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阿久津仁愛、時代劇に初挑戦!「ワクワク・ドキドキでしたが得るものがいっぱいありました!」「いろんなものが合体して化学反応が起きている作品」 映画『邪魚隊/ジャッコタイ』インタビュー!

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映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【東映ムビ×ステ】が<ミュージカル時代劇>というまったく新しいコンセプトで始動した、映画『邪魚隊/ジャッコタイ』がいよいよ5月31日より公開される。

本作は、どこか抜けてる個性豊かな死刑囚4人が死罪免除を条件に、将軍おかかえの使い捨ての特殊部隊【邪魚隊】として働かされているところへ、彼らと正反対の堅物な田舎武士が巻き込まれ、将軍の命で「人喰い鬼」退治に挑む様を描く、歌あり、笑いあり、涙ありの<ミュージカル時代劇>。時代劇を舞台に個性豊かな凸凹チームと音楽が織りなす、魅惑の化学反応に期待大!

鱗蔵(佐藤流司)率いる【邪魚隊】と関わっていく田舎武士・水野平馬を演じるのは、いま話題の舞台やドラマなどに出演し、注目を集めている阿久津仁愛。今作で時代劇に初挑戦した彼に、作品の魅力と俳優としての意気込みを語ってもらった。

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― <ムビ×ステ>という企画に参加することが決まったときの気持ちと、台本を読んだときの感想をお聞かせください。

舞台と映画が組み合わせる企画が、凄く面白そうだなと思ってワクワクしました。台本読んで自分の役が物語の中でとても重要なポジションにいるということと、時代劇で武士という役柄は初めてだったのでドキドキしました。あと、京都の撮影も楽しみでした。

― 京都・太秦の映画村はいかがでしたか?

最初にセットを見たときに凄く感動しました。本当に自分がその時代に入り込んでいるかのような世界観が広がっていて、めちゃくちゃ楽しかったです。でも、難しい部分もたくさんありました。田舎者という設定なので、強い武士という感じではないのですが、本格的な袴や刀を身に付けるのは初めてだったので、ちゃんと様になっているか、モニターを見ながら自分なりに研究しました。

― とてもしっくり合っていてお似合いです。

髪を全部上げるスタイルも初めてだったので、ビジュアル的にも新鮮でした。皆さんにも新しい僕を見ていただけるのではないかと思います。

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― 水野平馬は、物語のキーとなる存在です。役をどのように捉えて演じられましたか?

平馬は決して器用ではないけれど、素直で純粋な男。邪魚隊のメンバーと比べて一番人間味がある役だと感じました。ほかの皆さんは個性が強く、キャラクターがしっかり立っていてノリや勢いで物事を解決しようとするタイプですが、その中で1人自分の世界を持っていて内に秘めた強い思いがあるので、平馬の気持ちに寄り添って表現できたらいいなと思いました。

― 今回は初めて経験することが多かったと思いますが、演じていて特に難しかったこと、苦労したことはありますか?

夏の京都が暑すぎて・・・(笑)、風もなくて直射日光ガンガンでした。日焼け止めをたくさん塗っていたんですが、それでも赤くなってきて。自分の汗が目に沁みるんです。刀もずっと差していると体に当たって痛くなってくるし、靴も靴づれして。精神的というより身体的にハードでしたね。土煙もあるし、地面に伏せるシーンでは土を吸い込みながらやっていました。本当に暑さとの戦いでした。

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― そして、邪魚隊には個性豊かなメンバー揃っていますが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

皆さんも暑いなかの撮影で大変だったんですが、それでもみんなで一緒にお話ししながらお昼ご飯を食べたりして、和やかな現場でした。皆さんがしっかりオンオフの切り替えをされていて、その日の撮影をできる限り巻いて終わらせてするために頑張っていました(笑)。皆さん集中力が凄かったです。僕より年上の先輩方が多かったのですが、皆さんが優しく接してくださったので、皆さんの会話を聞いているだけでも楽しかったです。

― 現場でも邪魚隊と平馬の関係性がそのままのような感じだったんですね。

そうですね。みんながワチャワチャしているのを平馬が横から見ている感じでしたね。

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― 特にムードメーカーみたいな方はいらっしゃったのですか?

廣瀬さんは、シュールな笑いを振りまいていました。ビジュアル的にも可愛らしかったので、僕の中でツボでした(笑)。面白いと思うところがけっこう僕と似ていたのでちょっと嬉しかったです。

― 完成作品をご覧になって、または演じているときで特に印象に残っているシーン、好きなシーンがあったら教えてください。

平馬が邪魚隊のメンバーと関わっていくところは、撮影しているときも楽しかったですし、その雰囲気がそのまま映像に出ているなと完成作品を観ても感じました。

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― とはいえ・・・、最後のシーンは気になりますね。それが舞台に繋がっていく?

僕も演じながら、この先どうなっていくんだろうと思いました(笑)。今は何もわからない状態です。いろんな可能性があると思うので、そちらも楽しみです。

― 舞台も楽しみですが、阿久津さんから見た映画版の魅力は?

ワンカットで長回しで撮っているシーンがいくつかありますが、迫力もあって見どころの1つかと。そしてミュージカル時代劇と銘打っているので、歌がとても魅力的に物語を盛り上げています。シュールな部分もあれば、ラップや思いを届けるような曲もあって、どれも新鮮で楽しく観ていただけると思います。

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― 阿久津さんがこの作品に出演されて良かったと思うことは?

僕は他の方の芝居を見て影響されて頑張るところがあるので、今回、キャストの皆さんとご一緒させていただき、たくさんのことを得るができました。

― 舞台、ドラマ、そして映画と俳優としての幅を広げている阿久津さんですが、阿久津さんが感じる演じることの楽しさとは?

やはり、自分にはないものを持った人物になれることが楽しいです。普通の人生では見られないような景色を、疑似的ではありますが体験できるのは凄く幸せだと思っています。難しかったり大変な部分もたくさんありますが、そういうときは「いま凄いことをしているんだ!」と考えて楽しくやっています。

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― 今回、時代劇に初挑戦されましたが、今後やってみたい役はありますか?

これまで内に秘めてる真面目な役とかが多いので、コメディ作品にも挑戦してみたいです。コメディをやれるようになったらもっと表現力も広がると思いますし。でも、今は目の前にある役を一生懸命やっていくことが、自分のステップアップに繋がると信じて頑張っています。

― それでは最後に、これから映画をご覧になる皆さまにメッセージをお願いします。

時代劇ですがファンタジー要素もあって、いろんなものが合体して化学反応が起きてるような作品です。撮影はとても大変でしたが、キャストの皆さんの個性がめちゃくちゃ出ていますし、歌もお芝居も殺陣もアクションも全部楽しんで観ていただけたら嬉しいです。

【阿久津仁愛(Nichika Akutsu)】
2000年12月23日生まれ。
主な出演作はミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン、『HUNTER×HUNTER』 THE STAGEシリーズ、「ナースが婚活」(24/TX)、「BLドラマの主演になりました クランクイン編」(24/EX)など。

jakkomv_KV【FIX】

<映画ストーリー>
天下泰平の江戸時代。人々の平和な暮らしの裏側に、限られた者しか存在を知らない特殊部隊があった。その名も【邪魚隊】。鱗蔵(佐藤流司)、スルメ(橋本祥平)、鮒右衛門(小柳 心)、比売知(廣瀬智紀)からなる邪魚隊は全員が死刑囚。死刑免除の引き換えに、死と隣り合わせの危険な闇仕事を任される隠密部隊だ。
今回、邪魚隊に下された任務は、謎の集団・お太鼓教への潜入捜査。昨今、江戸の町では人が突然消える事件が続出。それらは人喰い鬼の仕業と恐れられ、一方でお太鼓教の教祖・安食満親(石井一彰)は鬼から人を守る救いの神として崇められていた。しかし、将軍・徳川吉宗(永井大)ら幕府はお太鼓教と鬼の関係に疑問を抱き、鱗蔵らのスリのスキルを駆使して教団からある物を盗み出すミッションを命じる。御典医・蓼丸玄庵(輝馬)によると、その「ある物」が、鬼退治に役立つという。
一方、そんな邪魚隊の前に一人の青年が現れる。彼の名は、水野平馬(阿久津仁愛)。生き別れの姉を探す旅を続けていた平馬だが、お太鼓教の歌姫・音御前(高田夏帆)こそが姉であると確信。真実を知るために、鱗蔵たちとともにお太鼓教に忍び込む。
だが、姉を救いたい平馬の行動が生んだアクシデントにより、鱗蔵たちは安食の側近・多々良(玉城裕規)に捕えられてしまう。さらに、目の前に現れた安食によって、鱗蔵の封印していた過去が甦る。
はたして邪魚隊はお太鼓教の陰謀から江戸の町を救えるのか。人喰い鬼とならず者たちの妖美にして痛快な戦いが今始まる。

【映画 2024年5月31日(金)公開】
出演 :
佐藤流司
阿久津仁愛 橋本祥平 小柳 心 廣瀬智紀
高田夏帆 姜 暢雄 輝馬 横山 涼 吉岡睦雄
玉城裕規 石井一彰 / 永井 大

脚本 :小西麻友 監督 :兼﨑涼介
音楽:和田俊輔 作詞:藤林聖子

【舞台 2024年8月、9月上演】
出演 :
佐藤流司
阿久津仁愛 橋本祥平 小柳 心 廣瀬智紀
輝馬 玉城裕規 ほか

脚本 :小西麻友
演出:毛利亘宏(少年社中)
音楽:和田俊輔 作詞:藤林聖子

公式HP: toei-movie-st.com/jakkotai/
公式X(旧Twitter): @toei_movie_st
公式Instagram : @toei_movie_st
著作権表記: ©2024 toei-movie-st ※映画舞台共通

映画『邪魚隊/ジャッコタイ』
5月31日(金)公開
舞台『邪魚隊/ジャッコタイ』
8、9月上演

撮影:ナカムラヨシノーブ

ヘアメイク:大西智雄
スタイリスト:東正晃

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