映画『怪物の木こり』の公開直前大ヒット祈願イベントが、11月22日、東京・赤城神社にて行われ、主演の亀梨和也と共演の菜々緒、監督の三池崇史が登壇した。
2019年第17回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した倉井眉介の小説「怪物の木こり」を実写映画化。本作は、凶器の斧で脳を奪い去るという連続猟奇殺人事件の発生から、サイコパスの弁護士・二宮彰と、殺人鬼、犯人を追う警察の追う者と追われる者絡み合う超刺激サスペンス。
監督を鬼才・三池崇史が務め、目的のためには手段を選ばず殺人すらいとわない狂気のサイコパス、弁護士・二宮彰を亀梨和也が演じ、さらに、捜査本部で孤立しながらも連続殺人事件を追う警視庁のプロファイラー・戸城嵐子を菜々緒、二宮の婚約者・荷見映美を吉岡里帆、二宮の協力者のサイコパス外科医・杉谷九朗を染谷将太のほか、過去の殺人事件の容疑者・剣持武士に中村獅童、正義感が強すぎる刑事・乾登人に渋川清彦ら豪華キャスト陣が集結した。
12月1日に公開を控え、亀梨は「プロモーションを重ねていくなかで、(試写などで)映画をご覧になった方々から、いい言葉をたくさんいただいて自信につながっています。改めて、この映画の持つメッセージ、力強さを感じているので、早くたくさんの方々に届けばいいなと思っています」と意気揚々と語り、菜々緒も「面白そう!と声をかけていただいています。きっと満足していただけると思います」と自信満々。
三池監督は「自分たちやキャスト・スタッフが真剣になって作った作品。一人でも多くの方に届けばいいなと心から願っております」と公開を楽しみにしている様子。
あらためて、菜々緒の魅力について聞かれた亀梨は「あらためて・・と言うより、さらに魅力に磨きがかかってます。付き合いは長いので、関係値は変わりませんが、どの瞬間であってもお互いにリスペクトしながら、心地よい時間を過ごさせてもらっています」と、ほほ笑む。
一方の菜々緒は、亀梨について「次々と活躍の場を広げられていて、体大丈夫?と心配もしてしまいますが、色々な経験をされてパワーアップされている感じ。私もいい影響をいただいています。切磋琢磨しながら私も頑張りたいです」と、亀梨の活躍を称える。
亀梨と今回はじめてタッグを組んだ三池監督だが、「亀梨さんとは会うのも初めてでした。私、普段はスーパースターと縁が遠いので・・・。自分も頑張ってきたなと思いました(笑)」と笑いながら、「アイドルとして25年過ごしてきたからか、多面性がある。二宮という主人公を誰よりも理解していたんじゃないかな。素晴らしかった!」と絶賛。菜々緒については「いつも凄いコスチュームをしていただいて“映画作って良かったな”と思いますが(笑)、今回は刑事役でスーツ。立ち姿が美しいですね。あるがままの姿でそこに立っている姿を見て、『この人は本物なんだな』と感じました」と話し、菜々緒も大照れに。
イベントの前には、本殿内で映画大ヒットのご祈祷が行われ、清々しい面持ちで登場した3人。劇中のキャラクター“怪物の木こり”も参加し、亀梨は「なかなかないシチュエーションでした。“怪物の木こり殿”と呼ばれてましたからね(笑)」と明かし、菜々緒は「滞りなく終えることができて一安心しました」とニッコリ。三池が「キャンペーンを長くやってきて、乾燥しているのかパサパサになっちゃった」と怪物の木こりを心配すると、亀梨は「オイル塗ってあげて! 野球のグローブ用オイルがいいですよ」と薦めていた。
そして、3人は絵馬型のフリップに書いた願いを披露。監督は「世界が平和になりますように!!」と、菜々緒は「映画『怪物の木こり』怪物級大ヒット祈願」と書いた。亀梨は「映画『怪物の木こり』大ヒット祈願 沢山の方と結ばれます様に!!」と願いを込めた。
さらに、翌日が「新嘗祭」(その年の収穫に感謝して、新米を神様にお供えし、来年の豊穣を願う行事)と「勤労感謝の日」にちなみ、餅つきを実施。杵を斧に持ち替えてポーズを取ったあとは、怪物の木こりがフォローに入り再度杵を手に、3人で力強く餅つきを。
母方の祖父母が農家だったそうで、幼い頃から餅つきの経験があるという亀梨は「久しぶりで楽しかった。つきたて(を食べるのが)楽しみです」と無邪気な笑顔を見せる。「初めて餅つきをしました!」と嬉しそうに話す菜々緒は、「楽しくできました」と笑顔を弾けさせていた。
本作で収穫したことがあるか?と尋ねられると、亀梨は、「三池監督と出会わせていただいたことが、この作品における一番の収穫です」ときっぱり。「染谷くんや菜々緒さんなど、これまでも三池監督の作品に出られている方たちとご一緒させていただきましたが、僕も今後呼んでいただけるように、いつでも露出できるようにしっかりとケアをして“映画作って良かったな”と思ってもらえるような俳優になっていきたいです(笑)」と、菜々緒の衣装の話に乗っかってコメントし、笑いを誘っていた。
『怪物の木こり』
<STORY>
狂ってる方が生き残る!?
サイコパスVS連続猟奇殺人犯—殺るのは俺か、犯人か。
驚愕の結末まで、この狂気は止まらない!!
絵本『怪物の木こり』の怪物の仮面を被り、斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件。次のターゲットに選ばれたのは、弁護士・二宮彰。しかし彼は、犯人をも凌駕するほどの冷血非情なサイコパスだった!
警視庁の天才プロファイラー戸城、二宮の婚約者の映美、二宮の協力者であるサイコパス外科医・杉谷、過去の殺人事件の容疑者・剣持ほか、様々な人物の思惑が複雑に絡み合い、捜査は混迷を極めていく。犯人はなぜ脳を奪うのか。そして、なぜ二宮が狙われるのか。事件の謎を解き、犯人の正体を暴かなければ殺される……。極限状況に追い込まれた二宮の逆襲が始まる。狩るか狩られるか―狂ってる方が、生き残る!?
亀梨和也
菜々緒 吉岡里帆
柚希礼音 みのすけ 堀部圭亮 渋川清彦
染谷将太 中村獅童
原作:倉井眉介「怪物の木こり」(宝島社文庫)
監督:三池崇史 脚本:小岩井宏悦 音楽:遠藤浩二
主題歌:SEKAI NO OWARI「深海魚」(ユニバーサル ミュージック)
製作・配給:ワーナー・ブラザース映画
撮影期間:2022年4月
クレジット:©2023「怪物の木こり」製作委員会
公式サイト:kaibutsunokikori.jp
公式X:@kaibutsukikori #怪物の木こり
12月1日(金)劇場公開