映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』の初日舞台挨拶が5月14日、東京・新宿バルト9にて行われ、主演を務める鈴木亮平とヒロインの清水富美加をはじめ、共演の柳楽優弥、ムロツヨシ、片瀬那奈、監督の福田雄一が登壇。イベントは、本作の主題歌を担当したLED覆面ユニットCTSと南波志帆が主題歌を披露してスタートした。
本作は、パンティをかぶった興奮のパワーで悪を倒すヒーロー“変態仮面”の活躍を描いたコメディー映画。2013年に人気漫画「究極!! 変態仮面」が実写化され、続編として前作よりもパワーアップして帰って来た。パンティが世界から完全に消えてしまうという危機に、鈴木演じる主人公・色丞狂介が立ち向かう。
前回に続き、変態ヒーローを務める鈴木は、「監督から撮影前に、フラミンゴの動きと社交ダンスを完璧にしておくように。一番変態的だから・・・と言われまして」と明かし、その場で参考にしたフラミンゴと社交ダンスを取り入れた動きを披露。柳樂を相手に、フラミンゴポーズで敵を攻撃するアクションを実演してみせた。
今回、柳楽は「変態仮面」初参加。「あんなことやこんなことをやられていますが、楽しかったです」とニッコリ。変態仮面の必殺技“お稲荷さん”を2回も食らったことを告白し、その感想を「不思議ですね。夜中の3時とかに食らって、刺激的でした」とコメント。ムロも「悪いもんじゃないよね、亮平のお稲荷さん」と続け、鈴木も「これまでで最長でした」と言って“お稲荷さん話”で盛り上がった。
ヒロイン・愛子役の清水は、「1作目で、福田作品の“ふざけたことを真面目にやる”ということを最後まで理解できず後悔していたので、もう呼んでもらえないと思っていました。私ではないと思っていました」と神妙に話すと、ムロが「誰になると思っていたの?」と問う。「広瀬すずちゃんとか・・・」との返答に、すかさず「出ない!広瀬すずちゃんは『変態仮面』に出ないから(笑)」と突っ込まれ、会場は大爆笑。それでも本作への意気込み度は高かったようで、「“月9”ばりの気合いで臨みました!」と胸を張ると、今度は鈴木から「『変態仮面』は“月9”ではやらないな」と言われ、さらに会場を沸かしていた。
前作はPG12の指定だったが、今回は指定なし。福田監督は、「小学生が友達同士で観てもらいたかった。むしろ、ファミリー映画です。『仮面ライダー』を観る感覚で劇場に来て欲しい」と力説。
鈴木は「「HERO(ヒーロー)て何だろうと考えたら、“H”とERO(エロ)でできているんですね。“H”は変態の頭文字。変態でエロを満たしているヒーローこそ本物!」と持論を展開。「変態仮面、これ以上のヒーローはありますか? 我々こそが本当のヒーローです! 本物のヒーローを見たいなら、この映画を観ろ!」と自信たっぷりに呼びかけた。
最後は、鈴木が発する変態仮面変身の合言葉とともに、事前に観客に配られた色とりどりのパンティが宙を舞い、大ヒットを祈願した。
映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』
<ストーリー>
パンティが消えるニュースが連日メディアを賑わせている中、狂介は相変わらず愛子のパンティを被って悪を倒していた。複雑な想いを抱く愛子はパンティを返してもらうが、徐々に二人の心はすれ違い始める。
一方、同級生の真琴正は、気づかぬうちに愛子を傷つける狂介への憎悪を募らせていく。愛子を失い、さらに世界中からパンティが消えるという未曾有の危機を迎えた変態仮面の前に、最恐の敵が現れる。
アブノーマル・クライシス
すべてのパンティが消えた時、変態仮面の運命は…
出演:鈴木亮平/清水富美加 柳楽優弥/ムロツヨシ/水崎綾女 皆川猿時 新井浩文 やべきょうすけ 勝矢 足立理 上地春奈 木根尚登 佐藤仁美/片瀬那奈 池田成志/安田顕
監督・脚本:福田雄一
原作:あんど慶周 「THE ABNORMAL SUPER HERO HENTAI KAMEN」(集英社文庫コミック版刊)
配給:東映
コピーライト:(C)あんど慶周/集英社・2016「HK2」製作委員会
公式サイト:http://hk-movie.jp
新宿バルト9ほか全国公開中