九十年の生涯で描いた作品三万点以上。孤高の絵師の生き様が、今初めて描かれる。
映画『HOKUSAI』
世界中の芸術家を驚愕させた北斎ブルー・ベロ藍!
田中泯演じる北斎が雨中で舞うシーンはアドリブだった!
伝説の色が誕生する本編映像一挙解禁!!
代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が新千円札のデザインやパスポートに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト 葛飾北斎。ゴッホ、モネなど名だたる印象派アーティストたちに大きな影響を与え、米 LIFE 誌“この 1000 年で偉大な功績を残した 100 人”に選ばれた唯一の日本人。この度、そんな北斎の知られざる生涯を初めて描く映画「HOKUSAI」が遂に先週、5月28日(金)より劇場公開した。本作は、その人生に関する資料がほとんど残されていない北斎の生涯を、現存する資料や史実、作品が生まれた年代などを繋ぎ合わせて生まれたオリジナル・ストーリーで、今までほとんど語られる事のなかった青年時代の北斎をも描いている。
この度、北斎が愛した独特の青色“北斎ブルー・ベロ藍”誕生の本編映像が一挙解禁された!
映画『HOKUSAI』が描くのは、流行り病や権力者による表現への弾圧など、決して自由とは言えない制約された状況でも、何ものにも屈せず、“自分らしさ”を貫き通した葛飾北斎の生き様。葛飾北斎は心を削られるような困難が起こっても、「こんな日だからこそ描く」と筆をとり続ける。
今回解禁されたのは、青年期の北斎を演じた柳楽優弥がイチ推しのシーンと語る、田中泯が演じた老年期の北斎が、当時海外の芸術家たちを驚愕させた北斎ブルー・ベロ藍が生まれたシーン映像。5月28日に公開を迎え、SNS上では田中泯演じる北斎に「全てが葛飾北斎!」、「田中泯さんのダンスの様な美しい演技の表現には見惚れました。」、「北斎が 宿ったかのような魂で演じていた。」と、絶賛の声で大いに盛り上がりを見せている。年老いてもなお自分らしさを追求し、新しい手法を追いかけ、絵を描くことに心酔していた北斎は、ベロ藍の美しい色合いを見つけ、青い絵の具を手に取り、雨中で歓喜に舞い始める。実は当初脚本には舞を踊るという演出はなかったそうで、田中泯のアドリブであったと監督が明かしている。突然雨の中に飛び出したその様子に現場スタッフも驚嘆し、カットがかかると思わず現場は拍手に包まれたというエピソードも。北斎のように世界でもダンサーとして活躍する田中泯だからこそ実現できた奇跡の1シーンであるとも言えるだろう。また、あるシーンの撮影では、「俺の中の北斎が逃げていってしまう!」
そして、本作『HOKUSAI』とともに現在公開中の『いのちの停車場』(東映)では、吉永小百合演じる主人公の医師の父親役という重要な役どころで田中泯は出演を果たしており、現在週末の興行収入ランキングに入る二作品にて名を連ねる。
俳優デビューは57歳、現在76歳にして俳優として大ブレイクを果たしているのは、まるで70歳を超えて世界的に注目されることとなった代表作「冨嶽嶽三十六景」を生み出した、葛飾北斎そのものと言えよう。
世界的ダンサーとしてだけでなく俳優としてもその魅力が大注目され、今もっとも目が離せない田中泯演じる老年期の北斎を、ぜひ、劇場の大きなスクリーンでお確かめください!
◆本編映像
◆予告編 90秒
◆予告編 30秒
<INTRODUCTION>
九十年の生涯で描いた作品三万点以上。孤高の絵師の生き様が、今初めて描かれる。
何のために、描き続けるのか?
時は江戸。幕府によって表現者たちが自由を奪われていた時代に、自分の道を貫き、ひたすら画を描き続けた一人の絵師がいた。
誰もが知る“あの波”を生み出した天才絵師、葛飾北斎である。ゴッホ、モネなど名だたる印象派アーティストたちを刺激し、今なお工芸、彫刻、音楽、建築、ファッション、デザインなどあらゆるジャンルで世界に影響を与え続ける北斎。しかし、若き日の北斎に関する資料はほとんど残されておらず、その人生は謎が多い。本作は、歴史的資料を徹底的に調べ、残された事実を繋ぎ合わせて生まれたオリジナル・ストーリー。今までほとんど語られる事のなかった青年時代の北斎をも描いている。
演じるのは、『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭の男優賞を史上最年少で受賞した柳楽優弥と、国際的なダンサーとしても知られる田中泯。
W主演でそれぞれ若き日と老年期の北斎を体現する。北斎を見出す版元の蔦屋重三郎には阿部寛。晩年の北斎に最も影響を与える戯作者の柳亭種彦を永山瑛太。
そして、北斎の一つ先を行く美人画の大家・喜多川歌麿を玉木宏が熱演。北斎の怒涛の人生に共鳴した豪華キャスト陣が集結した!
画狂人生の挫折と栄光。幼き日から九十歳で命燃え尽きるまで、絵を描き続けた彼を突き動かしていたものとは?信念を貫き通したある絵師の人生が、170年の時を経て、今初めて描かれる。
<STORY>
何があっても絶対に諦めず、描き続けた、その先にー。
腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に、ある日、人気浮世絵版元(プロデューサー)蔦屋重三郎が目を付ける。しかし絵を描くことの本質を捉えられていない北斎はなかなか重三郎から認められない。さらには歌麿や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまう。“俺はなぜ絵を描いているんだ?何を描きたいんだ?”もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさ。北斎は重三郎の後押しによって、遂に唯一無二の独創性を手にするのであった。
ある日、北斎は戯作者・柳亭種彦に運命的な出会いを果たす。武士でありながらご禁制の戯作を生み出し続ける種彦に共鳴し、二人は良きパートナーとなっていく。70歳を迎えたある日、北斎は脳卒中で倒れ、命は助かったものの肝心の右手に痺れが残る。それでも、北斎は立ち止まらず、旅に出て冨嶽三十六景を描き上げるのだった。そんな北斎の元に、種彦が幕府に処分されたという訃報が入る。信念を貫き散った友のため、怒りに打ち震える北斎だったが、「こんな日だから、絵を描く」と筆をとり、その後も生涯、ひたすら絵を描き続ける。描き続けた人生の先に、北斎が見つけた本当に大切なものとは…?
今だから、見えるものが、きっとあるー。
出演:柳楽優弥 田中泯
玉木宏 瀧本美織 津田寛治 青木崇高
辻本祐樹 浦上晟周 芋生悠 河原れん 城桧吏
永山瑛太/阿部寛
監督:橋本一
企画・脚本:河原れん
配給:S・D・P
©2020 HOKUSAI MOVIE
公式サイト:http://www.hokusai2020.com/index_ja.html
公式SNS:@hokusai2020 ハッシュタグ「#映画HOKUSAI #HOKUSAI #北斎」
今だからこそ、気持ちを込めて公開中!