壊れた家族は、つながれますか。
「家族の絆」の歓びと哀しみがこころ打つ、感涙のヒューマンドラマが誕生
佐藤健、約6年ぶりの台湾訪問にファンから大歓声!
2013年『凶悪』を世に送り出して以降、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)、『孤狼の血』(18)など、毎年のように賞レースを席巻、6年間で手掛けた作品たちは、日本アカデミー賞をはじめとする数多の国内外映画賞で実に60以上もの受賞を果たし、名だたる俳優たちがいまもっとも出演を熱望する映画監督のひとりである白石和彌監督。昨年11月8日(金)より全国公開した最新作『ひとよ』 は、第74回毎日映画コンクール、第62回ブルーリボン賞にて、作品賞・監督賞など多くの部門でノミネートされている。
いまを強く生きる人間たちへの賛歌を圧倒的な熱量で描いてきた白石和彌監督が「いつかは撮らねばならない」と感じていたテーマ【家族】へ、初めて真正面から挑み、15年前の事件によって家族の岐路に立たされた、ひとりの母親とその子どもたち三兄妹のその後が描かれる。主演は、映画・ドラマと話題作品への出演が相次ぎ、全世代から支持される実力派俳優・佐藤健。さらには鈴木亮平、松岡茉優、音尾琢真、佐々木蔵之介、そして、田中裕子と、『ひとよ』の物語に魅了された各世代を代表する豪華名優陣が集結。一夜にして激変する家族の運命を通し、尊くも時に残酷な“家族の絆”、そして、 言葉にできない“究極の愛”を観る者すべてに問いかける、ヒューマンドラマの傑作が誕生。
1月3日(金)からの台湾公開に先駆けて、主演の佐藤健が、1月2日(木)に台湾にて記者会見・公開記念舞台挨拶イベントに登壇した。
平日昼間にも関わらず、台北松山空港にはファンが約100名、マスコミも15社集まり、佐藤健の約6年ぶりの台湾訪問を心待ちにしていた。ロビーに姿を現すと、ファンから大歓声があがり、熱烈な歓迎に驚きながらも「こんにちは、佐藤健です。台湾の皆さんに会いに来れてとても嬉しいです」と手を振りながらファンに向けて挨拶をした。
台北市内で開かれた記者会見には、台湾でも人気を誇る佐藤健の久しぶりの台湾訪問に、37社ものマスコミが取材に駆けつけた。質疑応答で、白石監督と初タッグについて聞かれると、「白石組にずっと参加してみたかった、白石組の雰囲気は想像したのと違って、とても和やかでスピーディーだった」と答え、母役の田中裕子との初共演ついては、「田中さんの演技にゾクっとした」と、念願の白石組初参加となった半年前の撮影の日々を振り返った。また、佐藤自身の忘れられない「ひとよ」という質問に対し、「ひとよではありませんが、今の事務所に声かけられた日はある意味で人生を変えた日でしたので、忘れられない“ひと日”でした」とコメントし、台湾といえば欠かさない食べ物についても、「早速食べたかった小籠包いただきました!」と台湾を堪能したことを報告した。
夜には、3回舞台挨拶が実施され、のべ1000名以上の観客を動員。チケットも発売となると即完売になった。舞台挨拶は、ファンと集合写真撮影、事前に観客から募集した質問に佐藤が次々と回答。作品についての話から、役者としての目標、家族の話、2020年の新年祈願まで、質問は多岐にわたり、忘れられないひとよという質問に対して、「今晩なのではないか」と答えると場内の盛り上がりは最高潮となった。最後に「次は6年も空かず、もっと早く新しい作品と一緒にまた台湾のみんなに会いに来たいです。そのためにも頑張りますので、その時またぜひ会いに来てください。」と締め括った。
<あらすじ>
あまりに切ない“母なる事件”から15年。希望を夢見た者たちのゆく末は━
どしゃぶりの雨降る夜に、タクシー会社を営む稲村家の母・こはる(田中裕子)は、愛した夫を殺めた。それが、最愛の子どもたち三兄妹の幸せと信じて。そして、こはるは、15年後の再会を子どもたちに誓い、家を去った—。たった一晩で、その後の家族の運命をかえてしまった夜から、時は流れ、現在。次男・雄二(佐藤 健)、長男・大樹(鈴木亮平)、長女・園子(松岡茉優)の三兄妹は、事件の日から抱えたこころの傷を隠したまま、大人になった。抗うことのできなかった別れ道から、時間が止まってしまった家族。そんな一家に、母・こはるは帰ってくる。15年前、母の切なる決断とのこされた子どもたち。皆が願った将来とはちがってしまった今、再会を果たした彼らがたどりつく先はー
監督:白石和彌
脚本:髙橋泉
原作:桑原裕子「ひとよ」
出演:佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、音尾琢真、筒井真理子、浅利陽介、韓英恵、MEGUMI、大悟(千鳥)、佐々木蔵之介・田中裕子
製作幹事・配給:日活
企画・制作プロダクション:ROBOT
(c)2019「ひとよ」製作委員会
公式サイト:http://www.hitoyo-movie.jp
全国公開中