映画『今日も嫌がらせ弁当』の完成披露イベントが、5月28日、東京・有楽町朝日ホールにて行われ、主演の篠原涼子をはじめ、共演の芳根京子、松井玲奈、佐藤寛太(劇団EXILE)、村上知子(森三中)、佐藤隆太と、塚本連平監督が登壇した。
Amebaブログのデイリー総合ランキングで1位の栄冠に輝いた「ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ」を原案に、累計発行部数20万部を突破したエッセイを実写映画化。八丈島を舞台に、シングルマザーの持丸かおりが反抗期を迎えた高校生の娘・双葉にキャラ弁を通してメッセージを送り続ける母の愛情を描いた物語。かおり役を篠原、次女双葉役を芳根、双葉の姉・若葉役を松井が演じ、双葉の幼なじみ・山下達雄役を佐藤寛太、かおりのお弁当ブログで知り合うシングルファーザー・岡野信介役を佐藤隆太が扮した。
完成披露のこの日を「ワクワクしていました」と待ちわびていた篠原は、かおるとの共通点を「母親というくらいです。うちは男の子ですし」としながらも、「いずれ息子が思春期を迎え反抗期がきたら・・・と想像しながら演じました」と撮影時を振り返った。
篠原の事務所の後輩にあたる芳根は、6年ぶりに篠原と共演。「緊張と嬉しさで、前日に体調が悪くなってぶっ倒れました(笑)」と明かし、「前回の共演ではご一緒のシーンがあまりなかったので、今回まさか親子役をできるなんて。夢のようで本当に幸せでした」と満面の笑顔を浮かべる。その言葉に篠原は「バトルする関係だったので、撮影中はあまり話すことはなかったんですが、撮影後の打ち上げで芳根ちゃんが『涼子さ~ん!』って抱きついて泣いてくれたんです。(可愛くて)何回も死にました(笑)」と笑顔で告白。芳根もそのことを思い出したのか、感激のあまり今にも泣きそうな面持ちに。
姉役の松井も「姉妹という距離感をうまくやれるだろうか」と不安もあったようだが、「友達に近いような仲のいい姉妹になれたかなと思います」とニッコリ。
すると、佐藤隆太が「本人にも今まで言ってなかったんですけど・・・、僕は寛太くんとの共演がすごく嬉しい」と話し始める。その理由について「何かの映像予告を見たんだと思うんですが、SNSで『寛太くんかと思ったら隆太さんが出るのか』と言っている方がいて。『ややこしいことになってるな』とトラウマになってしまって」と暴露。「でも今回は一緒に出ていますから、僕を寛太くんと勘違いしていてもちゃんと出てる。 だから今後はできるだけ共演していきたい。基本的にはニコイチです!」と宣言し、会場を沸かす場面も。佐藤寛太も「ありがとうございます!」と感激しきり。自分も佐藤隆太との共演を夢見ていたと言い、「その頃小学6年生だったんですが、佐藤隆太さんが二子玉川で熱血教師やっているのをテレビで観てました!」と、佐藤隆太に羨望の眼差しを送っていた。
劇中では、さまざまなキャラ弁が登場するが、これにちなんで大きな「映画完成弁当」が壇上に登場。さらに「リアルゲッツ弁当」が現れ、その中にはダンディ坂野が。続いて「篠原涼子弁当」から登! 篠原に扮していたのは、そっくりメイクで知られるざわちん。その激似ぶりに会場がどよめき、本人の篠原も「似てる!!」と驚きの表情を見せる。
芳根も「2人の涼子さんと目が合いました!」と大はしゃぎ。篠原が「どうやったんですか?」と尋ねると、ざわちんは「目が特徴なので、自然な平行線を描くよう意識した薄めの眉毛と、ネコ目なので目頭から目じりにかけてアイラインを引きました」と説明。
佐藤寛太も「正面から見ると本当にすごい!」と、驚きを隠せず、村上は「マネすれば誰でも篠原さんになれるってことですよね!次は私がそこに入ります」と言って会場の笑いを誘っていた。
≪STORY≫
舞台は東京都の島、八丈島。自然と人情が豊かなこの島で、シングルマザーの持丸かおりは、次女の双葉と暮らしている。「大人になったらお母さんと一緒にレストランをやる」と言っていた可愛い娘はどこへ行ったのか、今では反抗期に突入し、生意気な態度で何を聞いても返事すらしない。かおりは娘の嫌がる“キャラ弁”を作り続けて逆襲するのだが、やがてそのお弁当は、会話のない娘への大切なメッセージへと変わっていく。果たして、かおりが想いのすべてをこめた、娘の高校生活3年間のフィナーレを飾る〈卒業弁当〉とは──?
出演:篠原涼子 芳根京子 松井玲奈 佐藤寛太/佐藤隆太
原作:「今日も嫌がらせ弁当」(三才ブックス刊) 監督・脚本:塚本連平
主題歌:フレンズ「楽しもう」(Pimalayas.Records)
製作:2019「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会
制作プロダクション:日活 ジャンゴフィルム
配給:ショウゲート
Ⓒ2019「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会
公式HP:http://iyaben-movie.com
6月28日(金)全国感動のロードショー!