映画『法廷遊戯』の大ヒット御礼舞台挨拶が、11月24日、東京・丸の内TOEIにて行われ、主演の永瀬廉（King ＆ Prince）をはじめ、共演の杉咲花、北村匠海と、深川栄洋監督が登壇した。
原作者・五十嵐律人が第62回メフィスト賞を満場一致で受賞後、現役司法修習生時代に刊行し、「ミステリが読みたい!」2021年版新人賞受賞など、ミステリー界の新星として話題となった本格法廷ミステリー小説「法廷遊戯」を、『神様のカルテ』『白夜行』の深川栄洋監督がメガホンを取り映画化。
ロースクールに通い、法曹の道を目指す主人公の「セイギ」こと久我清義（きよよし）役を永瀬廉（King & Prince）、セイギの幼馴染で同じく法律を学ぶ織本美鈴（みれい）役を杉咲花、「無辜（むこ）ゲーム」と呼ばれる模擬裁判を司る天才、結城馨役を北村匠海が演じる本作は、裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、3人の仮面の裏に隠された真実が暴かれてゆく様を描く、ノンストップ・トライアングル・ミステリー。
11月10日に全国公開し、週末の動員・興収ともにランキング3位でスタートを切り、さらにリピーターが続出している本作。“心が揺さぶられた”という感想が多く集まっているなか、永瀬は「友達から『思っていた作品のテイストと違った』『全然キラキラしてないやん』とか、『心に来てギュッと持っていかれた』と感想をいただいて嬉しかったです」と周囲の反響に満足気。
北村が小学校の恩師から感想をもらったそうで、「長文をいただきました。要約すると髪型が良かったよ･･･ということだったようです(笑)」と話し、笑いを誘うと、監督も「3人の芝居が凄いと。芝居合戦に緊張感があったと、先輩から言われました」と反響の大きさに喜んでいた。
イベントでは、10月には完成披露舞台挨拶を行い、今年もあと1か月余り･･･ということで、今年やり残していることを問われ、ここで「今年中に〇〇をやります！」と宣誓することに。永瀬は「今年中に監督と友達になります！」と宣言。舞台挨拶の冒頭で、監督が永瀬たちは「友達ではない。監督と俳優」と関係性を言われたことを気にしたようで、「友達になって鍋パします」と続けると、監督が「櫻井（翔）さんとは“すっぽん鍋”をやりますよ」と話す。永瀬は「すっぽん鍋を食べます！ 5人で！」と希望した。
最近、車の運転免許を取得した杉咲は「今年中に高速道路に乗ります！」と。北村は「僕はマニュアル車に乗っているんですが、車を慣らすために運転しないといけないんです。なので、あと100キロ車に乗ります！」と宣誓していた。
また、事前にSNSで募集した「ほ・う・て・い」から始まる映画『法廷遊戯』に関する質問に答えるコーナーも実施。「ほ･･･本当に大変だったことは？」という質問に、永瀬が「やっぱり洞窟のシーンは心身ともに大変でしたね」と答え、杉咲は「電車に乗るシーン」を挙げる。永瀬も「エキストラさんもギューギューの中、時間が決まっていたので大変だったよね」と同意する。
北村は「洞窟で横になっているシーンですね」と苦笑いし、「役者において、眠っていたり、亡くなっている場面は大変。地面が冷たくて･･･」とこぼすと、いきなり永瀬が「♪冷たくないさ～、洞窟の床の～」と主題歌の「愛し生きること」のメロディーに乗せて替え歌をアカペラで一節披露するサービス！ 「サービス精神凄いな！」と驚き笑顔を見せた北村だった。
ほかにも「い･･･今だから言える共演者の不思議に思った一面、可愛いなと思った言動は？」という問いも。永瀬は「可愛いというよりも感謝していることがあるんです」と言い、「現場で“凄くお腹が空いた～”と言ったら、花ちゃんがわざわざ遠くまで行って買った、たった１つのどら焼きを全部僕にくれたんです。救世主でしたね。感謝して全部いただきました。ドラえもんかと思った」と礼を述べる。「あの時もらえてなかったら今僕がここには立っていません」とまで言わしめた。
すると、北村も「僕も杉咲さんに感謝なんですが、3人で撮影していてちょっと時間が長くなってきてお腹が空いてきちゃったんです。そうしたらたこ焼きを買ってきてくれて。あのたこ焼きがなかったら僕はここに立っていないです。命の恩人です」と続け、会場は大爆笑。
対する杉咲は「スタッフの方たちとお店で餃子を食べていたら多く注文してしまって余ってしまって。そうしたら、たまたまそのお店に永瀬さんが入ってきて。『良かったら召し上がっていただけませんか？』と言ったら全部食べてくださって。北村さんは毎日コーヒーの差し入れをしてくださいました」と二人に感謝のお返しをしていた。
さらに、「この冬、楽しみにしていることは？」と聞かれ、「スキーに行くことを今決めました」と永瀬。その言葉に北村が「じゃあ、一緒に行こうよ！」と誘い「杉咲さんが高速を運転してね」とニヤリ。永瀬も「そしてすっぽん鍋を食べる！」とノリノリ。
北村は「最近、鍋の素を使わずに最初から作ったキムチ鍋が美味しくて、みんなで食べたいですね」と提案し、終始和気あいあいとした舞台挨拶となっていた。
『法廷遊戯』
【ストーリー】
法律家を目指し、法科大学院（ロースクール）に通う、久我清義ことセイギ（永瀬廉）は、同級生の織本美鈴（杉咲花）、校内で模擬裁判をする“無辜ゲーム”の主宰者・結城馨（北村匠海）と共に勉強漬けの毎日を送っていた。無事司法試験に合格し、弁護士となった清義のもとへ馨からロースクール時代に流行っていた模擬裁判“無辜ゲーム”をしようと呼び出され向かうと、そこには血のついたナイフを持った幼なじみの美鈴とすでに息絶えた馨の姿が。暴かれてゆく封印されていた３人の秘密。追い込まれた清義は究極の決断をするが・・・ 二転三転する真実、四転五転する真相、そして驚愕の結末が待つ、予測不能の“ノンストップ・トライアングル・ミステリー、開廷！
出演：永瀬廉 杉咲花 北村匠海
戸塚純貴 黒沢あすか 倉野章子 やべけんじ タモト清嵐 ／ 柄本明 生瀬勝久 ／ 筒井道隆 大森南朋
原作：五⼗嵐律⼈『法廷遊戯』（講談社文庫）
監督：深川栄洋
脚本：松⽥沙也
音楽：安川午朗
プロデューサー：橋本恵一、本郷達也
主題歌：King & Prince「愛し生きること」（Johnnys’ Universe）
制作：MMJ
製作幹事：東映
配給：東映
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年齢制限：G
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