映画『今日も嫌がらせ弁当』の大ヒットを記念して、7月16日、東京・シネ・リーブル池袋にてトークショーイベントが行われ、佐藤寛太(劇団EXILE)が登壇した。
Amebaブログのデイリー総合ランキングで1位の栄冠に輝いた「ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ」を原案に、累計発行部数20万部を突破したエッセイを実写映画化。八丈島を舞台に、シングルマザーの持丸かおりが反抗期を迎えた高校生の娘・双葉にキャラ弁を通してメッセージを送り続ける母の愛情を描いた物語。かおり役を篠原涼子、次女双葉役を芳根京子が演じ、佐藤寛太は双葉の幼なじみ・山下達雄役に扮した。
佐藤は「この作品の舞台挨拶に1人で登壇するのは初めてなので、少し寂しいです」と、最初は落ち着かない様子だったが、公開後の周囲の反応について「他の現場のスタッフさんが作品を見たよって言ってくれて、生の声は本当に嬉しいです!」とニッコリ。
ロケ地の八丈島の思い出を聞かれると、「海が本当にきれいで、スクーターで10時間くらいかけて島を周りました。あと、八丈島レモンが本当に美味しくて、レモンだけどあまり酸っぱくなくて、みかんとグレープフルーツとレモンのミックスみたい感じ。八丈島での思い出はレモンですね! あとはお風呂と海と・・・」と振り返り、「長崎県の対馬に7歳まで住んでいたので、島の人がなじみやすくて。東京と違って高いビルもなくて懐かしかったです」と懐かしそうに話す。
また、この日は観客からの直接質問を受けるコーナーも実施。「LDHの方に嫌がらせ弁当を作るとしたら、誰に何を作る?」という質問が挙がると、「鈴木伸之先輩は身長が186センチ以上もあってカッコいいのに飛行機や虫も苦手なんです(笑)。だから、色とりどりの虫が入ったお弁当を差し入れしたい」とイタズラな笑顔を見せるも、「でも、マジで嫌がると思います。そのあと1か月くらい口を聞いてもらえなくなりそう」と続け、会場の笑いを誘った。
「好きなお弁当のおかずは?」と聞かれると、「卵焼きですね!」と即答。「僕は福岡出身なので、甘い卵焼きが好きなんです。関東のはしょっぱくて違うんだよなって思う。だから、チョコレートを食べようとしたら、間違えてポテチを取っちゃった・・・みたいな」と、卵焼きについてのこだわりを熱く語る。
さらに、「劇団EXILEの中でキャラ弁を作らせたら一番下手そうなのは誰?」という質問に「誰かな~」と悩みながらも「青柳さんかな」と青柳翔の名前を挙げる。「自分かなと思ったけど、青柳さんより上手くできる自信はあるので」と説明。「小澤(雄太)さんが一番器用ですけど、意外に鈴木(伸之)さんも負けてないと思いますよ」と吐露。劇団EXILEに入りたての頃、鈴木伸之の家で年越しをしたことがあるそうで、「そのとき、鈴木さんがお雑煮を作ってくれたんです。すんごく美味しくて。でも関東の出汁だったんです。(九州とは)ちょっと違うな~と思ったけど、それも含めて『これが関東のお雑煮だよ』って出してくれてその時は泣きそうでした。一生忘れられないですね」と温かいエピソードも披露。
イベントでは、抽選で佐藤のサイン付きランチトートバックもプレゼントされるなど終始和やかな雰囲気に包まれていた。
最後に佐藤は「この作品に出たことで、親孝行できた気分になりました。僕の親もこの映画を観て『自分の親にも会いたくなった』と言っていて、家族にとっていいことをしたなと思いました。この映画は時がたっても愛され続ける作品になると思うし、こういう映画に携われて本当に嬉しかったです」と感慨深げに話し、イベントを終了した。
映画『今日も嫌がらせ弁当』
≪STORY≫
舞台は東京都の島、八丈島。自然と人情が豊かなこの島で、シングルマザーの持丸かおりは、次女の双葉と暮らしている。「大人になったらお母さんと一緒にレストランをやる」と言っていた可愛い娘はどこへ行ったのか、今では反抗期に突入し、生意気な態度で何を聞いても返事すらしない。かおりは娘の嫌がる“キャラ弁”を作り続けて逆襲するのだが、やがてそのお弁当は、会話のない娘への大切なメッセージへと変わっていく。果たして、かおりが想いのすべてをこめた、娘の高校生活3年間のフィナーレを飾る〈弁当〉とは──?
出演:篠原涼子 芳根京子 松井玲奈 佐藤寛太/佐藤隆太
原作:「今日も嫌がらせ弁当」ttkk(Kaori) (三才ブックス刊) 監督・脚本:塚本連平
主題歌:フレンズ「楽しもう」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:2019「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会
制作プロダクション:日活 ジャンゴフィルム
配給:ショウゲート
Ⓒ2019「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会
公式HP:http://iyaben-movie.com
大ヒット公開中!!