【第47回 ⽇本アカデミー賞】
〈最優秀作品賞〉
『ゴジラ-1.0』
第47回日本アカデミー賞の授賞式が3月8日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールにて行われ、『ゴジラ-1.0』が最優秀作品賞を受賞。『ゴジラ-1.0』は、作品賞のほか、美術賞、撮影賞、照明賞、録音賞、編集賞、脚本賞、助演女優賞を含む、最優秀賞最多8冠に輝いた。
本作は、『ゴジラ』第1作より前の1945年~47年を舞台に、第二次世界大戦で傷ついた民間人たちが力を振り絞って、超難敵・ゴジラとの戦いに挑む様を人物描写とVFX技術を駆使して描き出したエンターテインメント大作。国産実写ゴジラ映画として通算30作目、ゴジラ生誕70周年記念作品となる。
◆受賞コメント
山崎貴監督はトロフィーを握りしめながら、「ゴジラの牙が少し戻ってきてよかったです(笑)」と笑いを誘いつつ、「スタッフ、キャスト全員お祝いできる賞なので、めちゃめちゃうれしいです」と、満面の笑みを浮かべる。そして、「『ゴジラ』を作るのが夢の1つでした。ゴジラという大スターに失礼にならないように気をつけて撮りましたが、ゴジラは想像を遥かに超えた大スターでした。ゴジラのおかげでいろんな扉がいま開いていて、いろんな結果が出ています。すばらしいスタッフやキャストとゴジラをやれて本当に幸せだったなと思います」と喜びを噛み締めていた。
神木隆之介は「監督をはじめ、皆さんが一丸となってゴジラに立ち向かいました。僕もゴジラや皆さんに引っ張ってもらったので、感謝と“おめでとうございます”の気持ちです」と喜びの声を届ける。
浜辺美波は「こんなことなら毎日撮影の見学に行けばよかった・・・と悔しく思っています(笑)。このブロンズを切り刻んで、皆さんにお渡ししたいです」と歓喜。
同作で助演女優賞を受賞した、安藤サクラは「やっぱりゴジラは強いですね! 歴史あるゴジラ作品に近所のおばちゃんとして関われて嬉しいです」とニッコリ。
山田裕貴は「作品賞は、みんなで“おめでとう”と“ありがとう”を言える賞。ゴジラの牙の一部として、ここに立てていることを誇りに思います」と目を輝かせていた。
◆優秀作品賞
『怪物』
『ゴジラ-1.0』
『こんにちは、母さん』
『福田村事件』
『PERFECT DAYS』
★第47回日本アカデミー賞 各部門最優秀賞、ほか受賞一覧★
最優秀作品賞:『ゴジラ-1.0』
最優秀監督賞:ヴェンダース『PERFECT DAYS』
最優秀主演男優賞:役所広司『PERFECT DAYS』
最優秀主演女優賞:安藤サクラ『怪物』
最優秀助演男優賞:磯村勇斗『月』
最優秀助演女優賞:安藤サクラ『ゴジラ-1.0』
最優秀脚本賞:山崎貴『ゴジラ-1.0』
最優秀撮影賞:柴崎幸三『ゴジラ-1.0』
最優秀照明賞:上田なりゆき『ゴジラ-1.0』
最優秀美術賞:上條安里『ゴジラ-1.0』
最優秀録音賞:竹内久史『ゴジラ-1.0』
最優秀編集賞:宮島竜治『ゴジラ-1.0』
最優秀音楽賞:上原ひろみ『BLUE GIANT』
最優秀アニメーション作品賞:『君たちはどう生きるか』
最優秀外国作品賞:『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
話題賞/作品部門:『キリエのうた』
話題賞/俳優部門:山田裕貴(『キングダム運命の炎』、『ゴジラ-1.0』、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』、『BLUE GIANT』)
新人俳優賞:
アイナ・ジ・エンド『キリエのうた』
桜田ひより『交換ウソ日記』
原菜乃華『ミステリと言う勿れ』
福原遥『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
市川染五郎『レジェンド&バタフライ』
黒川想矢『怪物』
高橋文哉『交換ウソ日記』
柊木陽太『怪物』
会長功労賞: 井川徳道(美術)、上田正治(撮影監督)、小林旭(俳優)、酒井賢(美術)、東陽一(監督)、矢部一男(照明)
会長特別賞: 坂本龍一(音楽)、阿部秀司(プロデューサー)
協会特別賞:大村弘二(美粧・床山)、空閑由美子(キャスティング)、百束昭幸(ステインベック編集機の販売・保守・点検・修理)、村瀬継蔵(特殊美術造型)
第47回特別賞:シネバザール、東京現像所
★「第47回 日本アカデミー賞 授賞式」実施概要
実施日:2024年3月8日(金)
会場:グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール
司会:羽鳥慎一、岸井ゆきの(「ケイコ 目を澄まして」で第46回最優秀主演女優賞受賞)
副賞協力:TASAKI
※高級宝飾ブランドTASAKIが、第47回の授賞式に副賞協力として参加。受賞者の栄誉を称え、最優秀ブロンズと共に受賞者に贈られる。
©日本アカデミー賞協会