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5/26公開『美しい星』各界騒然!新感覚【覚醒】エンターテインメントに、絶賛コメント続々到着!朝井リョウ、篠山紀信、本谷有希子、ヤマザキマリら!

原作:三島由紀夫×監督:吉田大八
各界騒然!その日から、世界は違って見えた。
『美しい星』

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本作は、日本文学界を代表する巨匠・三島由紀夫の異色の【SF】小説を、『桐島、部活やめるってよ』(12)、『紙の月』(14)の鬼才・吉田大八が学生時代から30余年の悲願を叶えて映画化したものですが、「三島由紀夫の文章、その行間からしか立ち上がらないはずの高雅さが、両目いっぱいに満ちた」(朝井リョウ/小説家)、「美しい星の、美しい映画、美しい感動、おぉ?恐い」(篠山紀信/写真家)、「原作と監督が惹かれあい、爆発が起き、余計なものがすべて燃え尽きたような映画」(本谷有希子/劇作家・小説家)、「三島が生きていたら、きっと大絶賛してくれたはずだ」(ヤマザキマリ/漫画家)などというように、いずれのコメントも、三島×吉田という予測不可能な掛け合わせが成功をおさめ、圧倒的熱量と完成度をもつ作品へと昇華したことに対する評価をしている。

あわせて、「多くの人にとっての特別な一本となるに違いない」(宇野維正/映画ジャーナリスト)、「原作以上に純粋に原作の精神を表現する稀有な作品」(大澤真幸/社会学者)、「早くも2017年を代表するような傑作の誕生である」(斎藤環/精神科医)、「それにしてもなんという繊細な映画であろう」(筒井康隆/小説家)といった感嘆の声も多数寄せられている。

なお、これらの総勢18名分のコメントを掲載した本作のコメントちらしは、ゴールデンウィーク(4/29~)より全国の『美しい星』上映劇場その他に設置される予定となっている。

 

【映画『美しい星』推薦コメント】 (敬称略・五十音順)

三島由紀夫の文章、その行間からしか立ち上らないはずの高雅さが、両目いっぱいに満ちた。吉田大八×近藤龍人、この二人に映し出せないものなんて、何も無いのかもしれない。
  朝井リョウ(小説家)

誰もが教科書通りに良い事と悪い事を表現してしまうようなこの世界で、マトモじゃない事が一番マトモなんだと思わせてくれるような傷だらけで美しい映画。
  有馬和樹(おとぎ話/ミュージシャン)

「これがわかるの、私だけだ」。そんな秘密の共感が広がって、多くの人にとっての特別な一本となるに違いない。吉田大八監督、新たなマスターピースの誕生。
  宇野維正(映画ジャーナリスト)

人類の破滅か救済か。なぜこの問いをめぐって宇宙人たちが論争しなくてはならないのか。三島の原作からはよくわからない。しかし、この映画を見ると疑問は氷解する。これは、原作以上に純粋に原作の精神を表現する稀有な作品である。
  大澤真幸(社会学者)

「パーマネント野ばら」や「桐島、部活やめるってよ」で、話の核となる存在を、鮮やかな手つきで朧化した吉田監督は、奇怪な思考をする宇宙人が卑俗な人間かもしれないという曖昧さを、見事に21世紀の現代人の中に描き直した。「美しい星」は、換骨奪胎して深い主題で原作と響き合った映画である。
  佐藤秀明(近畿大学教授・三島文学館長)

吉田大八監督は、舞台を現代に移し替えて大幅な脚色を施し、おそらく三島が想定していたであろう「創作上の観念」に忠実な映画化をなし遂げた。早くも2017年を代表するような傑作の誕生である。
  斎藤環(精神科医)

吉田(監督)さんが、今この映画を撮りたいという気持ち、よくわかるなぁ。三島(由紀夫)さんは60年前にこの感覚を既に察知してたんですよねぇ。美しい星の、美しい映画、美しい感動、おぉ~恐い。
  篠山紀信(写真家)

いつも素直になれないけど、帰ったら家族を(頭の中でこっそり)抱きしめたくなる映画です。
  五月女ケイ子(イラストレーター)

それにしてもなんという繊細な映画であろう。文学性と娯楽性のぎりぎりの狭間で緊張感は保たれている。最後の場面は、現代SFだからこそ、現代文学だからこそ可能な、原作にはない「救い」があり、観客の心は癒されるのである。
  筒井康隆(作家)

物語が進むにつれて頭にハテナはいっぱい浮かぶ… 何この展開! ストーリーも演技も刺激的でクセになります! 特にリリー・フランキーさんが最高です!
  ドーキンズ英里奈(タレント)

三島由紀夫が半世紀前の冷戦時代に感じていた不安と、今、ぼくたちが向き合っているものが全く同じだという痛烈なメッセージがここにある。宇宙人の視点に立った時、何が見える?どんな気がする?とフィルムは問いかけるが、人間の純真を決して笑い飛ばさない代わりに、リアルな渇きや底抜けな笑いをリリーさんが渾身の力を込めて投げてくる。この作品を信頼していい。
  直枝政広(カーネーション/音楽家)

なにこの映画! なにこの家族!? すげーおもしろい!! ナンセンスだしハイセンス!!!
大八さん、あなたは地球人じゃないはずです、はい。
  浜崎慎治(au三太郎CMディレクター)

外的、内的刺激を現実として結像する脳内回路か?身体の外へと延長され、他者のそれともつれあった結果生まれる現実と、それを体験する脳内回路という合わせ鏡のようなリアルと眩暈の連続。
  平沢進(音楽家)

映画を見た後のこの感情を、うまく形容する言葉が見つかりません。言葉にならない、とはまた違う、どうしていいかわからず、僕は上を向いて走りました。作りたくて作るその衝動が美しくて。勇気が出ました。
  松居大悟(映画監督)

三島由紀夫がまさに現代的に蘇った気がしました。自分自身の存在というものが確立していなかった登場人物が、何かを分からずに求め、そして与えられた使命をまっとうしようとするさまが、美しかったです。三島の中にある存在不安、焦燥感と運命論が、実に良い形で人間讃歌に結合した気がします。
  三浦瑠麗(国際政治学者)

原作と監督が惹かれあい、爆発が起き、余計なものがすべて燃え尽きたような映画。観終わったあと、大八さんの「この原作のために映画監督になった」という言葉の意味がわかるような。大八さんがここまでやらかしてくれて、私は幸せです。
  本谷有希子(劇作家・小説家)

今から50年前にSFという慣れない手法で三島由紀夫が残した地球と人類への思いが、とんでもない映像作品となって現代に蘇った。三島が生きていたら、きっと大絶賛してくれたはずだ。吉田大八監督、この小説を映像化してくれてありがとうございます!
  ヤマザキマリ(漫画家)

人間が、途方もなく美しかった。まるで宇宙人かと思うほどに。俳優の命が、この宇宙の中で煌めいて炸裂する、世にも美しいスター映画。二酸化炭素を吐き出して、新しい映画を作り続ける吉田大八さんの背中を、わたしたちは流れ星のように、追いかけることしか出来ない。
  山戸結希(映画監督)

 

<ストーリー>
その手で“美しい星・地球”を救えると信じた、とある平凡な“宇宙人一家”の悲喜劇

“当たらない”お天気キャスターの父・重一郎、野心溢れるフリーターの息子・一雄、美人すぎてまわりから浮いている女子大生の娘・暁子、心の空虚をもて余す主婦の母・伊余子。
そんな大杉一家が、ある日突然、火星人、水星人、金星人、地球人(?)として覚醒。
“美しい星・地球”を救う使命を託される。ひとたび目覚めた彼らは生き生きと奮闘を重ねるが、やがて世間を巻き込む騒動を引き起こし、それぞれに傷ついていく。
なぜ、目覚めたのか。本当に、目覚めたのか。
そんな一家の前に一人の男が現れ、地球に救う価値などあるのかと問いかける。

<クレジット>
リリー・フランキー
亀梨和也 橋本愛 中嶋朋子 / 佐々木蔵之介
羽場裕一 春田純一 / 友利恵 若葉竜也

原作:三島由紀夫「美しい星」(新潮文庫刊)
脚本:吉田大八 甲斐聖太郎  音楽:渡邊琢磨
劇中曲:「金星」(作詞・作曲:平沢進/歌:若葉竜也、樋井明日香)
製作:「美しい星」製作委員会  助成:文化庁文化芸術振興費補助金
企画・制作プロダクション:リクリ 企画・製作幹事・配給:ギャガ
監督:吉田大八

gaga.ne.jp/hoshi/
(C)2017「美しい星」製作委員会

5月26日(金) TOHOシネマズ 日本橋他全国ロードショー