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雨宮塔子の「パリの奇跡」は? 映画『ハドソン川の奇跡』トークショー試写イベント

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映画『ハドソン川の奇跡』トークショー試写イベントが、9月11日、東京・ワーナー・ブラザース映画試写室にて行われ、17年ぶりにニュースキャスターとして復帰した雨宮塔子が登壇した。

クリント・イーストウッド監督と、主演トム・ハンクスのアカデミー賞コンビが手がけた本作は、2009年1月15日のニューヨークで起こった航空事故に基づく実話。上空850メートルで突然エンジンが停止。機長の決断により機体をハドソン川に着水させ、乗員乗客155名の全員の命を救ったが、一転、「乗客を危険にさらした」と容疑者扱いされてしまい・・・。奇跡の生還劇の裏側で繰り広げられた知られざる真実を描いた究極のヒューマンドラマ。

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キャスター復帰後、公の場に初めて登場した雨宮。本作を観賞した感想を「クリント・イーストウッドにやられました!」と絶賛し、トム・ハンクス演じる・サリー機長に起きた実話であることについて「私も、キャスターとしてたとえ数字に結びつかなかったとしても真実を伝えたいと思うものがありますね」と語った。

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本作に登場する家族たちの関係に気になったようで、「機長と妻の電話のやり取りを見て、日本の夫婦とは違うなと思った。日本人なら、主人の気持ちを考えてストレートには言わないけれど、(機長の妻は)自分の気持ちをストレートに伝えてくる。フランスでも同じようなシーンを見ましたよ」と長くフランスで過ごした雨宮らしい視線でトークを展開。

機長の決断によって奇跡の生還が成し得たわけだが、帰国してキャスターに復帰をするという決断について、「フランスで17年生きてきた延長線上に今がある。日本にずっといたら、こういう決断はなかったかも」とニッコリ。「子どもをフランスに置いてきましたが、近くにいたら気にしてしまう。私は不器用なので、両方とも中途半端になってしまうんです。子供のことは向こう(前夫)に任せて、仕事を受けたからには全力で頑張る!という気持ちです」と、仕事への意欲を見せた。

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また、本作の「奇跡」にちなみ、雨宮に起きた奇跡を尋ねると、「これはパリの奇跡と言われるんですが・・・」と前置きし、「私はお財布やケータイをよく失くしてしまうのですが、パリに住んでいた時に身分証などが入っていたお財布を落としてしまったんです。ところが、何も取られずに全部戻ってきたんです。道路工事をしていたおじさんが拾って電話してくれたんです。パリでは絶対に起こらないので“パリの奇跡”と友人から言われています(笑)」と明かした。

映画『ハドソン川の奇跡』
監督:クリント・イーストウッド(『硫黄島からの手紙』『ミリオンダラー・ベイビー』『許されざる者』)
キャスト:トム・ハンクス(『フォレスト・ガンプ/一期一会』『フィアデルフィア』)、アーロン・エッカート『ダークナイト』、ローラ・リニー他
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2016 Warner Bros. All Rights Reserved
オフィシャルサイト:http://www.hudson-kiseki.jp

9月24日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他
全国ロードショー!