8月16日公開の映画『ホットロード』の試写会が、6日、都内の女子中高校で行われ、上映後に本作の主演を務める能年玲奈と登坂広臣がサプライズで登場! 夏休み特別企画“愛のHR”を開いた。
映画『ホットロード』は、1986~1987年まで別冊マーガレットで連載され、伝説の大人気コミックを映画化。母から愛されず、心に傷と寂しさを抱えて生きる少女・和希(能年)と、不良少年・春山(登坂)が出会い互いに惹かれあっていく、切なくも純粋な究極のラブストーリー。
上映後、能年と登坂が登場すると会場は一時騒然。集まった約300人の女子中高生たちの黄色い声援を受けながらステージに上がると、「女子校に来る機会はなかなかないのでワクワクしていました。緊張していますが、と温かく迎えてもらえてよかったです」と登坂。能年は、「みなさんの制服、ステキですね。目の保養になります。私は中学生までしか制服を着ていないんですが、シンプルというか布が少ない制服でしたので・・・」と、早くも天然キャラを披露し、会場の笑いを誘っていた。
原作者の紡木たくに選ばれ、和希を演じることとなった能年は、「自分のイメージとは違うキャラクターだったので、どう演じるか悩みました。原作のファンの期待を裏切らず忠実にしがならも、自分の軸をぶらさないようにするのが難しかったです」と役作りの苦労を吐露。女優としての真摯な姿勢をみせた。
一方の登坂は、本作が初演技。「分からない事だらけだったけれど、紡木さんと監督から『春山を演じるのではなく、登坂さんらしくそこにいればいい』と言ってもらい、自分ってどうだったのかなって考えさせられました」と明かした。
和希が春山に怒りをぶつけるシーンでは、「『本気で来てください』と言ってくださったので思い切りいきました」と屈託ない笑顔をみせる能年に対し、「気持ちいいくらいの頭突きと平手打ちをいただきました」と苦笑する登坂。
後半には、学生たちからの質問や相談にも直接答え、残り少ない高校生活をどう過ごしたらいいか?という質問に能年は、「何か1つの作品を作ってみるのは?大きな絵を書くとか、友だちと携帯でムービーを撮ってYouTubeにアップしてみるとか」と具体的にアドバイス。将来の夢が決まっていないと悩む学生には、「焦ることはない。今、自分がやりたいことを1つ1つやっていけば、そのうちに本当にやりたいことを見つけることができると思う。自分がそうだったから」と自らの経験をもとに真剣に答える登坂。学生時代は、バンドを組んでギターに熱中していたという能年も、「自分の“好き”に貪欲になって。頭で考えるよりとりあえず飛び込んでみるといいと思います」と伝えた。
最後に、登坂から「みなさんは原作を知らない方が多いと思いますが、この映画を観て、親子、友だち、恋人たちなど、自分を大切に思っている人がいるからこそ、自分を大切にできるということを感じてもらえたら嬉しいです」。能年は、「一生懸命、和希を演じさせていただきました。10代特有の痛みや、親に対してのその時の気持ちを感じて、少しでもみなさんに響いていたら幸せです」と作品をアピールし、イベントを締めくくった。
また、この日は本作のイメージソング、尾崎豊の「I LOVE YOU」スペシャル映像も初披露され、『ホットロード』の世界へといざなった。
『ホットロード』
作品の紹介は >> こちら
公式サイト:http://hotroad-movie.jp/
8月16日より全国ロードショー!