映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』のジャパンプレミアが、7月26日、東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにて行われ、主演の山﨑賢人をはじめ、共演の神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介と、三池崇史監督が登壇した。
本作は、シリーズ累計発行部数1億部を超える荒木飛呂彦の大人気コミックを三池崇史監督が実写映画化。＜スタンド＞と呼ばれる特殊能力を持つ高校生・東方仗助が、家族と町を守るために闘う様を描く。主人公の東方仗助役を山﨑賢人、広瀬康一役を神木隆之介、山岸由花子役を小松菜奈、虹村形兆役を岡田将生、虹村億泰役を新田真剣佑、片桐安十郎役を山田孝之、空条承太郎役を伊勢谷友介という豪華キャストが勢揃いした。
壁には天井まで届くほど大きなキャラクターの画が並び、ステージ上には“JOJO”という文字が飾られた球体がセットされ、開始前から会場は奇妙な雰囲気に包み込まれる。すると、幾つもの光に彩られながら球体が真っ二つに割れ、キャストたちが次々と登場！ 会場に大歓声が響き渡った。
日本で初めて上映されたこの日、山﨑は「やっと日本のみなさんに観ていただけて本当に嬉しいです。ワクワクしています」と笑顔を見せ、「試写で初めてスタンドを観ることができてワクワクしました。ジョジョでしか観ることができない映像を楽しんでください」とアピール。三池監督も「映像は賑やかになっていますが、家族のストーリーでもあります。エンターテイメントとドラマを楽しんでください」と自信を持って挨拶した。
見どころ満載の本作だが、CGを駆使した演出も見逃せない。凶悪犯・アンジェロを演じた山田は「アンジェロはご存知の通り、“アンジェロ岩”になりますが、監督から『今回はCGを使わないで、実写で岩になってもらう 』と言われたんです」と話し始め、「そのとき小石を渡されて･･･、そういうことかと思って小さな石を食べたんです。その日から少しずつ石を大きくしていって食べ続けて、最後は石と同化することができました」とエピソード！？を真顔で披露。そんな山田を横目で見ながら「相手にしないほうがいいですよ（笑）」と、監督が鼻で笑って諭す場面も。
虹村形兆・億泰の兄弟を演じた岡田と新田はこの日も兄弟愛を見せつける。岡田がマイクを握ると隣でジッと見つめる新田。「アニキにはキャストの中で唯一タメ口で喋らせてもらってます」と嬉しそう。岡田は「僕、けっこう歳上なのにね」と苦笑い。さらに「億泰としても真剣佑としても、岡田将生を愛しました」と続ける新田に対し、岡田は「（撮影現場でも）『アニキ！ アニキ！』って言ってるから（演技に）集中できなくて･･･(笑)。でも、いるだけで兄弟の関係性になれたことは、芝居にも生きていると思います」と振り返り、本作の撮影でより距離が縮った様子をうかがわせた。
スペイン・シッチェスでのロケ撮影に話が及ぶと、滞在時間が短かったという小松は「海も近くてウロウロしてました。ビーチバレーをしたかったです」とコメント。一方、長期滞在となった神木は「もう観光しまくりました！ みんなが入れ替わりで日本から来るので、そのたびにバルセロナまで連れていってあげたりして」と嬉しそうに語り、「左に海、右に山という感じて景色がすごくきれいでした。シッチェスという街感が杜王町にぴったりだなと思っていました」と充実した日々を振り返る。
山﨑も「孝之さんや伊勢谷さんたちにごはんに連れて行ってもらって、海の見えるテラス席で肉を500グラム食べたり･･･」と、オフの思い出を語ると、伊勢谷が「あそこはほぼ熱海。熱海のヨーロッパ版みたいだったよね。山﨑くんも楽しそうだったよね。凄くハイテンションで、一緒にお酒を飲みに行ったとき、テラスで踊ってたもんね（笑）」と暴露され、タジタジに。
また、原作者の荒木飛呂彦氏からビデオメッセージが到着し上映。「完成度が高く、みなさんの想像を超えてきている。登場人物や主人公のキャラクターづくりが映画的サスペンスによって場面を支配し、山崎賢人さんの仗助としての存在感が作品を引っ張ってくれました。CGも音楽もカッコいい」と太鼓判。
山崎は「荒木先生は本当に素敵な方なんです。僕は『ジョジョ』が大好きなので、死ぬ気でやりました。生みの親の荒木先生にこういう言葉をいただいて、本当に嬉しい。なにより荒木先生が喜んでくれているのが、めちゃめちゃ嬉しいです」と大感激だった。
さらに、監督が「シッチェスは観光には良いところですが、お風呂場が滑りやすいので気をつけたほうがいい」と話し始めると、いきなり岡田が慌て出す。「滑って風呂に頭をぶつけて、1時間ほど気を失って。起きたら湯船が真っ赤だったという･･･。みなさんも気をつけてくださいね(笑)」と告白。そんな惨事があったとは･･･と驚く観客たち。岡田は「この話、ダメでしょう！」と、一人大汗をかいていた。
最後に山﨑は「この映画は僕にとって、いろいろなものが大きく変わった作品。すごく愛があります。ジョジョの世界観は予測不可能です」と熱いメッセージを送った。
映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』
＜STORY＞
平和な町を震撼させる連続変死事件――。１人の高校生が悪に立ち 向かう！
＜スタンド＞と呼ばれる特殊能力を持つ高校生、仗助。彼の住む杜 王町では、最近、変死事件が続発していた。仗助は偶然、同じくスタンド使い であり、一連の事件に関わる凶悪犯アンジェロの犯行を邪魔してしまったこ とから、次の標的にされてしまう。家族と町を守るため、アンジェロと戦う ことを決意した仗助。
彼のスタンドは、触れるだけで他人のケガや壊れたものをなおすこ とができる「クレイジー・ダイヤモンド」。
そんな最も優しい力を持つ仗助は、彼に危険を知らせに来た承太郎 と共に、最凶の力を使うアンジェロに立ち向かう。果たして、仗助と町の運 命は―？
■原作：荒木飛呂彦（集英社ジャンプ コミックス刊）
■監督：三池崇史
■出演：山﨑賢人、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑 、観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介
■配給：東宝/ワーナー・ブラザース映画
■コピーライト：(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
■公式サイト：https://warnerbros.co.jp/movie/jojo/
■公式twitter：jojomovie_jp
8月4日（金）全国ロードショー！
