 人でしか成し得ない対談イベントとなりました。ハンネス・ホルム監督へのサプライズとして、LiLiCo さんが彩鮮やかな花束を持って監督の初来日を歓迎するところからイベントはスタート!

映画『幸せなひとりぼっち』監督&LiLiCo 初来日記念イベント
■開催日:10 月31 日 ■開場:渋谷ユーロライブ
■登壇者:ハンネス・ホルム監督、LiLiCo さん

12月17日より公開される映画『幸せなひとりぼっち』はスウェーデンの人気作家フレドリック・バックマンの同名小説「幸せなひとりぼっち」が原作であり、公開されるやいなや世界中で話題となり記録的大ヒットを遂げている。本作の監督・脚本を務めたハンネス・ホルムがこのたび日本 公開を記念して初来日し、自身もスウェーデン出身である LiLiCo さん と本作の魅力について熱く語った。花束を持った LiLiCo さんが登場す るやいなや、スウェーデン語で挨拶を交わし、観客の歓声が沸き上がった。
そして 2 人は本作の魅力について語りだした。スウェーデン映画は日本人にとって比較的理解が難しいが LiLiCo さん は本作について「字幕がよくできていて素晴らしかった。まずこれはとても大切なことです。」と本作の字幕の良さについて語った。さらに「オーヴェはすごく愛がある優しい男性。原作に忠実で、こんなにも号泣できる作品はないです。」と話した。そし て「私も母が嫌だったが、今同じことをしている。」と人間性をはじめとして、街並みもご近所付き合いもスウェーデンそのもの を感じられる作品であると語った。

出だしから弾丸トークで本作の魅力について熱弁するLiLiCo さんについてハンネス監督は「日本語だとすごく早く話すね」と驚く一面もあった。実際にスウェーデンには本作の主人公オーヴェの様な頑固な老人はたくさんいて、本作のキーポイントでもある車について、「ロケ地に使った町にはサーヴ車が多くあっため、たくさん撮影できた よ。」とラッキーだったと話した。本作はスウェーデンのいい部分を忠実に再現しており、LiLiCo さんも「私も小さい頃クラスメ イトの家に遊びに行くとご近所付き合いがまさにあんな感じだった。」と語り、監督は「まさに人生の映画です。脚本を頼まれた時はベストセラーゆえに嫌だった。」
その発言に対し LiLiCo さんから「まさに(不機嫌な)オーヴェみたいですね」とユーモアを交えて話した。LiLiCo さん は本作にいて「本を読んだ人ってひねくれた人が映画を観にいくが、その期 待を裏切らずにさらに感動させてくれる」と話した。また監督は本作に登場す る猫について「必ず猫を使いたかった。これは本作成功の一つであった。実 は本作にはオーランドとマジックと 2 匹の猫を起用しており、性格の差があっ た。」と本作の秘密も語った。そして LiLiCo さんは『アフターウェディング』や『太陽の誘い』などで活躍するロルフ・ラスゴードの大ファンであると語った。

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さらに監督も「彼がオーヴェのメイクをしているときは私もすごく怖かった」と演技 力を評価した。本作では過去を回想するシーンが多く使われているがそれに関して監督は「回想シーンはあえて多くした。自分の経験も参考にして可能な限り丁寧に描いた。」とヒットの秘密は回想シ ーンへの思い入れもあることを明かした。そして最後のシーンについて MC が話題を振ると、LiLiCo さんはその感動のシーン を思い出して涙を浮かべた。

監督はその感動シーンについて「最後は原作と違って実はオリジナルです。」と原作本とはまた 違った映画の魅力を語った。世界で“感動”と騒がれている本作だが、LiLiCo さんは「ただ悲しい感動作品ではない。明るい 希望がある作品です。オーヴェのような人はいないとダメなのです!映画で観客を笑わせることは、すごく難しいのに本作で は絶妙なバランスで気持ち良く観られる。号泣しているのに爆笑しちゃいました。」と話し、それに対して監督は「ユーモアは 人生において大事なことです。おかしい台詞があるとすぐに脚本にして妻に見せてもらってバランスを保っています。」と妻の話もした。

主人公オーヴェは本作序盤で自殺未遂をするのだが、本作でのユーモアを語る際に監督は「作家として自殺する場面は簡単だが、試行錯誤してユーモアを取り入れた結果があのシーンになった。」とス ウェーデン独特のブラックユーモアについて語った。そして監督の希望で行われ た観客の質疑応答では、ゲイや問題児などのマイノリティをオープンマインドに取り 入れているのはなぜかといった質問がでた。監督は「社会の返還を反映し、何か メッセージを伝える以前に知ってもらうことが重要だと感じてマイノリティな問題を 取り込みました。」と語った。最後に監督は日本の皆さまに「作品を一言でまとめるのは好きではないが、本作を観た後は家に帰って家族 にハグをしてあげてください。」と本作の魅力を語った。
映画『幸せなひとりぼっち』はシネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷にて 12月17日より公開となる。

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 本作品は、250万部を超える大ベストセラー小説の映画化。2015年のクリスマスシーズンに160万人を越える動員を記録し、スウェーデン映画史上歴代3位となる興行成績を樹立。その後口コミでの評判が広がり、公開から5ヶ月を超える異例の大ロングランに。その後、世界17カ国での公開が決定しドイツやノルウェー、韓国でもヒットし、9月に公開された北米では当初、わずかなスクリーンで上映されていましたが、作品の評判から週を重ねる毎にそのスクリーン数は増え、海外の映画評で有名なRotten Tomatoesでも93点と高い評価を得るなど、更に注目が高まっています。映画は、愛する妻を亡くし寂しさのあまり心を閉ざした、一人の老人が、隣人家族との交流を通し、幸せの意味を感じながら人生を全うする感動のドラマです。

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<作品概要>
愛する妻の死をきっかけに、寂しさと悲しみにくれるオーヴェ。ある日、彼の日常は隣に引っ越してきたパルヴァネ一家 により一変する。車のバック駐車、ハシゴのレンタル、病院への送迎、娘たちの子守・・・。ことある毎に彼は一家の出来事に巻き込ま れ、ケンカの毎日。だが、それはいつしかかけがえのない友人となり、凍てついた彼の心をゆっくりと溶かしてゆく・・・。

監督・脚本:ハンネス・ホルム
出演:ロルフ・ラスゴード
原作:フレドリック・バックマン
訳:坂本あおい(早川書房刊)
2015 年/スウェーデン
原題:EN MAN SOM HETER OVE /5.1ch/116 分/シネスコ
©Tre Vänner Produktion AB. All rights reserved.
日本語字幕:柏野文映
後援:スウェーデン大使館
配給・宣伝:アンプラグド http://unplugged.cc/
公式サイト:http://hitori-movie.com/

12/17 シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次公開