Open Close

大竹しのぶ「皆さんの心が“喜び”でいっぱいになるように!」 9年ぶりのキャラクターも「その存在が私の体の中にあった」 映画『インサイド・ヘッド2』吹替版完成披露舞台挨拶

DSC_0887

映画『インサイド・ヘッド2』の吹替版完成披露舞台挨拶が、7月2日に行われ、大竹しのぶ(カナシミ役)、多部未華子(シンパイ役)、横溝菜帆(ライリー役)、マチカルラブリー村上(ハズカシ)、小清水亜美(ヨロコビ役)の豪華日本版声優が登壇した。

全世界が涙した『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『リメンバー・ミー』など、数々の心温まる感動の物語を贈り届けてきたディズニー&ピクサー。これまで様々な名作を生み出してきたピクサーが新たに贈り出す本作は、大人になると増えていく感情をテーマに、成長して新たな壁に直面する主人公ライリーの物語を描いた大人が泣ける感動作。どんな人の中にも広がっている”感情たち”の世界を舞台に、高校入学という転機を迎えるライリーの頭の中で、彼女の幸せを<子供の頃から見守る感情>ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの前に、新たにく大人の感情>、シンパイ、イイナー、ダリイ、ハズカシが現れ、感情の嵐が巻き起こる。

日本に先駆け全米はじめ世界 90の国と地域で6月14日(金)より公開され、オープニング3日間でアニメーション史上世界歴代No.1 オープニングを記録する大ヒットを記録し、公開10日間で2024年に公開された作品の中で興行収入1位を達成!世界中で『インサイド・ヘッド2』旋風を巻き起こしている。

DSC_0828

今作より“ヨロコビ”役を担当することとなった小清水は「もの凄いプレッシャーを感じながら、その上でこうして今日皆さまの前に立ててとても嬉しいです」と参加を喜び、「“ヨロコビ”だけでなく、他の感情たちも少しずつ成長していくのでとても素敵な作品」と感想を述べる。

DSC_0829

アニメ映画の吹替えに初めて挑戦した村上は「最初は嬉しいという気持ちでしたが、途中から、これは恥ずかしい思いをすることになるだろうなと、マイナスな感情がどんどん沸いてきて。心配だったり、恥ずかしかったり、ドキドキしながらやらせていただきました」としながらも、「そのうちに(役の“ハズカシ”に)似てきて会心の仕事ができたんじゃないかと思っております」と満足気。それでも「これだけのレジェンドクラスの(皆さんの)中、心配でしたが、映画を観ていると(物語に)集中して観れました。興奮して汗びっしょり! 涙だったり、汗だったり・・・いろんなものが出まくります」と映画の感想を語り、会場を沸かす。

DSC_0843

横溝は「ちょっぴり大人になったライリーとして参加することができて本当に嬉しいです」と笑顔を弾けさせ、「ライリーと同世代の方はもちろん、大人の方も共感できる作品。観たあとに気持ちが楽になって、人生のお守りになるような素敵な作品になっていると思います」と、自信を覗かせた。

DSC_0850

多部は「強烈なキャラなので録っているときはいっぱいいっぱいでしたが、誰でも経験したことがある、共感できるグッとくるシーンがあると思います」と伝え、「涙も汗も出るので水分を拭きとるタオルが必要だと思います(笑)」と、村上の言葉に乗っかりアピールした。

DSC_0822

9年ぶりに“カナシミ”役を担当した大竹は「9年も経っていたんですが、すべて“カナシミ”のトーンやその存在が私の体の中にあって懐かしいと思いながら収録しました。今回はちょっと大人になったライリーの感情たちが、ライリーの頭の中で大暴れするのでとても楽しい作品になっています」と笑顔で話し、「大人になるって、感情が溢れ出てくるぶん悲しみも増えるんだなと。大人も楽しめて、色もとても素敵です」とコメントした。

DSC_0859

あらためて本作を観て思春期のライリーに共感した部分を問われると、小清水は「子供のころは感情に自分が支配されていたと思うんですが、経験を重ねていくと次第に自分を失っていく。まさにそのことが描かれているのかと。今一度、自分の感情と向き合いと思いました」と答え、村上は「僕は日本のおじさんですが・・・、僕でもそういう感情あるなと思った。なので、僕はアメリカの少女だと思っていいのかなと(笑)」とジョークを飛ばし、会場の笑いを誘う。

多部は「ライリーはもちろんですが、ライリーの両親の感情も出てくるので共感しかなかった」と、母親としての立場から感想を述べ、大竹は「最初は赤ちゃんの誕生で“ヨロコビ”が出てきて感動的だったのですが、大きくなると“ヨロコビ”が少なくなるのかなぁ・・・と。だからこそ、(喜びを)増やさないといけないと思いましたね」ときっぱり。

また、「自身のキャラクターにちなんで、最近感じたことは?」という質問に、横溝は「思春期ならでは感情が出てきて、ライリーと重なる部分が多かったです。自分自身を見つめ直すきっかけになったと思います」と言い、「最近は、期末試験があと1週間後にあるんですが、“ダリー”がでてきて(笑)。勉強しなくちゃいけないのはわかっているんですけど、ついスマホ片手に猫と一緒にソファーでゴロゴロしてしまいます(笑)」と照れ笑い。

DSC_0861

DSC_0866

DSC_0870

イベントでは、それぞれの脳内感情をフリップで発表する企画も。ほとんど“ヨロコビ”を中心に他の感情をちりばめている中、村上だけは頭からはみ出るほど“ハズカシ”がいっぱいだった。

DSC_0874

DSC_0876

最後に、多部は「どの世代にも届く作品なので、ぜひ見逃さずに観ていただけたら」とアピールし、大竹が「本当に素晴らしい映画。私たちの心配や恥ずかしや悲しみは、喜んでもらうためにある感情だと思います。皆さんの心が喜びでいっぱいになることを願っています」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

DSC_0895

☆『インサイド・ヘッド2』:日本版本ポ�9%_!_

『インサイド・ヘッド2』
監督:ケルシー・マン(『モンスターズ・ユニバーシティ』、『2分の1の魔法』)
制作:マーク・ニールセン(『トイ・ストーリー4』)
日本語版声優:大竹しのぶ (カナシミ), 多部未華子 (シンパイ), 小清水亜美 (ヨロコビ), 小松由佳 (ムカムカ), 落合弘治 (ビビリ),浦山迅 (イカリ)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/insidehead2

8月1日(木) 全国劇場公開