映画『イチケイのカラス』の完成披露試写会が、1月6日、TOKYO DOME CITY HALLにて行われ、主演の竹野内豊をはじめ、共演の黒木華、斎藤工、山崎育三郎、柄本時生、西野七瀬、田中みな実、津田健次郎、尾上菊之助、吉田羊、向井理、小日向文世と、田中亮監督が登壇した。
講談社「モーニング」で連載された同名コミックを原作に、2021 年 4 月期にフジテレビ系列月曜 9 時枠にて放送された連続ドラマ「イチケイのカラス」。東京地方裁判所第3支部第1刑事部<通称：イチケイ>を舞台に、自由奔放で型破りな裁判官・入間みちおと、その仲間たちが真実をつかもうと奮闘する人間ドラマ。そんな『イチケイのカラス』が、ついに映画化。今作は、岡山県瀬戸内に異動になったみちおが、史上最年少防衛大臣にまつわる傷害事件を調べていくなかで、伝家の宝刀「職権発動」が通用しない難敵に挑んでいく。
裁判官・入間みちおを竹野内豊、みちおとは対照的に超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴を黒木華のほか、小日向文世、山崎育三郎らドラマからの‟イチケイ”メンバーも出演！ さらに、今作では坂間の新バディとして事件に向き合う心優しき人権派弁護士の月本信吾役の斎藤工、みちおの最大の難敵である最年少エリート防衛大臣・鵜城英二役の向井理など、豪華な俳優陣が一挙集結し、大きくスケールアップ！ 田中亮監督と、脚本・浜田秀哉がドラマから引き続き、タッグを組む。
座長を務めた竹野内は「本当にこのように豪華な俳優の方々が揃い、また（本日は）1,700人の観客の方々に迎えられ、本当に贅沢な映画が完成したんだなと実感しております」と映画の完成を喜び、「連続ドラマの撮影時には映画ということはちょっと考えられなかった。こうして実現できたのはこの場にいらっしゃる皆さま、そして連続ドラマを応援してくださった多くの方々がいなかったらできなかったと思います。本当にありがとうございます」と、感謝の気持ちを口にした。
今回、弁護士役を務めた黒木は「撮影は凄く楽しかったです。また、今回はみちおさんとは違うやり取りをやらせていただいたので、坂間にとっても凄く成長になるというか、刺激をもらえる現場でした。あと、自転車を漕いだり、穴を掘ったり、台本にはない部分もたくさんやって大変でしたね(笑)」と監督の突然の要求に苦戦したことを吐露。
同じシーンを演じた斎藤も「（たくさん走って）ゴールが見えないという、そこはかとない不安がありつつ、年齢的も年齢なんで･･･」と苦笑い。「それでも雨のシーンでは仲間になっていく、雨で繋がっていく瞬間がありました」と振り返った。
山崎は「ドラマの時は裁判官チームは“ボヤッキー”が多かったんです。『撮影が長い』『お腹が空いた』『眠たい、帰りたい』と、ぼやきばっかりだったんですが、大雨でも文句ひとつ言わず、違う姿が見られましたね」と気合いの入った現場を回顧。
また、竹野内の印象を西野は「みちおと竹野内さんのイコールが凄くて･･･」と語ると、「『これから撮影スタートです』って声がかかったら、いきなり部屋の中に入っちゃって。鍵かけて、籠城したんです(笑)」と竹野内の驚きの行動を暴露。竹野内は「（現場が）暑かったから、部屋に入ったら涼しいかもと思って(笑)」と、いたずらな笑顔を見せて、会場を沸かす場面も。柄本も「真面目とお茶目がキレイに混合している感じでした」と言い、みちおのキャラクターと竹野内を重ねて見ていた様子。
イージス艦と衝突した貨物船の船長という事件の鍵を担う重要な役どころを演じた津田は、完成作品を観て、「本当に完成度が高い。伏線がどんどん回収されていくんです。画もキレイですし、キャラクターそれぞれが際立っていて、特にお二人（竹野内と黒木）がキュートで素敵です！」と太鼓判を押し、「あと、オープニングで自転車が映っているんですが、ぜひ注目してほしいです」と期待を持たせた。
小日向も「本当に面白いですよ」と胸を張り、「あと、公開日の翌日14日には、この映画の物語のいきさつをフジテレビで2時間スペシャルドラマとして放送します。それを観ると『なるほど、映画はこうなっているんだ』ということが分かりますから、ぜひ、ご覧ください！」とスペシャルドラマの宣伝も忘れなかった。
最後に竹野内が「スケールの大きくて、豪華なキャストの皆さんに支えられてステキな映画が完成しました。随所に色々なメッセージが込められれておりますので、少しでも何かを感じていただけたら嬉しく思います」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。
＜ストーリー＞
入間みちおが、東京地方裁判所第３支部第１刑事部（通称：イチケイ）を去って 2 年。
異動先の熊本で多くの「みちおの犠牲者」を出したみちおは、岡山県瀬戸内の長閑な町に再び異動になっていた。
異動早々、みちおが担当することになったのは、平凡な主婦が史上最年少防衛大臣に包丁を突きつけたという傷害事件。事件の背景には、近海で起きたイージス艦と貨物船の衝突事故が関係していた。
不審点だらけの衝突事故。みちおはもう一度調べようと動き出す。
だが、イージス艦の航海内容は全て国家機密。
みちおの伝家の宝刀「職権発動」が通用しない難敵であり、さらに最年少防衛大臣・鵜城英二が立ちはだかる…！！
一方、坂間千鶴は、「裁判官は必ず他職を 2 年経験しなくてはいけない」 という慣習から、弁護士として活動を始めていた。配属先は…奇しくもみちおの隣町…！
そこで出会った人権派弁護士・月本信吾と新たにバディを組み、小さな事件にも全力投球していく。そして、人々の悩みに寄り添う月本の姿に、次第に心惹かれていく…。
そんな中、町を支える地元大企業のある疑惑が浮かび上がる―。
２つの事件に隠された、衝撃の真実。
それは決して開けてはならないパンドラの箱だった――！？
どうする、みちお・・・！！！？
映画『イチケイのカラス』
出演: 竹野内豊 黒木華
斎藤工 山崎育三郎 柄本時生 西野七瀬 田中みな実
桜井ユキ 水谷果穂 ／ 平山祐介 津田健次郎 八木勇征
尾上菊之助 宮藤官九郎
吉田羊 向井理 小日向文世
原作： 浅見理都「イチケイのカラス」（講談社『モーニング』）
監督： 田中亮
脚本: 浜田秀哉
製作： 映画「イチケイのカラス」製作委員会
配給: 東宝
コピーライト： ©浅見理都/講談社
©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27社
公開： 2023年1月13日（金）
公式サイト： https://ichikei-movie.jp
公式Twitter: @ichikei_cx
公式Instagram: @ichikei_mimamor
２０２３年１月１３日（金） 全国劇場にて公開！！
